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戦略と計画の違いは・・

2010-11-22 08:00:00 | 組織マネジメント改革の実践
戦略と計画との違いは・・質問を受けました。

人によっても、会社によっても、その用い方は様々ですが、
どちらもとても重要な働きがあります。

従って、それらを議論したり検討したりするときは、
その意味するところをよく整理しておかないと、混乱します。

戦略の要諦は選択と集中にあります。
「何を捨てて、何をとるか」を意志決定することです。
戦略を練るためには、よくよく競争を考えておかねばなりません。

計画は構想づくり、段取りづくり、日程づくりです。
目標達成に必要な事柄を組み立て、戦略実行の具体的なイメージを描きます。
達成に向けての障害の予測と事前の予防策も練っておきます。

企業経営の働きをピラミッドに例えて上から5つに分けますと、
一番上がビジョン、2番目が戦略、3番目が計画となり、続いて管理、実践となります。

これら5つの働きは野球の打順と同じで、
それぞれの内容の良し悪しよりも、その「つながり」がとても大切です。

またゴルフに例えてみますと、コースをどのように攻めようかと考えを廻らすのが戦略で、
アイアンでどのように刻むかなどと決めるのが計画です。

要は、戦略は「What」「Why」を、計画は「How」をその主なテーマとします。

議論や検討をするときは、
その両者の特徴を生かして、ハッキリと使い分けることが大切です。

加えて、使い分けると同時に、戦略と計画に一体感を持たせることが大切です。
そうしませんと、どちらもいわゆる“絵に描いた餅”になってしまいます。

これでは何のための議論なのか、検討なのか分かりませんね・・質問に答えました。



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