シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

2011/7/18ロックンロール黄金狂時代 "summer"特集 後日談

2011年07月19日 | パンク・ニューウェイヴ
昨日も無事ラジオが終わりました。
KAKさんはお休みということで、nut さんと自分の2人での進行となりました。

昨日の特集は毎日暑い日が続くので「summer」が曲名に入ってる曲をチョイス。
とりあえず iTunes で summer で検索かけると250曲引っ掛かったので、その中から思い入れのある曲をということで。


1、Indian Summer/The Belle Stars
2、Summertime Girl/Salt Water Taffy
3、Summer Holiday/Cliff Richard
4、Weird Summer/Velvet Crush
5、Summer Of Last Year/Pyramid
6、Summertime/The Zombies

1,自分はベルスターズではこの曲が一番好きだ。実は Indian Summer とはいわゆる「夏」なのではなく、秋口の「小春日和」のことなんだそう
ここに詳しい
いわれてみればたしかにそういう雰囲気の曲だなあ。


2、続いてのソフトロックの代名詞のソルトウォータータフィのこの曲は、これもこのバンドで一番好きな曲だ。
ブッダとの契約が切れたあとで出た7インチで、同じ7インチが2社から出ているという複雑な権利の曲?のようなので、そういえば、この音源もなんかのオムニバスの音源で、いわゆるSWTのCDのボーナストラックとかじゃなかったと思う。
http://www.webvanda.com/old_web/80/interviews/rod_mcbrien/j_03.shtml
それにしてもキラーで極薄にサイケが乗っかってるポップチューンだ。


3、うちの母がクリフ・リチャードを好きなんだけど、プレスリーはムラムラしてるから、さわやかなクリフに行ったらしい。この曲もほのぼのする20年来愛聴してる曲だ。



4、超名作で誰もが好きな " Teenage Symphonies To God " からの曲。自分はクリエイションからの新譜だからということで買った記憶がある。
このころのクリエイションは新譜が楽しみで仕方なかったですよね。みんなそうだったんだろうけど。
Weird Summer が見つからなかったので、Why Not Your Baby を。


5、2007年で自分が聴いたベストな曲なので、こっちに詳しく書いてます

イアン・マシューズの前身バンド。

6、来日記念。近くだったら絶対見に行ってたのに。夏はゾンビーズを聴くというのが17歳のころから決まっています。



ちなみに毎回のカバー集はおなじみのトムジョーンズの有名曲を。
1、It's Not Unusual(よくあることさ)/Tom Jones

2、It's Not Unusual/Cher

3、いつになったら/フィンガー5

シェールのこのカバーについては、ブランのオフィシャルサイト「遁生レコード」のコーナー「トレモロ家族」にてなんと13年前に記事を書いてます。
いやーあれからもう13年かと改めて驚く次第だけど、ほんとネット黎明期にはブランのアダチさんにお世話になりっぱなしだったなあ。
でもあのネット黎明期はなんかすごくワクワクした時代だったものだ。
あの時代からここまでネットが人生を支配するようになるとは思わなかったな。

なお、フィンガー5のこのカバーは、全然歌詞は原曲と関係なくなっているのだが、完全に日本語の言葉の響きと曲がマッチするようにという視点一点のみで書かれた詞という感じで、なんと日本語を乗せても、原曲のいわゆる洋楽ノリが全く崩れていません!
これは逆空耳的な発想で、意外と現代にも通用するのでは!宇多田ヒカルを20年先取りしたか?!
素晴らしい一曲です。

お別れソングにチョイスしたのは邦楽で「夏」のつく曲ということで
10、初夏の香り/久保田麻琴

11、ストローハットの夏想い/斉藤由貴


10、久保田さんのはもうサンセットな素晴らしい曲。
11、なお、斉藤由貴さんのこの曲を含むアルバム"チャイム"は恐ろしいほどの名盤です。

Spanish Bombs

2011年02月12日 | パンク・ニューウェイヴ
今日の夜は育児のかおり抜きのシノワ練習だったけど、久しぶりに初めて行くスタジオでの練習でとっても新鮮だった。
最近ではいつも近い練習場に車で行くことが多いが、関西時代は京都から心斎橋まで京阪→御堂筋線をエフェクターケースを2つカートに乗せて行ってた。
そういえば今使ってるギグバッグは当時からもう16年くらい使ってることになるのかー。当時は高級だったんですけどね。

ともあれ、当時はこの練習に行くまでの電車の時間がちょっとした楽しみで、それも当時の京阪特急は七条~京橋までノンストップだったから本当にくつろげた。
練習帰りは必ずレコ屋巡回だったので、帰りの車内では当時は今よりも大きいサイズだった黄色いタイムボムの月刊リリースインフォメーションを読むのが定番で、まあ今となれば青春の1ページ的な感じ。たぶん今の30半ばの関西音楽好きの多くが共有してる感覚。で、とりあえずテレビカーへの乗車は避けてたな。

近年は車で練習に行くようになって、オートメイヤーでもシノワでも車内では誰かと相乗りなのだが、今日は一人で車で小1時間の隣町の宇部での練習だったので、久々に当時のそういう感覚が蘇った。

そこで何故かどうしても聴きたくなったのが CLASH の London Calling で、もはや何度聴いたかは天文学的なアルバムだけど、なぜか今日は今まで聴こえてなかった音までが聴こえた。

そんなこんなでストラマー兄の姿を拝見したくなり、YOUTUBE をみてたら、死ぬほど好きな Spanish Bombs のカバーみつけた。

このカバーをどうこういうのはナンセンスなことだ。
自分も高校の時にこの曲を文化祭でやりたいと当時のバンドメンバーにもちかけたのだけど、ベースの子はクラッシュが好きだったので一時は賛成だったが、やっぱクラッシュにしては地味だということで、結果高校生らしく White Riot をすることになったんだった。
但し、ジャムのカバー枠については、 In The City ではなく、ボーカルをも巻き込んで Tube Station を演ることに成功したんだったな。

そういや、今日はちょうど Spanish Bombs を聴いてた時に、偶々そのベースの子の実家の前を通ったのも、つまり「ああこういうことだったんだな」ということなんだろう。


おんがくなかよしコース と 男子

2009年11月11日 | パンク・ニューウェイヴ
今日から娘がヤマハの音楽教室に通うことになった。
http://www.yamaha-ongaku.com/kids/course/index3.html
当然ながら普通の3歳児よりは圧倒的にリスナー経験は豊富にあるといえど、一応、音楽人生の門出の日となった。

「おんがくなかよしコース」の授業中は、親も一緒に授業を受ける。
妻はカゼ気味で初回は自分が付き添うことになった。もちろん男性は我一人。
なお、なかよしコースの生徒は娘をふくめて5人で、偶然にも娘と同じもも組のしーちゃんが。

授業の内容は、まず5人が部屋のすみにあるヤマハロゴのバスドラをよいしょよいしょと力を合わせて運ぶ。
横に寝かせて中央に配置して、先生がその上にクラッシュシンバルをかざす。
それからバスドラ用スティックが皆に配布され、音楽に合わせてドンドンドンと打つ。
さらに曲のエンディングにチーンとシンバルを打つ、というものだ。

その後は各々にタンバリンやトライアングルなどが立候補順に割り当てられ、曲に合わせて一応セオリー通りにチーンとやる。
さらに紙芝居があり、親子のふれあいの時間があるなど、練りに練られた見事な授業内容であった。


で、すごい楽しかったんだけど、なんつうか、男子の自分からしたらとても女子っぽい空間というか、そんな感じもした。
まあ、女の子ばかりのクラスだったからかもしれないけど。

自分は今でさえ音楽に携わっているが、昔はやっぱ男子が音楽教室とかなんとなく恥ずかしい気持ちになった。
自分は軟弱だったので鍛えんといかんとかいう理由で柔道をやらされたが、さすがにイヤだったのですぐに辞めた。
今みたいな Only One みたいな発想も乏しかったし、オスは雄であることがのぞまれた時代だ。
うちの母は一応音楽系の出なので、今思えば親が強引にでもピアノとか習わしてでもくれてたら良かったのにと思いながらも、当時は到底そんな余裕もなかったらしいし。

そういや、先日久々に福岡でレコ屋めぐりをしたが、どの店でも自分も含め来客は30代以上男子ってな感じ。
そして、悶々とした自分世代には非常にジワジワくる、2ちゃんねるのDTM板のスレ
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1231240414/
なんかも男子的な世界観に溢れている。

そういうわけですごく男子的なキッズ系ヤマハ音楽教室はどんなんかなーって想像してみた。
ヒーローものの主題歌をみんなで暴れながら歌うとか、そんなんだろうか。


で、今日は娘の門出の記念に教室に行く前に、DISKBOXで注文してたプリファブの新譜を購入した。
今日の授業に大喜びだった娘にも聴かせようと思う。



本当に政権が交代した

2009年09月16日 | パンク・ニューウェイヴ
今日、政権交代が実現した。

先日の衆院選、自分の選挙区の民主党の立候補者は高校の時の同じクラスのやつだった。
彼は小学校の時、他地区の少年野球チームに所属していて、そのころから面識があった。
そんな時から自分にも他人にも決して妥協を許さない、まさに希有な存在。

うちの地域は今の世相の流れに全く関係ないほど保守基盤が強烈に強固な地域なので、小選挙区では落選したが、比例で彼は復活当選を果たした。
彼なら多分本当に誠実な政治家になるんじゃないかと、本気で思う。

今日報道ステーションで、鳩山さんが本会議場に入場してくる瞬間に、他の新人議員と談笑している彼が映った。
新しい政治と時代が始まるんだろうなと心から感じさせられた。

今日の心境は The Jam の " All around the world " の歌詞とサウンドに尽きます。

myspaceの保存のしかた

2008年10月09日 | パンク・ニューウェイヴ
myspaceの保存の仕方がわかりました。
http://www.myspace.com/

以下のHPに、ダウンロードしたいアーチストのマイスペアドレスをコ・ピ・ペして、
http://file2hd.com/
ダウンドーロしたいファイルにチェックをいれて、
すると、そのファイルのURLが出てくるので、
ダウンドードしたいリンクを例えば右クリックダウンローロ保存すればOKとのことです。

今までは必死でひたすらyoutube専門でしたが、これからはこっちもがんばろうと。
今思えばしとけばよかったなーというアーチストがたくさんあって後悔してます。

さっそく、今は "Demonstration Tapes" がアナログで約 \20000くらいしてる
Dolly Mixture を6曲ゲット。ビニールジャパンあたりのいつかの再発を信じて、それまではこれでガマンしよう。
http://www.myspace.com/dollymixture1

ジーニアスの一例と、iPodの未来

2008年09月12日 | パンク・ニューウェイヴ
先述の通り iTune8 の Genius が結構いいのだけど、自分の場合 call and response の 日本盤も出てるアルバムの 1曲目 "Blowin' Bubbles"で作ってみたら、以下の選曲になった。正直かなりいけてるのがすごい。
ちなみに iTune store で売ってるというか、データベースがある曲以外ははじかれるようで、そのへんはまだまだなのだけどこれは時間が解決することだろうから、現時点ではやはり驚き。
アーチストが結構ダブってるけど、これはこれでいい感じだったのが不思議だ。

新ラインナップでは iPod 本体でジーニアス機能が使える(プレイリストが作れる)らしい。
いずれはシャッフル再生にジーニアス機能が加われば最強なんだけどなー。でもたぶんいずれはそうなるだろうけど。
シャッフルといえども、知らんアニソンとか演歌とかが続くとちょっとキツいこともあるし。
あとは、ビデオにもシャッフルがあればいいなと思う。それも最終的には自分でタグなんかがつけれるようになって、それでジーニアスっぽくなればいいなと。

1, Blowin' Bubbles/Call And Response
2, Some Kinda Love/The Velvet Underground
3, Another Sunny Day/Belle & Sebastian
4, Carnival/The Cardigans
5, All Night Long/Call And Response
6, Bell Bottom Blues/Derek & The Dominos
7, America's Boy/Broadcast
8, Misread/Kings Of Convenience
9, A Little Bit Me, A Little Bit You/The Monkees
10, Cybele's Reverie/Stereolab
11, New Age/The Velvet Underground
12, The Bottom Line/Big Audio Dynamite
13, Love Plus One/Haircut 100
14, Dead Flowers/The Rolling Stones
15, I Confess /The Beat
16, (What's So Funny 'Bout) Peace, Love And Understanding/Elvis Costello & The Attractions
17, That's Entertainment/The Jam
18, (Nothing But) Flowers/Talking Heads
19, California/Joni Mitchell
20, Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)/The Rolling Stones
21, Box Of Rain/Grateful Dead
22, The Things We Do For Love/10cc
23, Ghost Town/The Specials
24, I Know You Want Me/Call And Response
25, This Must Be The Place (Naive Melody)/Talking Heads

ちなみに、今回のジーニアスプレイリスト、メロウなニューウェイヴ & モダンロック(笑)が中心なのだけど、デレク&ドミノスの ベルボトム・ブルース が入ってるのが泣けます。



colourfield の Tシャツ

2008年06月10日 | パンク・ニューウェイヴ
ネットしてたら、テリー・ホールつながりで最近で一番ヘビロテの colourfield の "Thinking of You" のシングルのTシャツを偶然にみつけた。
http://www.mysecretgarden-store.com/index.do
このブログはアフェリエイトでもなんでもないのだが、ここはイギリスの80年代のバンドのTシャツを主にしたラインナップで、なんとこども用のシャツもなかなかの品揃えである。勢いでいろいろと欲しくなったが、ちょっと自粛。




colourfield は 愛用の colorsound(エフェクター)につられてスペルをよく間違ってしまう。

Terry Hall

2008年05月06日 | パンク・ニューウェイヴ
先日、山口DISKBOX主催の恒例のレコードセールに行ってきた。
今日6日が最終日なのだが、今回は初日に行ってきて超掘り出しモノが相当ザクザク来たので、また自慢げに述べたいと思う。
まあ、その中で特別に掘り出しものというわけではないが、Terry Hall のCD "Laugh"があったので購入した。
Youtubeで見つけた "I Saw The Light" のカバーが、数あるカバーのなかでもかなり秀逸で、それも収録されているやつだ。

Youtube ではライブとプロモの2バージョンが流れているが、このライブの方が断然かっこいい。

結果かなりハマってしまい、今まではなんとなく聴いてきたテリー・ホール所属の諸ユニットを仕事の合間に聴き直しているところだ。
Dead Famous Peopleの名曲 "Postcard from Paradise" の2バージョンのうち、ユーティリティーから出てた方の間奏のトランペットがテリー・ホールによるもの。そしてテリー・ホールがスペシャルズだったのはご承知の通り。
ちなみにうちの弟が高校時代にスペシャルズを本当に良く聴いてた。確か、文化祭のバンドでダムドのニューローズと、パープルのハイウェイスターと一緒に "Too Much Too Young" を演ってたような?


初じっくりスミスというご縁

2007年11月13日 | パンク・ニューウェイヴ
葬儀参列のため小倉に行ってきた。葬儀はいつもやはりつらいものだ。
一緒に参列したMさんとラーメンを食べたあと、ちょっと時間ができたので駅周辺に立ち寄って、ボーダーラインでたまたま面陳してあったスミスのCDを買った。ちなみに、買ったのはコンプリートシングルコレクションみたいなやつだ。
スミスは19才のころ知人にレコードを借りて聴いてみたのだが、その時は60年代の音楽しか興味がなかったころなので、全くいいと思わなかった。
その後、いろんなとこでなんとなく聴いていたのだが、よく考えるとちゃんと聴いていないバンドであったことに最近気づいた。自称 indiepop 好きには致命的な恥部である。まあ、そんなきっかけが最近あったので、とてもタイムリーだった。

妻には好きな曲とかいろいろあったみたいで、帰りの車中で「これはサークルでKちゃんがうたっていた」とか「これは名曲や」とかいろいろ思い出を語っていた。
そういえば、自分が知ってるちょっと上の世代の人にはスミスが好きだった人が多くて、「部屋の隅っこで体育座りでよく聴いた」とか、それぞれの思い入れを聞かされたりもした。

さて初じっくりスミスの感想は、ジョニー・マーって、エレキギターの本当においしいところを知ってしまった人なんだなあということだった。うーん、この音作りはちょっとブッ飛んでるなあと。一瞬地味だけど、ちゃん聴くとこれはすごい。
当時はどんなに衝撃だったんだろうなーと、後追い世代は今更ながら思いました。


今日の初じっくりスミスはOさんのお父さんのご縁でありました。