シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

ヒラオク!

2006年01月31日 | 楽器・機材・DTM
昨年、高校以来の念願だったVOXアンプを購入した。妻に隠れてこっそり買おうとしたのだが、今考えればそんなことが成立するわけがなかった。結果、妻にヤンヤ言われる始末となり、それは今でもたまに金銭的なことでモメると必ず弱みとして引き合いに出されるハメに。

当時、挽回の意味も込め、ヤフオクで資金損失の相当の補填をした。
その時は、NIAGARA BLACK VOX・ロボコンのロボイヌの超合金(デッドストック)・弟が作らずに残していた、魔神英雄伝ワタルのプラクション・マクロスのプラモ・エフェクター・・・そんなのをバンバン売った。

その中で、最も金になるだろう!と本命だったのは、ローランドのDC-10というエフェクターだ。これは半卓上型(ワラ)・コンセント仕様のローランド製のアナログエコーで、あのギタリストのイングヴェイ・マルムスティーンの愛用品として、コレクターズアイテム化しているものだ。自分は安価で買ったのだが、これが一時は10万円で売られていたことがあったのだ!!!

というわけで、まずヤフオクでは強気に少し高値に設定してみた。さすがに珍しいブツだけあって、相当のアクセス数とウォッチリストへの追加があったが、残念ながら落札されなかった。その後値下げして二度出品したが落札されず、仕方なく東京の某楽器屋に売ることに。考えていたよりもやや安く売ることになってしまった・・・(´Д`) トホホ。

なお、売る前に電話で「DC-10を売りたいんですけど」問い合わせてみたら「失礼ですが、あのヤフオクに出品されてたヤツですか?」とな・・・あの多数のウォッチリストは、相場師のヤツバラだったのね。

そしてなんと、売った数日後にいきなりその店で¥70000くらいで売りに出され、速攻でソールドアウトに・・・(´Д`) トホホホホ
後から考えればヤフオクでの売り方に重大な問題があったことがわかった。(その内容はここでは言えない)。これを経験に出品のコツもだいぶわかってきた。

このDC-10、独特なエコーのかかり方はするが、個体差かもしれないがかかり方がユルユルでちょっとショボい。この音だったら他のエフェクターでも余裕で作れる感じだった。

昨年、山口市大内のハードオフにて、このDC-10の上級機種DC-20を発見!(ちなみにコーラスの付いたDC-30まである)これが数千円だったので迷わずゲット!
このDC-20は、DC-10が2インプットになっただけのようなものだ。しかしこれも個体差かもしれないのだが、コントロール関係は一緒のはずなのに、所有のDC-10よりトータルで考えても全然いい音がする。これは気に入ってしまった。

音だけを求めるなら、このDC-20の方が全然オススメです!
こちらはヤフオクでも全然安いですよ。

さて、とある事情で現在、ヤフオクにとあるブツを大量出品中である。
昨日19点・本日14点の計33点を出品、まだどんどん追加していく予定だ。
これが嬉しいことに予想を超える入札件数。ビックリ栗。
先ほどリアルタイムで見ていたら、自動入札ではあるが1分間に約40件の入札がありちょっと感動的だった。
なお、出品ブツに関してはちょっとここでは言えませんのであしからず。

ここ掘れワンワンワンワン!

2006年01月30日 | ビデ100
本日夜、開店日に妻が借りたDVDを返しにビデ100に行った。
すると、おおォ・・・特設テントでの受付は無くなり、ワゴンセールは例の100円のブツと化していた。
プログレも少なくなってて、ちょっと欲しかったミック・ロンソンも無くなってたが、あらら・・・結構残ってる。
というわけで、先鋭なるCD 諸君たちを救出してまいりました。

【1月31日の収穫】
・Young Skins 『Elephant Stonp』(ex デキシー・ド・ザ・エモンズ)
・Iggy and The Stooges『RAW POWER』 
・IDLEWILD SOUTH『KEEP ON TRUCKIN’』(日本76年サザンロック・VIVID)
・Eric Clapton 『Rainbow Concert』
・Truant『Neithr Work Nor Leisure』 (UKポップなかなかイイ!)
・SHI-SHONEN『2001年の恋人たち』(テクノ歌謡DX P-VINE)
・VA『ARTROCK NIGHT VOL1』 (ものまねロックオムニバス)
・E.S.アイランド『FUNNYINSPIRATION FROM SOLAR MUSIC』
(テクノ歌謡DX P-VINE 細野晴臣 ボーカルはじゅんとネネの「ネネ」らしい)
・松武秀樹・今藤小苗・小松原まさし『江戸』
(電子音楽イン・ジャパン P-VINE YMOプロデューサー松武氏と三味線のコラボ)
・Paul Weller『Heliocentric』
・Geoffrey Downes(エイジア)『The Worldservice』(voiceprint japan)プログレ
・TERRY HUFF&SPECIAL DELIVERY『THE LONELY ONE』(76年スウィートソウル VIVID)
・The Majestic Four『Magic Fun Fair』(コレクターズの変名バンド)
・Hellacopters『Collection Non Album Works 1』
・Bia Grabois『Rock Me』(P-VINE 1999ブラジルアシッド?フォーク)
・JIM&JESSE 『The Virginia Boys』(ブルーグラス VIVID)
・Manhattan Transfer ベスト(ライノ)
・VA『Schema Livello Due』(イタリアラウンジ)
・EDWIN MOSES(ギターポップ)
・HORSLIPS『HAPPY TO MEET SORRY TO PART』(1972英トラッドロック VIVID)
・FEMININE COMPLEX『To Be In Love』(VIVID日本盤)

フェミニンは日本盤オビとライナーを抜いて、誰かにあげようと思っています。
今回で自分の燃料も切れ、今月はTHE ENDの様相だ。
・・・と思ったら、急に寂しくなった。

実は本日はF図書がレンタル半額セールなのだ。ビデ100帰りに立ち寄り、アニメCDをホールドしながらさらに物色をしていたのだが、やっぱ今日は自粛しとこうと棚に返却。


戦隊スーパーベストやTVサイズウルトラOPテーマソング集なんて来月借りればいいさ。(′∀`)


ここ掘れワンワンワン!

2006年01月29日 | ビデ100
昨日マンボウさんの件で北九州に行く前、ちょっと諸事情あってビデ100に寄った。

【 1月28日の収穫 】
・Elton John『One Night Only』
・Elton John『Blue Moves』
・VA『Rock Steady』
・VA『Hello Yound Lovers』クルーエルレコードコンピ
・VA『SKA』
・VA『ACID JAZZ』ACID JAZZレーベルコンピ
・Simply Red『Men & Women』
・VA『POGO&Oichestra-2』 パンク(スケート氏とのトレード用*リョウタのポゴは入ってません)
・Deep Purple『Who Do We Think Are!』
・MAD3『GOD FUZZER』(TIMEBOMB)

すでにビデ100に行かれた方には、もはやお馴染みのブツが載ってるかもしれません。

昼間小倉駅前に居た時、ジャギさんよりメールが来て「15枚買った!」とのことだ。
ひたすらに山口市民の物欲を満たしてくれる、ビデ100である。
冷静にリストを見ると、購入基準がちょっとユルくなってきたのが怖い・・・。

気持ちがよくわかる。ガンバレ!

2006年01月28日 | サントラ・イージーリスニング
本日はシノワファンの筆頭株主でもありマイミクでもあるマンボウさんのお誘いで、北九州に姫神のコンサートに行ってきた。
実は先代姫神は一昨年亡くなられ、今は息子さんが姫神の名を継いで活動を行っているとのことだった。
そういえば、現代は60年代ロックスターたちがだいたい還暦を越えている。こういう世襲制音楽・世襲制ロック現象がそろそろ出てくるかもしれない。

この現姫神さんは、先代姫神時代のファンの基盤を受け継いでいるわけで、まったく違うことをやってそういうファンが離れてしまうわけにはいかないだろうし、かといって全く父姫神のことだけをやっていてもまわりからヤンヤ言われるだろうし・・・
ご苦労は多いことだろう。。。

さて、姫神を聴いてみて意外だったのは、曲中の打ち込みリズムがほとんど「おマンチェ」のようなダンスビートだったことだ。音もまんまそんな感じだ。現姫神になってこういうリズムが増えたのだそうだ。そういえば現姫神さんは髪型もちょっとマッシュルーム入ってるし、本当はああいうのが好きなのかもしれない。
ちなみにお顔は近年復活した漫才コンビ「ジャリズム」のボケの方(渡辺)によく似ておられる。
まだ20代なんだとか。

コンサート中に「ゆき」という曲があって、これがなんかコーラスが入るところだけ急に転調するような、ちょっと天然サイケっぽい曲ですごく良かった。しかし、後でマンボウさんの車でこの曲を聴かせてもらったら全然アレンジが違ってた。これは先代姫神の曲ということだが、このアレンジの違いに息子姫神さんの感性が垣間見れた気がした。本当はこういうのがしたいのかもしれないなー。

現姫神さんはMCでは父の想い出話とか、自分が父と比べられて大変であることなどのネタばかりだった。
それが何かすごく潔く、そしてすがすがしい気さえした。

是非にがんばって欲しいなと思いました。
フレーフレー! ヽ(・∀・)ノ ヽ(・∀・)ノ ヽ(・∀・)ノ ヤングヒ・メ・カ・ミ!

ここ掘れワンワン!

2006年01月27日 | ビデ100
本日、某レンタルビデオ店がオープンした。
本日中に入会すれば特典ありとのことだったので、さっそく行ってきた。

行ってみると、レンタル屋オープン時の定番、入会特設ブースonテントの横になぜかCDがワゴンでどっさり置いてあった。あれは何なのですか?と聞いてみたら、最近よくあるクレジット付き会員カードにすれば、入会記念にワゴンのCDが二枚もらえるとのことだ。しかし、クレジットなしのカードなら一枚だという。クレジット付きのカードはなんかめんどくさいが、まあ二枚もらえるとのことでそれの手続きをした。

そして期待せずにCDを物色したら、なんとザクザク掘り出し物が出てきた!!!
MSIリリースの日本盤のミック・ロンソンの80年代のソロや、ソフトロックで流行った「FEMININ COMPLEX」のVIVIDからの日本盤が見つかった。他にはプログレやアイリシュトラッドのCDなどが結構あった。

結局選んだのは、
・Ian Mclagan & Bump 『Band Best Of British』
→ スモールフェイシズのイアンマクレガンの最近のソロ。

・ 『VA ドリーム ア リトル ドリームズヴィル』 
→ カート・ベッチャー、サジタリウス、NRBQなどドリームズヴィル再発アーチストが録音していた、ビーチボーイズやバンキー&ジェイクなどのカバー曲のみを集めたコンピ。

両方とも当時は買わなかったがちょっと欲しかったやつなので、これはラッキーだ!!

さて、店内に入りレンタルの商品を見てみると・・・げーーー。店名がかわっただけで品揃えは同じやんか・・・
実はこのレンタル屋、昨年暮れから足繁く通ったこのブログでも紹介した、あのレンタル屋がリニューアルしたんです。
ビデオ・DVDは旧作なら7泊8日で100円ポッキリで値下げだが、CDは7泊8日300円で値上がり。
ああ、7泊8日10枚1000円の時代に怒濤のように借りておいて良かった!

で、なんとなく店内を見てみると、おお、なんと中古CD百円均一★それもポッキリのコーナーがあるぞ。
期待せずにまた見ると・・・なんとザクザク出てきた!!!!.。゜+.(・∀・)゜+.゜
それもすべて新古品やんけ!
あの入会記念のプレゼントCDと出所は一緒ということだ

このブツらはTSUTAYAのラベルが付いているので、TSUTAYAから流れてきたんだろう。
どうもこのレンタル屋はTSUTAYAの系列っぽい。店の感じもそんな感じ。

在庫処分!ありがとう!
今までのレコ買い経験でもかなりランクは上位だ!!

では、今日購入のブツをご紹介。

・VA 『ニューロックの夜明け番外編 ファンキーダッコNo1』(P-VINE)
・PULSAR 『HALLOWEEN』(marquee)プログレ
・Brian Protheroe『Pick-Up』(VIVID)75’UKシンガーソングライター
・TONINHO HORTA&JACK 『LEE FROM BELO TO SEOUL』ブラジルフュージョン
・クリス『プードル』(P-VINE)テクノ歌謡シリーズ鈴木慶一プロデュース
・Brothers Johnson『Light Up The Light』クインシージョーンズプロデュース
・Brothers Johnson『Right On Time』
・BeeGees  二枚組ベスト
・Syreeta 『Stevie Wonder Presents』
・Kool & The Gang 二枚組ベスト
・VA『the best album in the world ever ! 』90年代中期ブリットポップ(笑)二枚組コンピ
・村上寛&ダンシング・スフィンクス(VIVID)70年代日本フュージョン
・GIZMOS 『1975~1977 DEMOS&REHEARSALS』(キャプテントリップ)二枚組
・John Barry EMIベスト
・BRITTLE STARS indie pop
・Lizz wright 『SALT』(VERVE 2003年)
・Peter Frampton 『Comes Alive!』
・MuteBeat 『Still Echo』
・VA 『ユーロトラッドコレクション』最近のトラッド女性シンガーコンピ
・Photo Jenny/Birdie 『Split EP』
・Paul Young 『The SECRET OF ASSOCIATION』
・オセロ(お笑い)『Door』
・NEATBEATS『EVERBODY NEED!』
・アニタ・カー、ヤング101、ピコ 和製ソフトロック
・VA『directVAcompilation Vol1 』ダモ鈴木バンドなど
・THE DINING ROOOMS 『NUMERO DUEX』(P-VINEインディーポップ)
・JEFFERSON AIRPLANE 『BARK』
・コモエスタ八重樫 with Jet Lopez『ボディドロップスアスファルト』
・Abus Dangereux 『第四楽章』(ベルアンティーク) ジャズロック
・Antonio Carlos Jobim 二枚組ベスト ボッサ

計30点で¥3000ナリ。
上記のブツはまだ店頭に複数枚あるものも多くありますので、お近くの方はどうぞお急ぎください!
そういえばルー・リードの『ベルリン』も8枚くらいあったな。
Birdieのシングルとか欲しかったやつだったし。山口市民で良かった。

CDを物色中にとなりにいた茶髪の大学生二人組が
「全然いいのないやんー。カスばっか・・・」
と言ってたのが不憫で仕方なかった。

Dead Famous People ~ その2 ジョン・ピール セッション

2006年01月26日 | indiepop80's
昨日付のブログで紹介したDead Famous Peopleは、日本盤『All Hail the Daffodil』のライナーに、英BBCのラジオ番組「ジョン・ピール セッション」に出演したことが記されていたのだが、最近これが本当だったことがわかった。
1989年6月11日に出演していたのだ。

Postcard From Paradise
How To Be Kind
Go Home Stay Home

の3曲を演奏したようだ。キキテェー。

1989年6月11日というと・・・ああ自分は15歳の中3の1学期だ。ちょうどニューロティカの『ドリンキンボーイズ』ばっかり聴いてたころだ。

さらに、DFPが出演した1989年の出演者のラインナップを見ると・・・これは、後追いインディーポップファンにすればすごいメンツばっかりだ。スゲー。

さて、昔はレコ屋に行くと各アーチストの「ジョンピールセッション」ってのを見つけてて(確か白黒の英字新聞みたいなジャケ)、これは一体何なんだろうと思っていたものだ。
現在はここで著名アーチストのジョンピールセッションでの音源が、フルではないが聴くことができる。インターネットさんありがとう!

・・・でもDFPの音源はいつになったら聴けるのだろうか。どなたかBBCに知り合いのいる方、お願いします。

このジョン・ピール氏が2004年に他界されたのはもうご存じだろう。65歳・・・本当に残念なことです。

Dead Famous People ~ その1 わが心のindiepopバンド

2006年01月25日 | indiepop80's
突然ですが、シノワヒスタンダードのご紹介です。
このバンドが昔も今もおそらく今後も、80年代インディーポップで一番好きなバンドであることを公言しておきます。

Dead Famous Peopleとの出会いは99年のことだ。
京都の老舗中古円盤屋「HOTLINE」にて、アルバム『All Hail the Daffodil』を700円で購入した。それ以来ハマったまま抜けられないバンドである。もっとも成功したジャケ買いの一つだ。
なお、自分はmixiにてデッドフェイマスピープルのコミュニティも運営している。少数ではあるが(2006/1/25現在10名の会員がいる)、かなり根強い心棒者がここに確かにいる。コミュから脱会される方もおられず、かなり同胞意識が強いコミュの一つであることを自負している。なんでこのバンドがもっと広く知られることがないのかが、全く理解不可能だ。
悲願の再結成来日公演が来るまで宣伝活動に努めたいと思っているので、まず本日のところは大雑把にお伝えしたい。

はじめに簡単なプロフィールをご紹介させていだだきます。
Dead Famous Peopleはもともとニュージーランドのバンドで、まず、ニュージーランドの有名レーベル「FLYING NUN」から『LOST PERSONS AREA』(1987)というミニアルバムをリリース。その後イギリスに移り、ビリー・ブラッグの素晴らしきレーベル!「UTILITY」から『Arriving Late In Torn And Filthy Jeans』(1989)という6曲入りアルバムを、つぎにこれまた名レーベルの「LA-DI-DA」より、アルバム『All Hail the Daffodil』(1991)をリリース(LA-Di-DAの2枚のコンピにも参加してますが、曲はアルバムとダブリ)。
さらにレナード・コーエンのトリビュートアルバム『I'm Your Fun』に「True Love Leaves No Traces」の一曲で参加。これが唯一のメジャーレコーディングです。メジャー録音だけあってか、ある意味残念なことではあるが、上記インディー音源より全然音がブ厚い。
そしてもう一つ、「DRIVE AWAY」という曲が雑誌の付録らしい?ソノシートに収録されている。これのリリース年はよくわからないが初期のものだと思われる。
2001年にはアンソロジー的なベストと未発表曲を併せた『シークレットガールズビジネス』を出している。過去の名曲もリマスターされ音圧もアップしている。

さて音の方はというと、ちょっとダウナーだけど明るくもある、知的で凜としたアコースティックポップである。ボーカルのドナ・サベージさんの声は、everything but tye girlのトレイシー・ソーンや、SIDEELEYSのような中低音ボイスである。一聴時では男性と間違えた人もいたくらいだ。ちなみにこのドナ・サベージさんは、セイントエティエンヌの「Let's Kiss and Make Up」という曲にコーラスで参加している。

このdead famous peopleは、たまに中古CDとしては安価で売られていたりする。しかし、ネオアコギタポ専門店ではそんなに安くはない一種のレア盤扱い。こういう微妙な立場にある。
こんな状況を憂慮しているので、自分は中古で見つける度に買っている。LA-DI-DAからの『All Hail the Daffodil』は、CDは3枚、LPは2枚持っている。このうち一枚のLPには、トホホ・・・購入時から盤違いで謎のレゲエが入っていた。返品もめんどくさかったのでそのままにしているのだが、しかしそのレゲエのジャケにdfpが入ってると思うと、良い感じだ。

以前職場の上司を車で送迎中、車中でdfpを流していると「これは何というグループか?」と聞かれた。「はい。イギリスの80年代の少しマイナーなグループです」というと、「お前、わしは率直にグループの名前をきいとるんやないか。はっきりいえ。」と怒られたことがあった。
中年のハートもわしづかみだ。

さて、dfpのもっとも名曲なのは「Postcard From Paradise」という曲に間違いない。これは本当に名曲である。
シノワは2005年春に活動再開したのだが、その際この曲のカバーをレパートリーに加えた。それだけ最高な曲なのだ。

【 続く 】



TALK TALKの究極サイト

2006年01月24日 | 米サイケ・ガレージ
おっと・・・大事なことを忘れてたぜ。

ミュージックマシーンには決定的なオフィシャルサイトがある。

現行リリース作品の音源の大量試聴になんと、映像まであるぞ!
こんなサイトはめったにない感じだ。
パズルまであるし、今はリンクが切れているが、スクリーンセーバーまでダウンロードできるみたいだ。
カルチャークラブのオフィシャルサイトよりすごいかもしれない。

なお、2004年にはヨーロッパツアーもあったみたいだ。
オフィシャルのTシャツもカッチョエー!

TALK TALK

2006年01月23日 | 米サイケ・ガレージ
 MUSICMACHINE

星の数ほどある60’s中期の米国産ガレージバンドの中でも、本当にオンリーワンな音を出すバンドだ。

ミュージックマシーンの特徴はその究極的にタイトなグルーヴだ。ビシバシくるドラムの音、それにからむチープだけど狂暴なギター、意外とよく動いてるベース、VOXオルガンの典型的な「チー」音・・・狙っているのか、ただ録音がチープなだけなのか・・・それはもはや問う必要はない。ただ、これに魅了されている人間が世界中に数知れないというだけのことだ。奇跡の結晶としかいいようがない代物としかいいようがないとしかいいようがないと、つい文章も乱れてしまうわけである。

ミュージックマシーンは当時のモッズ仲間、寝屋川在中のOさんに教えてもらった。
なんとも衝撃的なこの音源、どうしても欲しくなった。探して1年、神戸の名レコード屋ハックルベリーにて4800円で発見!!!思わず購入してしまったのだが、なんと同日のレコ屋まわり中にリイシュー盤を見つけてしまった。そしてビビリながらも店長さんにワケを話して返品しようと、再度ハックルベリーに行った。なんとすごく快く返品に応じてくださったのだ。
しばらく行ってはいないのだが、本当にいいレコード屋である。

この『TURN ON』は本当によく聴いた。
黒づくめのミュージックマシーンには、かなりワイルド・暴力的・チープというファクターのみのガレージバンドとの誤解が一部にはあるが、実はこの1stは意外と音楽性は幅広いのだ。ちょっとラ・バンバみたいな、フルートの入った3曲目「cherry cherry」や6曲目の「Some Other Drum」なんか聴いてみたらそういうことはすぐにわかる。

今日、再度聴いてみてわかったのだが、この1stではドラムのハイハットが異様にでかくミックスされていて、スネアがチッチャイ。これでスネアとハイハットがほとんど区別が付かないので、ハイハットだけでドラムが成り立っているような感じだ。これが独自なタイトかつワイルドなドラムのグルーヴの仕掛けであることがわかった。

このころ、ミュージックマシーンの音源としては1stの『TURN ON』しか入手は不可能だったが、『TURN ON』の後の音源があることは知っていた。
そしてSUNDAZEDより、ワーナーからの2ndアルバムにシングルなどを加えた『Beyond The Garage』が発売され、3rdの予定だったらしい(?)『IGNITION』が出た。

ようやく聴けたこれらの音源はまたすごいもので、彼らの本領がさらに発揮されている!ように思・・・った・・・のだが、実は、バンド名が『TURN ON』以降は「Boniwell music machine」名義になっているのだ。
有名な話ではあるが、1stのミュージックマシーンのベースは、ソフトロックのカート・ベッチャー人脈のキース・オルセンさん、そして、あのハイハット炸裂ドラムのロン・エドガーさんはカート・ベッチャーとの「Goldebriars」のドラムスだったのだ。彼らは1967までの在籍で、ミュージックマシーンを辞めたあとに、あのソフトロックの定番「ミレニアム」と「サジタリアス」に関わるようになったみたいだ。特にエドガーさんは両者でドラムをたたいている。

つまりセカンド以降はメンバーチェンジ後の作品ということになるみたい。
バンド名が変わったのはメンバーチェンジが原因だったようだ。
確かに1st以降の2枚は、ハイハット炸裂のドラムと、それとはちょっとニュアンスが異なるスネアが前に出た2種類のドラムがあって、だいぶ違うなーと思っていたのだ。そうか別人だったんですねー。

このカート・ベッチャー関連の二人がいたからこそ、ミュージックマシーンは、ちょっと幅広い音楽性があったのだろう。
かなり曲もいいし。

1st以降の音源については、またいつか取り上げることにします。

call and response を 念押しで推薦します。

2006年01月22日 | indiepop00's
大阪の某氏より電話。
先日のブログで紹介した、call and responseのSimone Rubiさんのユニット、「Rubies」を試聴したところ「良かった!」とのこと。
嬉しかった。

自分は彼女たちの回し者でも何でもないが、call and responseのその素晴らしさに全く不相応な日本における認知度の低さは本当に残念である。
こういう音楽を聴きたかった!という人が少なからずいるはずなのにもったいなく思う。
聴くべき人が聴けていないことが不憫で仕方ない。自分だって偶然知ったわけだし、日本にいて知れることはまぐれに近い。
今はただ、一人でも多くの耳に届いて欲しいことを切に願って、こうやって日々過ごしているわけだ。

さて、amazon.co.jpを見てみたら、carの名作2nd『Winds Take No Shape』の米盤がリストになくなっている?
「from UK」のイギリス盤?が近日発売予定で2867円?

まあ事情はよくわからないのだが、このままこの名盤が入手しづらくなっていくのかもしれないなーと思ったら、ちょっと危機感めいた感じさえしてきた。
というわけで緊急にこの記事を書くことにした。

call and responseは最初は7インチを数枚リリースし、そしてkindercoreから1stアルバム『call and response』をリリース。

そしていきさつは不明だが、この1stアルバムにトラックを追加し、リミックスし、ジャケも換えたものがエンペラーノートンからリリースされている。
これが日本ではP-VINEからリリースされていて、ボーナストラックとして「Mr.weatherman」が収録。
これが唯一のcarの日本盤だ。

このリミックス盤であるが、kindercoreのものよりもだいぶシンセ音が小さくミックスされておりバランスが良くなっている。コーラスの追加、またエフェクトのかけ直しも多数である。
さらに、2.All Night Long 6.When The Lights are Outの2曲追加されており、この2曲が素晴らしく良い。
この2曲はベックのプロデューサーがプロデュースしているようだ。
Kindercoreリリースのものより格段に良くなっています。

現在amazon.co.jpではこれが割引になっているので、間違いなく買いです。
ちなみにamazon.co.ukでは、この日本盤は£20.99!日本円で4200円だ!日本で良かったですねぇ。

この時期は、グルーヴィー・スペイシー・ヒップホップ・ソフトロック・ファンクをインディーポップでまとめた感じ。
メインボーカルは二人で、キャリーさんはカーペンターズっぽく、Simoneさんは舌足らずで味がある。
どっちも本当にたまらなくツボに入る。ちなみに1曲目はギターの男性が歌っているが、これもなかなか良い。

このバンドのさらなる武器は、なぜこの曲にこんなグルーヴィーなベースが!? というほどのファンキーベース。
この方は現在Rubiesに参加されてます。ライブでもめちゃくちゃ格好良かった。

ちなみに次作『Winds Take No Shape』では、ポストロックな音になります。