テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて37年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

6年生 これまでの学習に自信を持ち、気高く、誇りを持って突き進もう 

2016-01-18 14:55:20 | 中学受験


 エデュコ23期生の1月校受験も、今日1月18日の栄東中学東大選抜Ⅱで一段落つきました。それにしても今日の入試は、受験生はもとよりその家族、学校、学習塾など多くの関係者にとって、少し緊張した日になりました。

 例えば私の場合、いつも通り午前6時前に自宅を出たものの東大宮駅への到着は8時15分頃となりました(通常時は、午前7時30分前には学校に到着できます)。その後、電車の遅延幅はどんどん大きくなり、多くが東武東上線沿いに居住するエデュコ会員にとって、出発時刻で30分の違いが、到着時刻で最大3時間近くの差にもなったかもしれません。
 11時を過ぎて東大宮駅に到着したエデュコ会員も数名確認されました。とはいえ、学校がホームページ上で、試験開始時刻を①10時10分、②11時10分、③12時10分として広報していましたので、受験生たちの表情も総じて落ち着いた様子でした。当然の措置とはいえ、学校側が適切な時刻に判断・広報を行い、受験生たちに大きな動揺が走らなかったことには安堵しました。
 
 また、受験生たちを待ち受ける間、すべての受験生の状況を携帯電話で把握することもできました(「慌てないで。ゆっくり来てね」としか言えませんでしたが)。インターネット、携帯電話という文明の利器に感謝です。
 
 今日のような事態の記憶は、中学受験生の応援を生業とする私にとっても、そう多くはなく、かすかな記憶をたどれば、1992年2月1日の状況に似たものと言えます。その日は、約150校で入試が行われ、定刻通り試験を開始した学校は数校に過ぎず、数校が延期を余儀なくされたと記憶しています(さらに、その2、3年前にも同じような状況があったような…)。

 さて、本題に戻れば、エデュコ23期生の1月校受験も、1月23日の開智先端中学Bと25日の立教新座中学を残すのみとなりました。本番入試そのものを経験した今、保護者・本人ともに、入試に対する考え方や自己評価を再確認され、受験戦略の再検討をされる方も少なくありません。
 わたし達も、決して「入れる学校を探そう」などと呼びかけるつもりではないものの、エデュコスタッフと保護者・本人の共通認識がより高まった今、本人が「高い帰属意識を持ち、誇りを持って通える」学校はどこか、最後の擦りあわせを惜しむつもりはありません。ご相談をお待ち申し上げます。

 繰り返しになりますが、即日発表が主流となった現在においては、保護者の中学受験時代と異なり、複線的な受験戦略を描くことが可能になるとともに、同時に、それは受験する側に即応的な行動力を求めるものになっているともいえます。保護者としての対応に隙がないよう、万全の準備をしておきましょう。
 学習内容では、新たな課題を見つけるのではなく、これまで手がけた「過去問演習」「資料集」「四科のまとめ」をなぞるように確認し、2月本番での対応をイメージしてください。
 23期生はどんどん合格に近づいています。これまでの学習に自信を持ち、気高く、誇りを持って突き進みましょう。
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