2014年7月18日
ほとんどのエデュコ生が、「夏休み学習計画」を提出し終えたところです。中には、とてもハードな計画で、その実行性が危ぶまれるものを見受けられ、そのような場合、個々に連絡を差し上げました。
6年生の皆さん、「四科のまとめ・算数」の手ごたえはいかがでしょう。思いの外、はかどっていることでしょう。算数学習を山登りに例えれば、ほぼ頂上に達したところと言え、改めて、「四科のまとめ・算数」のようなシンプルな問題を見返すと、基本的な解法原理をしっかりと認識できるに違いありません。
さて、改めてその手がけ方を確認しておきます。
第一に、時間の目安です。1問あたりにかける時間を考えた場合、簡単なものは1分内とみられるものから、ピンと来なければ3~5分かかりそうなものまで、さまざまです。ですから、「例題」解法の確認と「ポイントチェック」の解答を合わせて、20分~30分くらいをめどにして手がけるとよいでしょう(もちろん、15分内で終えられる方も多くいますね)。
第二に、やり方です。「四科のまとめ算数」学習の狙いは、あくまで基本的な解法原理の確認ですから、解くのは簡単としても、解法図にはこだわりましょう。解法図をイメージして解いている場合、時間を惜しまず、解法図の確認をしておきましょう。その際の解法図は、「エデュコの通常授業で体得してきた流儀」が好ましいのは、言うまでもありません。非常によくできた「四科のまとめ算数」といえども、書物ですから表現力に限界があります。通常授業の解法図を思い起こして再確認してください。
第三に、図形問題へのこだわりです。平面・立体を問わず、問題図を自分で書いてみることを惜しまないようにしましょう(本番では別ですよ)。図形問題の本質を理解するには、ただ、「解き方」を理解しようとするのではなく、「図形の構成」そのものをしっかり認識することが不可欠と言えます。私の常套句ですが、「図面を読める人は、図面をかける人」に違いありません。どんどん見えてくる図形の構成を楽しんでください。
第四に、「四科のまとめ算数」は解きやすいとはいえ、算数の特質で、解法の糸口に全く気付かされない場合があります(1問にかける時間は、20分を限度にしましょうか)。そのような場合、配布しました『リクエスト表』に記して、講師に提出してください。講習を受講していない方でも、個別質問で必ず解決してください。エデュコの講師は、全員専任ですから、算数を担当していない講師でも「四科のまとめ算数」レベルの問題は、回答できます。
最後に、この「四科のまとめ算数」学習の2月の本番テストに対する対応力を、個人的見解として述べますと、①一般的な学校の場合60~70%の得点力として、②難関校でも30~40%の得点力として反映されるとみています。
受験校過去問に取り組む前の、基盤整備としてしっかり手がけてください。