夏休み学習計画表の提出が続いています。例によって、お返しは提出時の次の回の授業出席時となりますのでご了承ください。
さて、各学年に共通して提案した「算数・ドジ問復習」について、確認しておきましょう。「ドジ問」とは、授業問題・テスト問題などにおいて不正解だった問題を指していますが、「ドジ問復習」は単に、「出来なかった問題をもう1回解こう」という意味とは異なります。
くどい言い方をすれば、出来なかった問題の解法の理解が出来て、しっかりその解法を再現できるようになることを目的にしていますから、「授業解説」などを吟味したうえで、「わかるに変えられる!」と思える問題について「その解法を、しっかり再現する」こととしましょう。
もとより、エデュコの授業問題の構成は、「全ての受講者にとって全問正解で終わることなく、なるべく、少なくとも1~2問のドジ問題(改善課題)が発生する」ことを心がけています。ですから、全ての参加者が全ての「ドジ問」を「できる」に変えることを前提にしているわけではありません。
一人一人が、「出来る」に変えた問題をしっかり記録したノートが「ドジノート」と言えます。つまり、「改善記録ノート」ですね。「わかる」「出来る」を確実に増やしましょう。
さらに、念のために言えば、権威主義的に「出来なかったらもう1回やれ!」と言っているものでもありません。「ドジ問ノート」を見直した時、既に「わかる」「出来る」に変わっていると思われる問題は、わざわざ手がける必要もないでしょう。
このような判断は、通常期の学習にも言えることです。答えの転記ミスであったり、問題条件の転記ミスから発生した間違いなどは、わざわざ「ドジ問(改善課題)」とする必要はないはずで、ごまかしのない判断をもって自分で仕分けしてください。
多くの方は、通常期から、「長期休暇時での復習」を想定し、左側ページに改善記録として、問題とその解法を記述し、休暇時の再確認用として右側ページを開けているはずです。問題とその解法をしっかり確認し、その右側ページで解法を再現してください。無論、問題文を書き写す必要はないでしょう。
6年生は今週から、5・4・3年生は来週から、夏休み課題に取り組みます。通常期は、各週の達成度に関わらず、機械的にその次の週の課題へと取り組まなければならず、自分のペースで心地よく学習できるわけではありません。
それに対して、夏休み・冬休み・春休み期間は、自分のペースで取り組める時期です。納得を重ねて心地よく学習することを狙いに、「必ず実現できる学習計画表」を作成し、必要に応じて、計画の見直しも行いながら取り組みましょう。