シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

Dolly Mixture " EVERYTHING AND MORE " Box Set

2010年09月10日 | indiepop80's
ついに先日、驚喜のドリー・ミクスチャーの Box Set が出ました!
http://www.dollymixture.net/
インディーポップ好きなら誰もが「きっといつかは出るはず・・・」と臥薪嘗胆の思いで願うように堪え忍んで来たわけですが、このようにコンプリートなカタチで出るとは夢にも思わなかったのでした。

実は今年の念頭にスケート君からなんとレアな Demonstration Tapes をいただくという激感激なことがあって、もうそれで優越感に浸っていたわけですが、さらにスケート君からは自分も知らなかった今回のCDBOX発売のタレコミまで頂戴いたし、まさにドリーミクスチャー善知識という感じですね(笑)。

今回はもちろんアマゾンとかでも輸入盤が買えるけど
http://www.amazon.co.jp/Everything-More-Dolly-Mixture/dp/B003VSGRNM/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1284115917&sr=1-1

現在はライナーの対訳を付けた日本盤の方が安いようだ。
そもそもスケート君から日本盤が出ると聞いたときは本気で夢ではないかと思ったくらい。
http://www.colourfield.co.jp/excellent/artists/excd028-030.htm

ただし、日本盤は一般流通はしてないみたいで、アマゾンとかタワーとかああいうとこでは買えなくて、日本の一部のレコ屋でしか買えないのだけど、なんと、ホームグラウンドレコ屋の山口市の DISKBOX は取り扱いがあるのだ!流石。
http://www.h2.dion.ne.jp/~diskbox/

自分のとこには抱き合わせ注文分の関係で発売日よりは発送が遅れたのだけど、もう今はこればっかり聴いてる状態。
なんというか、夢が叶ったというか、憂い事がなくなったというかそんな気持ちでいます。

インディーポップ好きで Dolly Mixture を聴いていないということはあり得ないというような感じでしょうかね。
特に三枚目のいわゆるレアトラック集なんかが夢心地。

まさに音楽はテクノロジーではなく「人間の表現力」であるということをまざまざと見せつけられるバンドで、ロックの一つの到達点と言っても過言ではないかと思われます。



ちなみに、with キャプテン・センシブル の映像がありましたよ。


あえていうなら、曲は少なくても良かったから DVD も付けて欲しかったな。
本家サイトではちゃんとショッピングページも出来てて、この再発だけでは終わらない予感。
今後メンバーの関連作も合わせていろいろと出ることを心から願うばかりなので、早速その意も込めてサイトでアカウントだけ作っておいた。

孫の世代まで伝えるべき家宝です。

Vaselines

2010年09月07日 | indiepop80's
なんか最近、近所のコンビニからレッドブルがどんどん消えて行ってる。
長州人の口には合わないのだろうか??

さて、今日は昨日買った Vaselines の新譜を、CDの交換もめんどくさかったので車中でずっと流していた。
今回のジャケットを見てユーリズミックス、もしくは スウィングアウトシスター に見えた人が多かっただろう(笑)。
妻も思わずジャケを見て「えーっ」て言ってたな。

時代が経って録音技術もあがって、いわゆるそういう音になってはいるが、これが当時リアルタイムでそのままセカンドとして発売されていたら、それはそれで良かったのかもしれないような、そんな相変わらずな内容だった。

最近は特に加齢と音楽について色々考えることが多くなった。潔くそのままやるのか、それとも年を取って新しいことに挑戦するのかいろんなアプローチがあると思うが、若干の音の幅と余裕と変化はあってもヴァセリンズはあまりにも根本がぶれてない感じだったのでちょっとびっくりした。

まあ、これも20年という月日を経たセカンドアルバムであったからこそ起こりえたことだろうと思う。

サイン会とNewナノシーバー

2010年09月06日 | アニメ・マンガ
妻の8才の姪っ子、つまりうちの娘のイトコが、しょこたんこと中川翔子さんのファン。
本のおそらく初回封入応募ハガキなんかに応募して、なんとサイン会の権利が当たったんだそうで、昨日行ってきたそうだ。
で、その姪っ子の姿がなんとしょこたんのブログにジャジャーンと登場していて、一同大喜び!
これは妻の実家に伝説として語り継がれるだろうなー。

さて、自分も昔、京都の四条通の本屋での先着購入特典で、ウルトラセブンのアンヌ隊員ことひしみゆり子さんのサイン会に行ったことがある。
永遠のあこがれの人にようやく会えて、緊張で手と声があんなに震えた経験は今も昔も未来もない。
その時、テレコを持っていって「何かしゃべってください」というと、「アンヌでーす」っと言って下さって卒倒して倒れそうになったことも思い出す。
このネタは以前も当ブログに書いたかも知れない。イトコもこういう経験だったんだろうな!


さて、先日ニューiPod が発表されて、ナノがちっこくなった。
うちの娘は小さいことを「ちびっこい」という。幼稚園で流行ってるんだろう。

ニューナノは正方形タッチパネルでやっぱ衝撃的だが、案の定腕時計にするケースなんかも出るのではと、あるサイトで予想されてた。

これが腕時計になると、そう。あのウルトラ警備隊のカッコイイ、ビデオシーバーという夢が現実味を帯びてくる。
つまりあれに携帯のテレビ電話機能をつければいいわけで、将来的にはビデオシーバー的 iPhone が出るのかも知れない。
いや、きっと出るだろうよ。

BMX BANDITS " LIFE GOES ON "の すばらしき再発!

2010年09月05日 | indiepop90's
BMX BANDITS の 言うまでもなく名盤の LIFE GOES ON が先日リマスターデラックスエディション2枚組で チェリーレッドから再発になった。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003ODL3Q0/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=B000024ALC&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1W47NP6HQMW4WRJA9VPD
Gettin Darty も同時に目出度く再発ですが、こっちは一枚組となってます。

LIFE GOES ON は本当に本当に好きなアルバムで、シノワ結成にも深く関わってるアルバムだ。
シンプルで素朴かつ、すべての音が「立っている」アルバムで、もう何度聴いたか想像もつかないのだが、今回のボーナスディスクのデモ群はやはり思い入れも特別なだけに、めずらしくこのボーナスデモを感慨深く聴くことが出来た。
デモをそのまま本番に使ってるのもあったけど、名曲 Serious Drugs のデモは、それでも良かったやんって感じ。

ちなみにこれはここで何度も書いているのかもしれないけど、アルバムのラスト前の "Intermission" がとにかく好きだ。
あの質感とその意味が自分の音楽性の8割くらいを占める感じだ。

最近はiPodよりもなるべくちゃんとCDで音楽を聴くようにしている。
今回の再発でとても嬉しかったのは、このたびの二枚組のうちの一枚目はボーナストラックなしのオリジナルの体裁だったこと。
CDにボーナストラックとかが入るようになったことが、現在のIPod中心の音楽の聴き方の架け橋となったことを最近つくづく思うようになった。
やっぱりアルバムに漏れた曲はそれなりに意味・理由があり、そのアルバムの枠組みというものにはちゃんと作り手の意味があってのものだから、聴き手がアーチストと楽曲の再構成を行うことにちょっと辟易としてきた今、オリジナル回帰への流れが今後あえてきっと来るのではないかと思う。

驚愕の BOSS Pedal Sketch

2010年09月02日 | 楽器・機材・DTM
iPhone のアプリでこんなのが出てました。
http://www.roland.co.jp/BOSS/sketch/

BOSS Pedal Sketch というもので、なんとエフェクターの接続とセッティングを記録するというアプリ。
おおーっと初見ではかなり心を奪われたわけです。

それでは、早速使った感想を附しときます。

まずボスのエフェクターの現行モデルのみが倉庫的なとこに登録されてて、その詳細も見れてさらにリンク先に飛ぶことで試聴もできる。ちょっとした製品紹介も兼ねてるっぽい。
やはりというべきか、残念ながら自分が愛用しているツインペダルシリーズやDM-2などのオールドBOSSはもちろんオミットです。

そして各エフェクターをこのいわゆる倉庫的なところから「コレクション」というマイページみたいなとこに引っ張り出してくる。

それから、新規のエフェクターのセットリストを作成し、 その「コレクション」に登録したエフェクターを、実際にボードに並べていく要領で登録していき、バーチャルのボードを組んでいくというアプリだが、要はエフェクターの並べ順をスケッチするというだけのアプリで、「こう接続すればこういう音がします」というように、実際に音が出ることはない(笑)。
そこまでできたら面白いのに。

やや芸が細かいのが、それぞれのエフェクターを拡大表示でき、ツマミを動かすことができ、そのセッティングを保存することができるのだ。もちろんこれもあくまでもセッティングを保存するだけ。
やっぱり最初にいじった時は実際に音が出るのかと期待しただけにちょっとがっかりだ。

で、結局どういう使い方をするのかと言えば、実際にリアルで現物エフェクターを並べて、それをiPhoneにも同じように記録していく。さらにつまみの位置もきちんと記録しとく。
するとその新規作成したセットリストには録音ボタンがあるので、iPhone内蔵のマイクで実際に実機を弾いてリアルに録音。
ついでに「これはなかなかいいセッティングで今後も使える」とか、セットリストにちょっとした覚え書きメモを附すことができるというものだ。
さらにセットリストには写真も掲載でき、その並べてる場面をアイコン化することもできます。
「別にそれだけでいいやん?」とかいうツッコミは決して言わないようにしましょう。

やっぱり最初はその録音した素材に実際にバーチャルにエフェクターがかかるのかな?と思って、マイクで「アーッ」と声を出して再生してしまった(笑)。
繰り返すが、このアプリはあくまでもセッティングを記録するだけのものである。
つまり、セッティングをノートに記録して、その音をラジカセに録っとくのと同じ事だ。
過剰な期待を持てば持つほどガッカリするので、軽いひまつぶしの気持ちでインストールしてみましょう。
一応タダですから。

現バージョンではオンリー現行機ボスエフェクターユーザーのみが恩恵を受けそうな、非常にマニアックなアプリと結論付けられました。

是非他社が今回のアイデアをパクって欲しいなあ。