なあむ

やどかり和尚の考えたこと

私にもそんなことが

2010年06月24日 08時31分21秒 | ふと、考えた

私はサッカーが好きです。
テレビを観るのに他のものはどうでもいいですが、サッカーは譲れません。
子供3人が家にいた時も、サッカーの時間は、有無を言わさず、誰の言うことも聞かず、テレビを独占していました。
実は少しサッカーをしていた時があるのです。
中学時代は、学校にサッカー部がなかったので、体育の時間や休み時間にやる程度でしたが、それでも、そのおもしろさに夢中になっていました。
高校に入り、入部したのは山岳部でした。
体育の先生は元サッカーの国体選手で、当然授業でサッカーをしました。
すると、私の華麗なボールさばき(?)と安定した下半身が先生の目にとまり、授業終了後、「サッカー部に来い」とスカウトされました。
山登りのおもしろさに目覚めていた頃なので迷っていると、何と先生は、中学の担任の先生を連れて家にまでやって来たのです。中学担任の先生は、高校の先生の大学の先輩にあたり、共に国体に出場した仲だったのです。
両親は、山岳部に入ったことに心配していたこともあり、みんなが「そうだ、そうだ」ということになり、何となくいい気分になって転部することにしました。
サッカー部に行きました。
山岳部とは雰囲気がまるで違います。
勝ち負けの勝負の世界にある雰囲気というのでしょうか、人間同士のぶつかり合い、物言いの荒々しさ、違和感を感じました。
悩んだ結果、たった5日で元の山岳部に戻ってしましました。
私には、勝ち負けや競争の世界は居心地が悪いと悟りました。山岳部の仲良く助け合って苦労と喜びを共にする世界が合っていると気づいたのです。
でも、サッカーの先生にスカウトされたことは、私のちょっとした自慢です。