シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

草食系バンド

2009年10月13日 | automeyer情報
久々にオートメイヤーの練習が某スタジオであった。
夜の9時からで11時からは他のバンドの予約があるので「時間厳守でお願いしますね」とのことだった。

律儀なオートメイヤー諸氏はきちんと機材を片づけスタジオを出た。
すると次の練習のメンバーの人がやってきたみたいだ。
スタジオオーナーの方が挨拶をしてもわりとすましているような、いわゆるロックっぽい強そうなタイプの方だ。
たぶんかなり年下だろうとは思う。

そしてスタジオのロビーの方では他のメンバーだかその友人だかが談笑している。昨今で言う肉食系男子の集まり。
オートメイヤー諸氏は自分も含め草食系。すごすごと退散した。


高校生の時分など、バンドを始めるにも肉食系と草食系がある。

・ちょっと不良っぽい強そうなタイプの人がそのままのノリでバンドをはじめるいわゆる押尾学的タイプ。
・一方で自分を全面に出すのは苦手だけど、バンドなら自己表現ができるかもしれないと思う佐野史郎的タイプ。

超草食系バンドマンとして生きてきた自分としては、特に高校時代とか肉食系の連中に理不尽にヤられてきた経験もあり、
野獣に対する憎悪の念がややぬぐい去れないが(笑)、まあ年もとるにつれそんなことはどうでもよくなってきたはずだった。

だが今回の肉食系バンドマンに遭遇して草食系の本能が突然蘇ってしまった。

所詮草食は一生草食だということだ。



Martinelli's マーティネリ マルティネリ

2009年10月05日 | その他
http://www.martinellis.com/

今年の夏に、イトコが引っ越しをするというので、引っ越し処分品としてリンゴサイダーの開封済み在庫をもらった。
コストコでまとめて買ったというものらしい。

車だったし断る理由もなかったのでなんとなくもらって、うちに帰って飲んだら猛烈に美味しいと思って、夏の繁忙期には
1日1本を夜に楽しみに飲んだ。今まではサクレだったのだけど、今年はオシャレだった。
http://blog.goo.ne.jp/shinowarecords/e/3558215b737bb554e13044c53615c2ab

まだ在庫も結構あったのでそれまで何気なく飲んでいたが、ラスト1本になったときに、ああこの商品名やメーカーを見てなかったことに気がついた。
Martinelli's マーティネリ マルティネリ という創業1868年(日本でいえば明治元年)のアメリカの老舗メーカーらしい。
それもリンゴジュース専門屋。久々に理屈抜きでなんかすごいと思った。

そして今日、ガマンできなかったので先日楽天がポイントキャンペーンもしてたので、お取り寄せ。

前日はサイダーだけだったが、今回は少し炭酸ヌキのリンゴビン入りのジュースも少し買ってみた。
(日本では上記二種しか主に流通していないみたいだ)

いや、炭酸ぬきのジュースの方も本当にウマイです。
蜜の入ったリンゴを蒸溜したかのようなストレートでスッキリして深く濃いが味がします。
こればっかり飲むとおかしくなりそうなので、特別な時にだけ飲もうと思う。

未曾有のおじいちゃんロックの時代がもうすぐ来る

2009年10月04日 | 日本70's
夕方、矢沢永吉さんのたぶん還暦ライブ(?)の放送をNHKでやっていた。
ゲストに氷室京介とかヒロトとかが出てきてて、ああそういえば昨日寝る前に「NO N.Y」を聴いたのでタイムリーだった。
それにしても氷室京介は久々に視たのだが、不思議なことになんとなく嬉しい気持ちになった。

「矢沢永吉」からは、すぐに脳裏に浮かぶことが2つある。

先日仕事先での飲み会に参加したとき、ある清志郎ファンの方が逝去の直後だったので日非常に歎いておられた。
実はその方は最初は永ちゃんのファンだったそうだ。
そして永ちゃんのライブを見に行ったんだそうで、前座にその方が当時全然知らない清志郎で、
「今、永ちゃんはあっちでクソしてるから、その間オレが歌ってやる」とか言って、
ガツーンと某有名曲を歌ったその瞬間からのファンなのだそうだ。ものすごくやられたということだった。

もう一つは、永ちゃんのなんかのテレビドキュメントでのインタビューの話。
確か外国のどこかでライブに出て、その時に自分はかっこ悪いなあと思ったとかで、
それなら西洋的なものにこだわるのではなく自分は自分のままの路線で行こうと割り切ったとか。そして今があるとかいう話だった。
だいたいこういう話だったように思うけど、細かいことが違ってたらすみません。
どちらかというと苦手なタイプのミュージシャンだったけど、このインタビューを聞いて格好いい人だなと思うようになった。

大学生の時に通ってた床屋さんのマスターが、若き時代にキャロルに憧れてギターを買ったという方だった。
かなりキャロルの話が多かったので、実際に聴いてみたら意外と思ったより聴きやすかった記憶がある。


ロックも大雑把にいえばおおよそ戦後生まれの人々の音楽で、ビートルズ以降の60年代ロックをひとつのスタートと考えると、
当時活躍したロックスターがおおよそ現在60代くらいだから、まだ80歳以上のロックスターが頻出する時代には突入していない。
そう考えるとまだロックの歴史は人類の歴史からみるとほんの一瞬で、これからようやくおじいちゃんロックスターの時代がやってくる。
冷静に考えてみるとこのことはちょっと意外に思える。

実はおじいちゃんロックはまだ未知の世界・領域で、よく考えればまだまだロックは想定外の展開が待っているかもしれないなと思うとなんとも嬉しくなる。

是非永ちゃんにはそれまでがんばって欲しいと思う。
そして東京ドームが75歳以上の現在でいうところの後期高齢者で埋め尽くされる光景を楽しみにしたいと思う。


映像は今の自分くらいの歳の永ちゃん