なあむ

やどかり和尚の考えたこと

鳥居の効果は

2010年06月03日 18時29分30秒 | ふと、考えた

最上町と河北町との行き来の時は山刀伐峠を通ります。

春の新緑、秋の紅葉と、季節の移り変わりを感じながら峠越えをしています。

冬は豪雪地帯であり、難儀することもありますが、一番近いルートなので、毎日のように通っています。

道のあちこちには、旧道の名残りがカーブのふくらみとなって残っています。少し休憩するときなどは重宝するスポットとなのですが、また、問題の場所ともなっているのです。

何と、心無い人々のゴミ捨て場になっているのです。

この峠はご存知のとおり、芭蕉翁が奥の細道紀行で通った道でもあり、史跡としてハイキングする人やドライブする人も多いのですが、ゴミには心が汚されたような気になってしまいます。

地元の人々が立て札を立てて注意を喚起しても、これまでなかなか効果がありませんでした。

ところが今年、新芽のころに、そのスポットに、赤い鳥居が立てられたのです。

例の、立小便防止に壁に書く鳥居と同じ発想なのでしょう。

これも、「罰が当たる」と感じる宗教心が頼りなので、平気でゴミを捨てる人に宗教心を期待できるのかどうか、果たして効果は如何に、というところでしょうか。

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