メールでものような質問を頂きました。
「Subject: CB400F スペア―パーツに関する件
お名前(ハンドルネーム、匿名不可):XXXXXX
メールアドレス:XXXXXXXXXX@XXXXXXXXXXX
車種:CB400F
内容:初めまして、私’76年式398ccを38年間(走行距離、現在約5万㎞) 乗り続けております55才のXXXXと申します。
日々ブログの更新を心待ちに、楽しみに拝読させてもらっております。
ポイントを突いたノウハウまた失敗例など論理的で且つ具体的な掲載、大変参考になり
新たな発見や知識で、今までの無頓着さを反省したり、即実践したりと
気持ち良く維持させる為に大変役立ち、感謝しております。
現在愛車は 若干、出足にモタつきがある程度で(ジェット、ニードルの腐食)そこそこ調子よく走っておりますが、
今後も、少なくとも20年間維持したく(本人が死ぬまで??)、そこで今までの経験、トラブル事例より
ストックすべきスペア―パーツの優先~10位くらいまでをアドバイスいただければ幸いです。
本来なら、手に入るパーツ1台分程度はストックしたい所ですが経済的にそうもいかず…
お忙しい所、何卒よろしくお願い致します。」
実際、部品購入に来店したお客様からも良く聞かれること
また、ここに来てOFFシーズンのメンテナンス用と思われる内容の注文も増えています。
この質問はCB400Fに限らずCBXなど他の車両も同様です。
自分が普段提言しているのが
「自分が後どれくらい乗るのかを想定した、スペアパーツの保有」
また、いざというときに必要なパーツがメーカー欠品で手が付けられない(作業中断)の予防
ホンダでもB/O(バックオーダー)になるとしばらく入荷しない部品が時折あります。また旧車専門部品通販ショップでも在庫切れになると長いですね
消耗品で破損時急を要するものは持っておきたいですね。
例えば
●消耗品
○エアクリーナーエレメント
CB400FやCBX400Fは純正品が出ますがいつまで出るかは予測できません
社外品もありますが性能は純正品にはかないません
3000~5000km交換として自分が年間どれくらい乗るかで判断つきますね
○ケーブル類
スロットルケーブル、クラッチケーブルなど切れたときにストックがあると安心
ハンドルを交換したときなどに交換したケーブル類はストックしておくことをお勧めします。
(現ワイヤーよりも長いものならOK)
○インシュレーターマニホールド
これはゴム製で熱にさらされて硬化してクラックなどあれば要交換したい部品
CBXに関しては400用しか出ません、(550、CBRに流用する場合は無理をさせますから定期チェックは必要)
CBX、CB400Fともにリプロ品が出ているようなので
万一の際は何とかなりそうですが
CB400Fに関しては純正が一番ですね
(CBXリプロ品は使ったことがないのでわかりかねます)
○キャブレターのジェット類
特にジェットニードル
CBX、CB350Fはすでに廃盤、CB400Fはとりあえずまだ出ていますが
いつ終わってもおかしくない部品
当店のキャブレターO/Hセットはベストセラー商品で数出るのですが
ほとんどの方がジェットニードルの付属しないセットを購入するパターンが多い
(スロットル開け始めのもたつきは無いのかしら?)
燃費も向上するし、交換して違いが体感できる部品ですね。
もちろん、メインジェットやスロージェットと違いジェットニードル(針)とニードルジェット(筒)が常にこすれますから、距離を乗れば磨耗します。
これまで交換したことが無い車両、交換したが距離を乗る車両はストックしておいても良い部品と考えます。
(この辺も純正部品が安心ですね)
○点火系部品
ポイントも最近NDの方が廃盤になりました。
コンデンサーを含め純正品が安心
(社外コンタクトブレーカーASSYには酷い目に逢わされた経験あり、
某トランジスタ点火システムも安定していないので店主は信用していない)
差し当たりTEC製がまだ出ますが
この辺も持っていても良いかなと考えます。
○ゴムパーツ
クッションラバーやバンド類、経年劣化(オゾンクラック等)するものですから
持っていても良いでしょうね
例えばスイングアームのシールキャップ、内部にゴムのリップがついていて
破損したり、磨耗すれば水分の浸入を許してしまいますね。
ホイールのダストシールもメーカー専用の特殊サイズを使っている場合があります。
保管に関してはオゾン、紫外線を防ぎたいので真空状態で冷暗所が安心ですね
(ダンボールに入れて押入れの中とか)
肝心なのは磨耗する部品、表面処理等で再生が出来ない部品は持っていたほうが良いかなと考えます。
金属部品では磨耗するものではなく見た目の問題であれば
再メッキ、再ペイントで対応が出来ます。
ゴムパーツや樹脂パーツは持っていても悪くないでしょう
優先順位10位までとのことですが
乗るスタイルは人それぞれですので
参考にして、チョイスして頂ければよいと思います。
また、この先エンジンO/Hを考えている場合は
どこまで開けるかにもよりますが
必要パーツは持っていても良いでしょう。
厄介なのはメタル(メインベアリング、コンロッドベアリング)
エンジンを開けないとどのサイズを使うか解らない
各色、必要枚数分購入は負担が大きい
かといって廃盤になってしまったら交換できない
悩ましいところです。
ホンダでは定期的に価格見直しがありますし
消費税もこの先どうなるかわかりません
その辺を踏まえて
一気にそろえるのは難しいと思いますので
余裕が出来たときに少しずつ揃えていけばよいでしょう
「Subject: CB400F スペア―パーツに関する件
お名前(ハンドルネーム、匿名不可):XXXXXX
メールアドレス:XXXXXXXXXX@XXXXXXXXXXX
車種:CB400F
内容:初めまして、私’76年式398ccを38年間(走行距離、現在約5万㎞) 乗り続けております55才のXXXXと申します。
日々ブログの更新を心待ちに、楽しみに拝読させてもらっております。
ポイントを突いたノウハウまた失敗例など論理的で且つ具体的な掲載、大変参考になり
新たな発見や知識で、今までの無頓着さを反省したり、即実践したりと
気持ち良く維持させる為に大変役立ち、感謝しております。
現在愛車は 若干、出足にモタつきがある程度で(ジェット、ニードルの腐食)そこそこ調子よく走っておりますが、
今後も、少なくとも20年間維持したく(本人が死ぬまで??)、そこで今までの経験、トラブル事例より
ストックすべきスペア―パーツの優先~10位くらいまでをアドバイスいただければ幸いです。
本来なら、手に入るパーツ1台分程度はストックしたい所ですが経済的にそうもいかず…
お忙しい所、何卒よろしくお願い致します。」
実際、部品購入に来店したお客様からも良く聞かれること
また、ここに来てOFFシーズンのメンテナンス用と思われる内容の注文も増えています。
この質問はCB400Fに限らずCBXなど他の車両も同様です。
自分が普段提言しているのが
「自分が後どれくらい乗るのかを想定した、スペアパーツの保有」
また、いざというときに必要なパーツがメーカー欠品で手が付けられない(作業中断)の予防
ホンダでもB/O(バックオーダー)になるとしばらく入荷しない部品が時折あります。また旧車専門部品通販ショップでも在庫切れになると長いですね
消耗品で破損時急を要するものは持っておきたいですね。
例えば
●消耗品
○エアクリーナーエレメント
CB400FやCBX400Fは純正品が出ますがいつまで出るかは予測できません
社外品もありますが性能は純正品にはかないません
3000~5000km交換として自分が年間どれくらい乗るかで判断つきますね
○ケーブル類
スロットルケーブル、クラッチケーブルなど切れたときにストックがあると安心
ハンドルを交換したときなどに交換したケーブル類はストックしておくことをお勧めします。
(現ワイヤーよりも長いものならOK)
○インシュレーターマニホールド
これはゴム製で熱にさらされて硬化してクラックなどあれば要交換したい部品
CBXに関しては400用しか出ません、(550、CBRに流用する場合は無理をさせますから定期チェックは必要)
CBX、CB400Fともにリプロ品が出ているようなので
万一の際は何とかなりそうですが
CB400Fに関しては純正が一番ですね
(CBXリプロ品は使ったことがないのでわかりかねます)
○キャブレターのジェット類
特にジェットニードル
CBX、CB350Fはすでに廃盤、CB400Fはとりあえずまだ出ていますが
いつ終わってもおかしくない部品
当店のキャブレターO/Hセットはベストセラー商品で数出るのですが
ほとんどの方がジェットニードルの付属しないセットを購入するパターンが多い
(スロットル開け始めのもたつきは無いのかしら?)
燃費も向上するし、交換して違いが体感できる部品ですね。
もちろん、メインジェットやスロージェットと違いジェットニードル(針)とニードルジェット(筒)が常にこすれますから、距離を乗れば磨耗します。
これまで交換したことが無い車両、交換したが距離を乗る車両はストックしておいても良い部品と考えます。
(この辺も純正部品が安心ですね)
○点火系部品
ポイントも最近NDの方が廃盤になりました。
コンデンサーを含め純正品が安心
(社外コンタクトブレーカーASSYには酷い目に逢わされた経験あり、
某トランジスタ点火システムも安定していないので店主は信用していない)
差し当たりTEC製がまだ出ますが
この辺も持っていても良いかなと考えます。
○ゴムパーツ
クッションラバーやバンド類、経年劣化(オゾンクラック等)するものですから
持っていても良いでしょうね
例えばスイングアームのシールキャップ、内部にゴムのリップがついていて
破損したり、磨耗すれば水分の浸入を許してしまいますね。
ホイールのダストシールもメーカー専用の特殊サイズを使っている場合があります。
保管に関してはオゾン、紫外線を防ぎたいので真空状態で冷暗所が安心ですね
(ダンボールに入れて押入れの中とか)
肝心なのは磨耗する部品、表面処理等で再生が出来ない部品は持っていたほうが良いかなと考えます。
金属部品では磨耗するものではなく見た目の問題であれば
再メッキ、再ペイントで対応が出来ます。
ゴムパーツや樹脂パーツは持っていても悪くないでしょう
優先順位10位までとのことですが
乗るスタイルは人それぞれですので
参考にして、チョイスして頂ければよいと思います。
また、この先エンジンO/Hを考えている場合は
どこまで開けるかにもよりますが
必要パーツは持っていても良いでしょう。
厄介なのはメタル(メインベアリング、コンロッドベアリング)
エンジンを開けないとどのサイズを使うか解らない
各色、必要枚数分購入は負担が大きい
かといって廃盤になってしまったら交換できない
悩ましいところです。
ホンダでは定期的に価格見直しがありますし
消費税もこの先どうなるかわかりません
その辺を踏まえて
一気にそろえるのは難しいと思いますので
余裕が出来たときに少しずつ揃えていけばよいでしょう
論理的で的確なチョイス大変参考になりました。
400Fと同じく私の肝臓と脳ミソも性能アップしたスペアーが欲しいのですが…
どうか精進してくださいね。
私も身体の部品は交換できるものなら片っ端から交換したい…(笑)
たしかに長年きちんとメンテナンスをしながら維持していると
だいたい必要なもの、交換サイクルが解りますね
何時、何を交換したかのバックアップもだいじですよね