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今年は特に秋口から本当に多忙を極め、気が付いたら大晦日の2007年まであと1時間を切ったという時分である。
メールもすべきことも膨大に貯まったまんまなのだが、今日の午後がんばって年賀状を書いて、さっき出して来た。
正月気分ゼロ・・・のはずだったが、さっき見た紅白歌合戦の藤あや子の曲がベースラインなどがライドの曲っぽかった(笑)ので、ちょっとだけテンションもあがって、急性アル中の如く一気に正月気分が高まってきた。
となると、すっかり忘れそうだった毎年の伝統行事(といっても2回目)のシノレコ再発アワード(昨年の大賞はアーニー)の大賞を、いきなり発表しないといけなくなりました。
★
実は、10月2日付けの記事に紹介した、Bob Lind の "Since There Were Circles" でほぼ決定のつもりで考えていたのだけど、年末になり最後に大どんでん返しが!!!
それは、コアラ。
コアラとは、そう。コアラのマーチのコアラである。
この The Koala というバンドは、ジャケはサイケのレコードガイドなどで見たことがあったのだけど、これも先日ブログに書いた、FALLOUTから再発されてたのだ。
レコ屋で試聴して、秒殺されました。
69年リリースのこのアルバムからは、チョコレートウォッチバンドや、ZOOなどの、江戸昆布もの(ここを参照)。それの基本でもあるストーンズフィーリング。またはリッターなどのサイケガレパン。そういうのを連想させられます。
サイケのバイブル本 "Fuzz and acidflowers" の最新版には、「Autosalvageや、Druids of Stonehengeを連想させる」とあり、なるほど、確かに曲調もメランコリックなところが随所にあり、この両バンドに確かに似ている。
そして、ギター二人のソロの絡みが非常に良くて、まさにギター主導型のロックの幕開けを感じさせるかのようだ。
カリカリのカッティングもあり、ボソボソした音ももあるかと思えば、ハイエナジーなファズも炸裂している。
またよくあるベタなブルース・R&Bフィーリングむき出しガレージではなく、楽曲が非常にポップかつメランコリックで(R&B流れのポップソングベースとでもいうべきか?)、これにガレージさや、プリミティブなハードロックさとちょっとチープなサウンドが絶妙のところで調和してます。
さらに、バラードっぽい曲もまたいいのだ。
ざっと探したところ試聴できそうなページはなかったのが残念。
このバンドにはベタなサイケフィーリングはあまり感じられないものの、チョコレートウォッチバンドでいう「Let's Talk About GIrls」みたいな曲をするバンド。これはサイケ・ガレージ好きは一度は聴いておきたいバンドだろうと思う。
ガレージは好きだけど、サイケはちょっと苦手・・・という人もこれならいけるはず。
荒々しいロックンロールといった趣にも感じていただけると思われます。
このバンドはニューヨーク出身のバンドなのだが、レーベルの戦略でオーストラリア出身のバンドっつうことにしといて、オーストラリア向けに売り出そうということになったらしい。ちなみにレーベルは超メジャーのキャピトルである。
だから、バンド名は「コアラ」なのだと考えられるのだ(ここは笑うところ)。
エイベックスが、東京生まれの江戸っ子バンドを採用はしたものの、思ったよりショボかった・・・そこで、ちょっと音楽レベルも低くて、ほどほどに郷土意識も強い山口県人にターゲットを絞り、あろうことかバンド名を「The フグ」として、さらにメンバー全員を山口県出身ということにして、郷土愛を偽装した。というようなことだろう(以上、あくまでも説明概念ですので誤解なきようお願いします)。
なお、裏ジャケを見ると、「From Australia For You」「From Australia To You」と繰り返し書かれている。
徹底的である。
上記 サイケ本の "Fuzz acid~ " に書いてあるのだが
they didn't know a thing about being from ' Downunder ' until they saw the record in the stores!
意訳)彼らは、レコード屋でレコードを見るまで、自分たちが地球の裏側からやってきたとは知らなかった!
ということだったらしい。さらにキャピトルはほとんど宣伝もしなかったらしい。
もしや、オーストラリア出身とは、元々の「コアラ」というバンド名から思い付いた、キャピトルのアイデアだったのか?
まあ、一方でバンド名がレーベルの意向だったとすれば、コアラのメンツはレコ屋で自分のレコードを見た瞬間、すべてを悟っただろう。
ひどい話だけど、人ごとだから笑ってしまうということでいいだろう(笑)
ちなみに、プロデューサーは、ブルースマグースを成功させた人物(Bob Wyld と Art Polliemus )のようだ。
こちらにレコ評があります。
なお、コアラのボーカル Jose Mala さんは、なんと Jay Mala と名前を変えて、ニューヨークドールズなんかと活動していたMagic Trampsにボーカルとして(ここに詳しいです)加入。
さらには、なんとエアロスミスのジョー・ペリーの「ジョー・ペリープロジェクト」のボーカルもつとめた方なんだそうだ(ここの上から七行目に名前が出てます。)結構な大物やん。
コアラのリードギターのLouis Caine さんは、Sir Lord Baltimore というアメリカンハードロックバンドに参加しているらしい(ここに詳しいです)。
後に成功した彼らにとってコアラとは、まさに封印したかった過去に違いない。
★
なお、FALLOUTは、ニクイことに「カンガルー」というバンドも再発してる。
カンガルー
オーストラリアが今、再発界でキてます。
というわけで、今年のシノレコ再発アワードの大賞はコアラでした!
メールもすべきことも膨大に貯まったまんまなのだが、今日の午後がんばって年賀状を書いて、さっき出して来た。
正月気分ゼロ・・・のはずだったが、さっき見た紅白歌合戦の藤あや子の曲がベースラインなどがライドの曲っぽかった(笑)ので、ちょっとだけテンションもあがって、急性アル中の如く一気に正月気分が高まってきた。
となると、すっかり忘れそうだった毎年の伝統行事(といっても2回目)のシノレコ再発アワード(昨年の大賞はアーニー)の大賞を、いきなり発表しないといけなくなりました。
★
実は、10月2日付けの記事に紹介した、Bob Lind の "Since There Were Circles" でほぼ決定のつもりで考えていたのだけど、年末になり最後に大どんでん返しが!!!
それは、コアラ。
コアラとは、そう。コアラのマーチのコアラである。
この The Koala というバンドは、ジャケはサイケのレコードガイドなどで見たことがあったのだけど、これも先日ブログに書いた、FALLOUTから再発されてたのだ。
レコ屋で試聴して、秒殺されました。
69年リリースのこのアルバムからは、チョコレートウォッチバンドや、ZOOなどの、江戸昆布もの(ここを参照)。それの基本でもあるストーンズフィーリング。またはリッターなどのサイケガレパン。そういうのを連想させられます。
サイケのバイブル本 "Fuzz and acidflowers" の最新版には、「Autosalvageや、Druids of Stonehengeを連想させる」とあり、なるほど、確かに曲調もメランコリックなところが随所にあり、この両バンドに確かに似ている。
そして、ギター二人のソロの絡みが非常に良くて、まさにギター主導型のロックの幕開けを感じさせるかのようだ。
カリカリのカッティングもあり、ボソボソした音ももあるかと思えば、ハイエナジーなファズも炸裂している。
またよくあるベタなブルース・R&Bフィーリングむき出しガレージではなく、楽曲が非常にポップかつメランコリックで(R&B流れのポップソングベースとでもいうべきか?)、これにガレージさや、プリミティブなハードロックさとちょっとチープなサウンドが絶妙のところで調和してます。
さらに、バラードっぽい曲もまたいいのだ。
ざっと探したところ試聴できそうなページはなかったのが残念。
このバンドにはベタなサイケフィーリングはあまり感じられないものの、チョコレートウォッチバンドでいう「Let's Talk About GIrls」みたいな曲をするバンド。これはサイケ・ガレージ好きは一度は聴いておきたいバンドだろうと思う。
ガレージは好きだけど、サイケはちょっと苦手・・・という人もこれならいけるはず。
荒々しいロックンロールといった趣にも感じていただけると思われます。
このバンドはニューヨーク出身のバンドなのだが、レーベルの戦略でオーストラリア出身のバンドっつうことにしといて、オーストラリア向けに売り出そうということになったらしい。ちなみにレーベルは超メジャーのキャピトルである。
だから、バンド名は「コアラ」なのだと考えられるのだ(ここは笑うところ)。
エイベックスが、東京生まれの江戸っ子バンドを採用はしたものの、思ったよりショボかった・・・そこで、ちょっと音楽レベルも低くて、ほどほどに郷土意識も強い山口県人にターゲットを絞り、あろうことかバンド名を「The フグ」として、さらにメンバー全員を山口県出身ということにして、郷土愛を偽装した。というようなことだろう(以上、あくまでも説明概念ですので誤解なきようお願いします)。
なお、裏ジャケを見ると、「From Australia For You」「From Australia To You」と繰り返し書かれている。
徹底的である。
上記 サイケ本の "Fuzz acid~ " に書いてあるのだが
they didn't know a thing about being from ' Downunder ' until they saw the record in the stores!
意訳)彼らは、レコード屋でレコードを見るまで、自分たちが地球の裏側からやってきたとは知らなかった!
ということだったらしい。さらにキャピトルはほとんど宣伝もしなかったらしい。
もしや、オーストラリア出身とは、元々の「コアラ」というバンド名から思い付いた、キャピトルのアイデアだったのか?
まあ、一方でバンド名がレーベルの意向だったとすれば、コアラのメンツはレコ屋で自分のレコードを見た瞬間、すべてを悟っただろう。
ひどい話だけど、人ごとだから笑ってしまうということでいいだろう(笑)
ちなみに、プロデューサーは、ブルースマグースを成功させた人物(Bob Wyld と Art Polliemus )のようだ。
こちらにレコ評があります。
なお、コアラのボーカル Jose Mala さんは、なんと Jay Mala と名前を変えて、ニューヨークドールズなんかと活動していたMagic Trampsにボーカルとして(ここに詳しいです)加入。
さらには、なんとエアロスミスのジョー・ペリーの「ジョー・ペリープロジェクト」のボーカルもつとめた方なんだそうだ(ここの上から七行目に名前が出てます。)結構な大物やん。
コアラのリードギターのLouis Caine さんは、Sir Lord Baltimore というアメリカンハードロックバンドに参加しているらしい(ここに詳しいです)。
後に成功した彼らにとってコアラとは、まさに封印したかった過去に違いない。
★
なお、FALLOUTは、ニクイことに「カンガルー」というバンドも再発してる。
カンガルー
オーストラリアが今、再発界でキてます。
というわけで、今年のシノレコ再発アワードの大賞はコアラでした!
それにしても、相変わらず渋いというか、凄いの大賞に持ってきますねぇ。素晴らしい♪
しかし、紹介されているバンド・ストーリーを読んで「こ(あ)らぁ、ひどい・・・。」と叫んだ僕でした・・・。
パワーですねー。今年もよろしくお願いいたします。
頑張ってヤキソバと、怪奇大作戦やりましょう!
おそくなりましたが、こちらこそ本年もよろしくお願いします!
また後ほどサイケさんのところへも参上します。
さて、このコアラ、久々のガレージバンドのホームランって感じでした。これは文句なしです。サイケさんも騙されたと思って是非に聴いてみてくださいよ!
ちなみに、関西ではチュートリアルの特番なんかもやってましたぜ。
マンボウ様
こちらこそ今年もよろしくお願いします!
その延び延びになってる焼きそばの件、二月突入で決定、実行になりそうです。その節はよろしくお願いします。
この時期、いつも体調崩すのですが、すでに目前には花粉症も迫ってきてます。なぜか北九州時代は花粉症、楽だったんですよ。
謎です。
こちらも各メンバーに召集かけなくては!
花粉症が北九州では楽だった・・・むむむ!
これは怪奇大作戦みたいなお話ですねー。
[死を呼ぶ花粉]とか出来そうです。
こちらで楽だったというのは、おそらく北九州の
門司あたりは、花粉は飛んでたんでしょうけれど
も、関門海峡からの強烈な海風が花粉濃度を下げ
ていた可能性がある!(牧史郎の声で!)
土地的にも山口よりは範囲が狭いので、大気の
循環のペースはそちら(山口)よりも早かった
のでは無いかとも考えられます。
ご無沙汰しておりました。
もう二月になっちまいましたが、また連絡します!
それにしてもすでに東京では花粉飛来とのこと。
恐ろしや。でも今年は例年の三割なんですってね!