シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

music machine の究極 turn on

2006年09月30日 | 米サイケ・ガレージ
昨日までのプチスターボー祭り、ちょっとわかりにくかったということで、若干付け加えますが、9/28日付け記事のアルバムのグループと、9/29日付けのyoutube登場のグループは両方同一グループですので、お間違えなくどうぞ。
なんで、こんなに違うのかを知りたい方はこちらの素晴らしい解説サイトを再度ご覧下さい。
非常に意味というか、訳ありです。

なお、youtube バージョンより、正規音源の「ハートブレイク太陽族」の方がさらに声にドスが効いてます。
今日、オートメイヤーの久々の練習だったのだけど、ドラマーのYKもスターボーに衝撃受けてました。


噂には聞いておりましたが、ついに出ました!

ミュージック マシーンの激名作 1st "Turn On" のデラックスエディション!!!!
輸入盤ならこちら。

日本盤は9月25日発売ということみたいですが、自分が手に入れたのは9月24日。
スターボーと一緒に買ったんですが、うわー。発売日に手に入れたみたいだ。
なお、原盤は Bigbeat (ディストリビュートは 英 acerecords)

ただいま、以前までの盤、とくに Sundazed 発売のIgnitionbeyond the garageと、レアトラックのダブリなどを検証中です。

これはやばいです。

2006年09月28日 | 日本80's
ウワーァアッツ!これはやばいです。
もう、今日この時分はこの音楽以外考えられません。

スターボーの『たんぽぽ畑でつかまえて』

スターボーは、以前P-VINEのテクノ歌謡のシリーズでCD化されてて、相当評判が良かったので気になっていたのだけど、聴く機会が無かったんです(廃盤も早かったらしい)。
で、今度はVIVIDから紙ジャケ再発されるということをレココレなどで知った。半信半疑ながらもタワレコWポイントに加え、心斎橋閉店10ポイントクーポンもアクセルを勢いづかせ、気が付いたら買ってました。
ここがVIVIDの詳細

一体どんなんなんやろ?と思いながら聴いてみると、予想以上にこれは衝撃。やばい。完全にクセになります。
1stシングルの「ハートブレイク太陽族」、撃沈します。小節の終わりのオカズベースにしびれます。
アイドルっぽいのを想像していましたが、完全に裏切られた。
なんと、ジャケットからはあり得ない、ドスの効いた一世風靡セピアのような、ちょいテクノなポップ。
一聴目は恐怖心さえ覚えました(こういう人は多いと思う)。
梶芽衣子の女囚さそりを初めて見た時の気持ちと一緒だった。

これも言うまでもないのだけど、宇宙人という設定のアイドルだったようだ。
自分もギリギリリアルタイムのはずなのだが、全然記憶にない。
聴いてはいけないものだからこそどんどん聴きたくなるような、そんな感情が芽生えた。

で、8曲目アルバムのタイトル曲「たんぽぽ畑でつかまえて」は、ドスの効いた声から一転、唐突にキャンディーズみたいな曲が始まる(これがジャケットと同じイメージ)。この展開がまたたまらないのです。
1stシングルから一転、2ndシングルで劇的すぎるイメチェンを謀ったことによるらしい。
やりすぎと言えばそれまでだけど、これは日本アイドル史のカルトな奇跡の結晶としか言いようがないです。
細野晴臣作曲(作詞は松本隆)ということだけど、これはクリエーター側は楽しそうだ。
今日はスターボーだけ聴いてました。

下記の素晴らしいページでほとんど情報は入るので、是非ご覧下さい。
ここ

VIVIDの詳細にもあるのだけど、ボーナストラックがなんといわゆるドンズバなフリーソウル。
このアルバムの最大のサプライズはこれかもしれない。
オシャレ系音楽が好きな人はこれは買わないといけないでしょう。
ちょっと前に流行った、ハワイのフリーソウル「Tender Leaf」みたいだ。

カルトな名盤という評判にまさに偽りなし。逆アーニー・ジョセフな衝撃ですた!

ハングルの勉強

2006年09月22日 | 韓国
youtubeで、よさげな韓国ロックでもないかなーと思って探してたら、ヒガシとか、ニッキとか(もう一人は植草だけど、ニックネームが出てきません)の「少年隊」のような80年代グループを見つけた。

ここ
文字化け覚悟でコ・ピ・ペすると、???で、「ソバンチャ」というらしい。
日本語では消防車という意味のようだ。ちなみに曲は「昨晩話」というようだ。
ソバンチャについては、
ここや
ここや
などに詳しくのってます。

曲は結構いいが、イントロで一瞬、風見慎吾の「僕、笑っちゃいます」を思い出した。
そういや、ソバンチャは名前聞いたことあったし、日本でも結構知られていましたよね。

最近、韓国語入門など買ってみた。
漢字の韓国読みは日本の読みと結構似ているので、それを覚えると親しみがわく!なんぞと書いてあった。
たしかに、漢字の読みなんかは結構似てる。「野球」は「ヤグ」で「歌手」は「カス」だ。
「しょうぼうしゃ」と「そばんちゃ」もなんとなく似てるなあ。

名盤シリーズ その1

2006年09月21日 | パンク・ニューウェイヴ
一応、こちらのブログはシノワのオフィシャルHPの中の一コーナーである。
本日、Voのシノかより、こちらのブログに対し厳しい言葉が浴びせられた。
まあ、こういう経緯で今後はシノワかおりチョイスのものも、定期的に取り上げることになった。お楽しみに!

よく、自分のiPodには「私の聴きたい音楽が入っていない」と言われる。
今日シノかがチョイスしたのは PRIMITIVES なのだが・・・なるほど!プリミティブスを入れてなかったことに由来していたのだろうということが解った。

自分自身はシノワを初めるまでプリミティヴスは聴いたこともなかったし、自分の周りでは聴いている人もいなかった。
シノワヒ加入前の最初期のシノワは、コピーバンドとして、心斎橋のサンホールでライブを一度だけしているのだが、この時にプリミティヴスバージョンのヴェルヴェッツの「I'll Be Your Mirror」を演奏したそうだ(他にはSmall Facesの「シャラ ラ ラ リー」などをコピーし、対バンだった某モッズバンドに気に入られたらしい)。
それだけ、シノかにはPrimitivesに思い入れがあるようだ。

自分は、プリミティブスを聴かせてもらって、ベルベッツのカバーもなかなかいいし、「CRUSH」も気に入ったので早速レコードを探してみた。
しかし、この時なかなかプリミティヴスのレコードは見つからなかった。そしてようやく『LOVELY』を見つけたのが、梅田の阪神百貨店で行われていたレコードセールだった。2800円だったのを覚えている。
その後、実家に帰省したおりに、こちらのブログで一時熱くなっていた「ビデ100」の前身「サンホームビデオ」にて、『PURE』をレンタル落ちで500円でゲトした。

その他、車中で60年代ティーンガレージの名バンド NIGHTCRAWLERS を流していると、シノかが「途中でプリミティブスが流れてきた」という。
全く意味不明な発言だったのだが、どうもかなり似ている曲をプリミティブスがしているらしい。
で、帰って見てみると、なんとプリミティヴスがガレージ名曲「The Little Black Egg」をほぼ完コピっぽい感じでカバーしている!
これにはすごい衝撃があって、プリミティヴスはこういうとこがルーツだったのか!と思って、この時、急にシンパシーが増してしまった。
とはいえども、この衝撃以降もなぜかほとんどちゃんとプリミティブスは聴いていなかった。

で、今本当に久々に『LOVELY』を聴いているのだが、恥ずかしながら、あれ、こんなにアングラなバンドだったかなー?とびっくりさせられている。
どちらかというと、「Crash」のイメージがすごく先行していて、MUFFSっぽいバンドだったような気がしていたのだ。あー偏見だったな。早速iPodに。

なお、『LOVELY』のジャケット、前面にVoトレーシーの顔が写っていることに初めて気が付いた。
youtubeにもたくさんあります。

ちなみにシノか自慢の逸品は、ジムキャリー映画に使われた、クラッシュの95年リミックスの NOT FOR SALE のCDらしい。
TIMEBOMBで入手したそうだ。

サイクル野郎へ捧ぐ

2006年09月20日 | 日本90's~
今日はオートメイヤーのブレインである、西村氏の誕生日である。
巨人のイ・スンヨプと関係があるらしいです。おめでとうございます!

さて、この西村氏、DISKBOXのHPのスタッフ日記にて、サイクル野郎としての日記を現在好評連載中である。
そのサイクル野郎な時に、頭の中で回っていたBGMが紹介されている。
シノワの「トロン」なども見え嬉しいところであるが、奥田民生の「イージューライダー」もあげられていた。
確かにこの曲はサイクル野郎に合うかもしれない。

ちなみに本物の方の『イージーライダー』での、バーズの曲に合わせて二人がバイクで疾走するシーンが大好きだ。

そして「イージライダー」とくれば、やはり深田恭子のイージーライダーである。
この曲が、もうかなりのフェイヴァリットソングなのだ。
モーニング娘。がラブマシーンとかを出して、宇多田ヒカルも出てくるちょっと前か、同じくらいだったと思う(正式には99年9月1日発売らしい)。
宇多田以降の今みたいなあからさまなブラコンR&B(アールビー)ではなく、ソウルというか、ディスコというか、そういうブラックミュージックが歌謡曲にも普通に、ごく自然な感じで使われはじめたころだった。
この曲もそういう中の一つだと思うけど、これは本当に名曲。プレイグスの人が作ったんですよね。

この曲のプチ自己革命的というか、プチ啓蒙的な歌詞が大好きだ。
確か、角川文庫のテーマソングになってたような記憶がある。
どこの箇所かは伏せておくが、この曲のあの部分を聴くと、いつも気が引き締まる所がある。
女子中学生みたいだけど、この曲を聴くとやる気が出るのです。

なんと!この曲にはプロモ用に作られたらしい、アナログ12インチがあるのだ。
ヤフオクでもたまに出てるので、10年以内には買いたいと思っている。

youtube版プロモはこちら!

西村さんの記念すべきゾロ目に、この曲を捧げたい。
なお、フカキョンは人並みに好きな方だと思う。

最後のお買い物

2006年09月19日 | ソウル・ファンク
8月31日に、心斎橋のタワーレコード(Tower Records)が閉店した。
第一報はミクシーにて、マイミクで小悪魔的なバンドのドラムを担当しておられる@○○さんのカキコだった。

心斎橋のタワレコは本当に想い出深い。
あのデパートのようなたたずまいが好きだったし、今でさえ難波や梅田にでっかいのができてるけど、以前は大阪のタワレコといえばここだった。
このタワーでは、シノワの自主制作カセットを置いていただき、結構な数を売っていただいた。
シノワの練習帰りにはかなり高い頻度で寄っていたものだ。
また、関西のインディーズのリリース状況はだいたいここをのぞけば一望できるような感じだった。
事実、インディーのCDはほとんどここで買っていたと思う。

この心斎橋のタワレコには、二つの後悔の念がある。
最大の後悔は、羅針盤のギューン盤の1st『らご』を買い逃したこと。
目の前にあったのに、金穴で買えなくて、次にはもう売り切れてた。

二つ目はシノワの1st発売時にインストアライブをしてみたかったなーということ。
この発売時には、自分たちはすでに北九州に生活の基盤があったのだ。
あのまま関西に残っていれば、もしかすると実現していたかもしれない。

そういえば、ゲントウキの『南半球』発売時のインストアライブで、Vo&Gの田中潤君のおじいちゃんが見に来られていたことが懐かしい。

実はたまたまこの閉店日が妻の実家から山口に一時帰宅する日だったので、感謝の念もあって、南海から地下鉄への乗り継ぎ途中に最後の日を見届けに行った。
輸入盤10%オフ、DVD10%オフ、ワゴンセールなどの閉店セールが行われていて、自分と同じ気持ちの人も多かったのか、店内にはかなりの人がいた。
時間もあまりなかったので、かなり急いでワゴンセールを見た。すると、なんと!
昨年暮れに、シノレコ再発大賞に輝いたGiant Crabのアルバム、またこのブログでも紹介した、チョコレートウォッチバンドの近年の再結成盤などが300円で売られていた。
ただし、掘り出し物はロックコーナーに関してはあまりない感じだった。
ソウルのワゴンセールはだいぶ抜けていたので、もう掘られたあとだったのかも。
なお、ロックのワゴンセールでは、レオ・セイヤーのアルバムなど買いました。

さて、ロックの階からソウルの階に移って、心斎橋タワレコで最後の買い物をした。
Midwest Funk: Funk 45's from Tornado Alleyという、レアファンクのオムニバス。

ありがとう!心斎橋タワレコ!


ひまわり娘のきっと言える

2006年09月18日 | 日本70's
昨夜の台風、夜21時過ぎにやっぱりというべきか停電になった。
台風が来るとかなり高い確率で停電になるので、停電するかしないかではなく、いつ復旧するのか?というのが心配になる。
幸い、今回はうちの地域は朝方には復旧したので、かなり嬉しかった。
停電になってまず行ったことは、冷蔵庫のアイスクリームを食べることだったのは、本能だろう。

なお、九州では甚大な被害が出ているにも関わらず、昨夜のフジテレビ系列の(おそらく関東向け?)ニュース番組では、台風・大雨被害のニュースを差し置いて「高校生が自動販売機に手を突っ込んで、缶ジュースを38本盗む」というニュースをしていた。

さて、本日、台風復旧作業の合間に出かけた車中のiPodから伊藤咲子が流れてきた。
そういえば、伊藤咲子を知ったのは、ぱぱぼっくすと十三ファンダンゴで対バンだった時、「ひまわり娘」のカバーをしていたことがきっかけだった。
「ひまわり娘」をその後ものすごく好きになって、本当に少ないカラオケのレパートリーとなった。
彼女にこの歌を歌ってもらえる彼氏はなんと幸せなことだろうか!というような歌詞だ。

数年前に、伊藤咲子のアルバムが東芝の紙ジャケシリーズで出たので、買ってみた。これが超名盤なのだ!
アマゾンのカスタマーレビューも熱気でムラムラです。

最初の一聴目は車中で聴いたので、特にジャケットの曲名などは見ずに聴いていた。
いろんなカバーを中心としたアルバムだなーと思いながら聴いてると、なんとビックリ!
初期ユーミンで自分のフェイヴァリットな「きっと言える」のカバーが流れてきたのだ。
これは本当に度肝を抜かれた体験の一つとなって、自分の中の伝説になってます。
(アマゾンカスタマーレビューでも同じ気持ちの方がいらっしゃいます)

伊藤咲子の声ってすごくいいですよねー!本当に瑞々しいミカンのようです。
ちなみに、これロンドンレコーディングなんだそうだ。すごく羨ましいです。