シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

ニューエスト祭り その4

2006年05月31日 | 日本90's~
『CROSSBREED PARK』
ニューエスト好きには周知のことだけど、こちらのアルバムより「The Newest Model」から"The"がなくなり「Newest Model」になった。
そのいきさつはファンとして恥ずかしいのだが・・・よく知らないのだ。
なんかそれに関連したインタビューを読んだことはあるような気はするのだが・・・。
誰かご存知の方がいらっしゃいましたら、どうぞご教示くださいませ。
*なお、残念ながらiTuneからダウンロードするCD情報では、すべて「The Newest Model」と表示されてしまいます。

さて、こちらのアルバムももちろん大好きだが、うちの弟がニューエストではこのアルバムを最も好きだったようで、特に「杓子定規」が好きだったたはず。

このアルバムがニューエストの最高傑作だという人もかなり多いのだ。確かに”The”もなくなったせいか、そのサウンドも歌詞も大きく転回して、次作『ユニバーサル インベーダー』よりも後のソウルフラワーユニオンを暗示させるようなアルバムだ。
当時、グレイトリッチーズがファンクよりのアルバムを出したことがあって、「今はファンクが流行っている!」みたいな文脈のなかで、この『クロスブリードパーク』が語られていたこともあったと記憶している。

このアルバムも何回聴いたかわからないなー。
「車とういふ名の密室」のギターのリフがファズの音だということ、「夜更けの彷徨」がバーズの『The Notorious Byrd Brothers(名うてのバーズ兄弟)』の「Tribal Gathering」にかなり影響されただろうこと(イントロはほとんど一緒)などは大分後になってからわかったものだ。
「杓子定規」や「乳母車と棺桶」とかはブリティッシュフォークやトラッドからの影響もあるっぽい(実際、中川氏はペンタングルを当時紹介しておられた)。沖縄やアイヌからのインスピレーションも顕著に感じられる。

このころの中川氏のインタビューで思い出すのは、
「イギリスのサイケは密室的やな」
「ストーンズとかビートルズって、ロックファンなら誰でも一枚は持ってるやん?ニューエストのアルバムもそんな感じで持っとけるアルバムやねん」
「カーティスが自分でプロデュースし始めたころのソウルが好きや」
などである。

歌詞はやや難解に・・・というか、内向的な部分は前作に比べてかなりメタファー的になってくるように感じる。
しかし、逆にストレートに社会問題を扱う歌詞は増え、後のさらなる転回への布石となっているようだ。
全作までの一見内向的な歌詞は、実は「そんな内向の総体としての社会性(批判)」を結局は見据えていると感じられるので、おそらくこういう転回も、全作までを信奉していたリスナーは全く違和感なく入っていけたのではなかったかと思われる。

「雑種天国」の歌詞が、諸先生方に是非に響いてほしいもんだ。
実際に高校時代にこの曲を知ってから、日本の単一民族観のインチキなどを考えるようになった。
学校での全く問題意識の感じられなかった人権教育より、この5分14秒の方が重要だった。
諸先生方も人権教育に悩んでたら、とりあえずこれがオススメです。

*おまけに乳母車と棺桶

ニューエスト祭り その3

2006年05月28日 | 日本90's~
ご無沙汰しておりました。
諸事情によりしばらく更新できませんでしたが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
シノレコは昨年9月以来ほぼ毎日更新しておりましたが、都合で本年より出張が増えますので、更新が今回のように稀に空くと思われます。どうぞご了承ください。
さて、祭りを再開いたします。


時間的にいえば、最初に買ったニューエストのアルバムは『SOUL SURVIVOR』だ。
中古屋で「エンプティーノーション/こたつ内紛争」のシングルを買って、感動した直後だったように思う。

このアルバムは本当に思い入れが深すぎ。
大学で一人暮らしを始めた直後だったと思うが、当時京都のヴァージンメガストアのあったBALビルのとなりのビルの地下にあったスローターハウスにて、『ソウルサバイバー』のアナログを発見(スロータハウスは後、三条に移転後に閉店)!
その時の感覚ではちょっと高かったが、思い切って購入した。今となっては宝だ。

このアルバム、インディーレコーディングでは物理的にも制限されていただろう、ホーンセクションも随所に入り、ソウルパンクの集大成的かつ、今後の可能性とバンドのスケールの大きさを感じさせるアルバムである。
ニューエストだけで見ると、位置的にはちょうど過渡期であるが故に、言い換えれば両方のラディカルさを兼ね備えた、アルバムであると言える。

メジャー一作目にして、インディー時代にやりたかったことが一気に噴出した、そういう衝動に満ちあふれたアルバムであるように感じる。
一曲目「アーマードピース」は、いわばメジャーとしてのニューエストの冒頭を飾る曲であるといえるだろうが、ゴリゴリのパンク時代からのファンで、そういうニューエストが好きだった人はこの曲を聴いてどう感じたんだろうか。


このアルバムの歌詞が本当に好きだ。このアルバムを好きな人のほとんどはそういうだろうと思う。
詞も曲もがこれだけ殺し合わないで相互に引き立て合う、その見事なバランスは全く比類がないものだ。

ニューエストのアルバムでは歌詞が最も内向的なのだが(次作ではかなり社会派に転回)、こちらもサウンド同様に初期ニューエストの世界の集大成かつ未来を予測させる内容である。

その内向的だが突き放されるような、一人称~三人称までの主観から客観が入り乱れる歌詞は、当時悩み多き一高校生の、まさに日々の道標となっていたものだ。
そもそも自分の青春時代は本当に暗黒時代でほとんどいい思い出がなかった。そういう中で、どれだけこの歌詞で自分が救われたか・・・これは他者が想像する以上のものであることは間違いないと思う。それだけ、大事なアルバムなんです。

トータルな歌詞のストーリー性でなく、それぞれの歌詞のフレーズそのものが、本当に日々脳みそにビシバシ来ていたものだ。
ストレートだけどすごくメタファーでもあるそのフレーズ群は、当時抱えていた様々な悩み・シチュエーションにその時々に意味を変えて、自分自身を殴ってくれて、そして後押ししてくれて、また時には理論武装させてくれた。

中川氏はイデオロギー的にもそのころからほとんど近いものを感じていたので、本当にすんなりそれらは入ってきた。
当時の自分は完全なる負け組で人生の敗北者的だったので、マイノリティーでビハインド的な視点からの歌詞の立場には心から共感した(ニューエストのこういうところが苦手だったりする人もいるみたいだけど)。

あえて3曲あげれば、「In The Holiday Mood」「青春の翳り」「ソウルサバイバーの逆襲」だなー。

 「心の戸かしましくこづく ただ派手好きの自分自身」
 「おしゃべりは信じないよ 嘘のような気がする」
 「苦しみはお前の宝さ」
 「悲しみ抱きしめて 楽しい歌歌え」
 「狂わない時の海を 犬かきで溺れかける」
 「いかさまはもういらん顔するなよ もらい泣きするだけの君の涙」
 「あやまちが忘れられた 都合がいいから 魂の生き残りが迎えに来るまで」

ちなみに、高校時代に愛用してたグレコのリッケンバッカーモデルの裏には
「Let's embrace sorrow & sing happy songs」といまだに書いてあります。

このころのニューエストは歌詞中には英語はなく、ブックレットに全歌詞の英訳がついているのが、今もって好きだ。

ニューエスト祭り その2

2006年05月21日 | 日本90's~
順番に、本日は『Pretty Radiation』である。

こちらのアルバムはリミックス再発のCDでしか聴いたことがないのだ。
オリジナルLPを買うチャンスは何度かあったのだが、なぜか買い逃してしまっている。
次回見つけた際には必ず買おうと思う。

プリティラジエーションは、元来はニューエストの存在自体を知るきっかけとなったアルバムだ。
雑誌『CDでーた』に日本インディーズ特集があって、インディー大好き少年の自分ははそれを毎日食い入るように見ていた。
いつかのために、そこに載っているアーチスト名を覚えたものだし、レコードも買えないので「このバンドはこんなんかなー?」とかいろいろ妄想していたものだ。

そこに紹介されていたのがニューエストのこのアルバムだった。ベーシストの鈴木さんが中央に大きく写るジャケットがとても印象的だった。
この雑誌でニューエストのことをインプットしておいたからこそ、あの古道具屋で「Empty Notion/こたつ内紛争」のシングルを買えたわけだ。

タイムリーにも自分がニューエストを好きになって、ニューストばっかり聴いてた丁度その時にこのCDが再発された(91年2月)ので、ものすごく嬉しかったし、それは夢のようだった。
当時はいろんなメディアにこのアルバムが取り上げられていて、たしか朝日新聞の夕刊のCD評にも載っていた記憶がある。
『AERA』にも載っていたような??(記憶違いだったらすんません)
「ハイテンションな音楽が怒濤のようにたたみ掛ける!」みたいに評されていた。
たしかにこのアルバムは、ほぼ曲間ナシの10曲28分のハイテンションが続く。そしてこっちもテンションが上がる。
リリース時の中川氏のインタビュー記事もほとんど読んだと思うが、こちらはあまり記憶にない。

上記の評に影響されているわけではないが、このアルバムは「曲」があるという印象でなく、「アルバム」(感覚的には、曲のカタマリのような)として聴いてしまうので、かつて一度も途中で聴くのを止めた経験はないように思う。

それまでによく聴いていた「エンプティーノーション」の初期バージョン、こちらで初めて聴いた時はやっぱブッ飛んだ。
リリース的に『Solid Foundation』の方が先だったで、こちらですでに聴きまくっていた音源「Feeling Fuckin' Around」・「Soul Dynamite」・「Pretty Picture Book」も同様にブッ飛び。
旧バージョンも好きだが、こちらのバージョンのスピード感とテンションとすごい音圧は、そりゃもう迫ってくる感じ。

久々にライナーを見てみたのだが、8曲目「Armed Peace」にはグレリチのマモル氏・ポテトチップスのもりくん・DEEP&BITESのマー君・コンちゃんなどの、いわゆるバカロック勢がコーラスで参加してることを忘れていた。

ニューエスト祭り その1

2006年05月20日 | 日本90's~
昨日のニューエストモデルの反響が結構あったので、続けて本日も行きます。
クロセ兄さんもニッチーノ姉さんもニューエスト好きなのはもちろん周知の事実でしたよ。

高校時代ニューエストばっかり聴いてるときは、とにかく今日は何のアルバムにしようか?ってな感じでした。
ニューエストのアルバムは全部どれも一気に聴けるんですよね。


さて、本日からニューエストをじっくりと聴きなおしてみることに。

やっぱ順番に聴きたいということで、本日は『Solid foundation』を熟聴。
ニッチーノ姉さんおすすめのゴリゴリの"The"時代のニューエストモデルである。

うーん。やっぱ全曲しっかり覚えている。
ゴリゴリした感じに、さらに曲のテンションを高めていくキーボード。こんなサウンドはやはり比類がない。
ギターの音もギンギンのソウルパンクだ。

このころの時代のを聴いてみると、かなりジャムやポール・ウェラーの影響が強いのだなと感じられます。
中川氏もリッケンの330使うてはりますものね。

基本的にはゴリゴリのパンクだけどいろんな音楽の引き出しがあることがよく伝わってくる。
高校時代はここまでわからなかったものだ。
イギリスにジャムがあるなら、日本にはニューエストモデルがある!というくらいに評価できると思う。
お互いはそれぞれに孤高であり、そして根っこの部分にはほとんど同じものを感じる。
全然言い過ぎではないと思います。

自分がニューエストを好きになったのは歌詞でもある。
曲と歌詞のトータルイメージもやはり比類がないように思う。
高校時代のノートにはいたるところにニューエストの歌詞が書いてあったりする。
かなり救われたものだ。

このアルバムもやはり一気に聴けてしまうが、特に好きなのを強いて3つ選べば
・STTIFEN UP (FOR THE MOMENT)
・GROOVY STAND
・PRETTY PICTURE BOOK

Soul Dynamite(~沈黙は 服従なり)は、今聴けばかなり60年代ガレージパンク的。

こたつ内紛争

2006年05月19日 | 日本90's~
中学の頃は日本のインディーズばかり聴いていた、日本ロック少年だった。

高校1年ころ思うが、たまたま行った古道具屋にNewest modelの「こたつ内紛争」のシングルが100円で売っていた。
ジャケがザッパのフリークアウトのパロディのやつである。
安いので買って帰って聴いてみた。こんなかっこいい音楽があったんだなーとびっくりした。
それ以来、ニューエストモデルだけ聴く時期がしばらく続き、その後も高校時代はニューエストモデルをずっと聴き続けていた。
ニューエストは自分の音楽人生の羅針盤となったバンドです。

現在はなくなっているが、この古道具屋とは、現在の山口市小郡の三久ラーメンの国道を挟んだ川側の線路沿いにあり、後にマンガ喫茶などになった倉庫みたいな店舗だった。
ここではその後もスタカンのシングルを5円で買ったこともあった。

雑誌『バンドやろうぜ』だったと思うが、中川敬さんが紹介する海外ロック名盤があって、それを聴いたのが洋楽を聴き始めたきかっけだった。
それまでは洋楽とはマドンナみたいなのとか、ボンジョビみたいなのしかないと思っていた少年だったので、ニューエストモデルのルーツを知りたいとなんか食らい付いていくような気持ちだった。

そういう意味で、この「こたつ内紛争」はやはり思い入れが深すぎ。

さて、19の時、念願のニューエストのライブを初めて体験することに。
大阪城へんの野外無料ライブだったと思う。
ニューエスト同志でもあるスケート君と一緒に行ったのだが、このライブで「ニューエストがメスカリンドライブと合体して”ソウルフラワーユニオン”になります!」宣言をしたような記憶がある(スケート君、そうでしたよね?)。

このライブで念願の「こたつ内紛争」が演奏され本気で興奮し、ステージ前の突入して揉みクチャになって、購入したばかりのピカピカのグラサンが割れてしまった。

で、「こたつ内紛争」のライブ!最高!

疑惑の”レッツ”

2006年05月18日 | ソウル・ファンク
昨日に続きMarvelletesの話題ということで、お決まりのYoutubeよりMarvelletesと、Martha & the Vandellasと、Diana Ross & The Supremesのトリプル映像です。

必見!ここをクリ!

マーベレッツは「Don't Mess With Bill」、ヴァンデラスは「Nowehere To Run」、シュープリームスは「You Can't Hurry Love」の映像である。
やっぱり映像を見ても、マーベレッツがこの3つの中では一番好きだし、顔も好みだということを再認識させられた。
もちろんあとの2グループも好きには変わりないんですけど。
モータウン聴き始めの高校時代は「ワー!モータウンにはこんな素敵なガールグループが沢山あるに違いない!」なんて夢を見ていたものですが、実は意外にもグループとしてはこの3つオンリーなんですよねー。

なお、マーベレッツのピンの映像はこちらです。

さて、この3つのグループ、スペルが覚えにくいのだ。
なんと、今回のYoutubeにアップロードされた方もスペル違ってるんですよね。(ページ右の検索タグに注目)
「Supremes」は正解してますが、「Marvelletes」は「Marvrlettes」に、「Martha and the Vandellas」は「Martha and the Vandelas」になってるんです。

残念ながらこの方も間違ってしまったわけが、ヴァンデラスは「”ラス”の”ラ”は”l”が2つ」と覚えればまあミスは防げそうだ。
しかし、マーベレッツはややこしく、一筋縄ではいかない。

マーベレッツのしてしまいがちなスペルミスは「Marvellets」「Marvelets」「Marverets』「Marvelets」など・・・いや、これだけではなく、さらにかなり多くのバリエーションが考えられよう。
なお、youtubeでのミスは「Marvrlettes」とかなり複雑なミスである。

実はマーベレッツの”レッツ”がやっかいなのだ。
 1「”レッツ”の”レ”の”l”は2つではなく1つ」(ヴァンデラスの感覚だと間違う)
 2「”レッツ”の”ッ”の”t”は1つではなく2つ、」
 3「”レッツ”の”ツ”は"ts"ではなく、"tes"」
あたりを押さえておくことが必要となる。ヒエー。

昨日のブログを書いた時はスペルは奇跡的に正解していたが、今回のブログではいきなり冒頭スペルミスである。
情けないので、そのまま残しておくことにしました。


本日は特別にもう一本!
ここ!
この2曲目はやったぜ!のノット口パクのライブですよん。

please Mr. ガングリオン

2006年05月17日 | ソウル・ファンク
一昨日の夕食の時のことだ。
食卓を共にしていた母が「あんた、左手どうかした?」というので、「え??」と思い手を見ていると、なんと左手首の甲にコブができている。
痛みもないので全く気づいていなかったが、ちょっとビックリした。
父にも似たようなことがあったらしく、その時は切開手術をして中の脂肪の固まりを除去したらしい。
多分そういう症状だろうから早く病院に行った方がいいだろうと勧められた。

昨日は忙しかったので病院には行けなかったが、知ってしまうとやはりその手首の突起が気になってくるもので、なんとなく痛いような、そして圧迫感を感じるような気がしてきた。


で、本日病院に行って来た。やはり病院に向かう車内では不安になってきた。

「切開手術ってやっぱ麻酔とかするんだろうか」
「いや・・・簡単な手術だから麻酔はナシかもしれない」
「もしかして悪性だったらどうしよう」
「左手が不自由になったら、ギターは弾けなくなるな・・・」
「ギターが弾けなくなったらキーボードに転向するしかないな」
「キーボードでもファズやディレイは使えるな・・・」
  ・・・・・・こういう結論に至ったところで病院についた。

さて、一時間くらい待たされて診察が始まった。
先生に「痛みはありますか?」とかいろいろ聞かれて、手首の突起を先生がグリグリした。
「これはガングリオンです」
との診断だった。特に今緊急に処置せねばならないということはないらしい。
「今日は専門の先生がいないからまた後日来てください」と言われ、本日の診察は終了。
とりあえず、今日は痛いことが猶予されてちょっとホッとした。

さて、うちにかえってネットでガングリオンを調べてみると「ああ!これよこれよ!」というくらい、自分は典型的な症状っぽいようだ(ただし、どうも女性に多いらしい)。

説明1
説明2
説明3

ともあれ、完治にいたるまでは厄介なようで、やはり手術をしないといけないみたい。ハアー。


本日、病院の帰りgemm経由で手に入れたMarvelettesの『Deliver: The Singles (1961-1971)』を聴いた。

なんとこちらのCD、アマゾン.co.jpでは26787円もするのだ。
アマゾンはこういうのが増えてきたなあ。相場に影響しなければいいのだが。
gemm経由ではこれの10分の1ですよ。

さて、最近、マーベッレッツのCDが急にどうしても欲しくなったが、現行CDではなかなかいいのが出てないので、上記のこれに行き着いたのだ。
大好きなシンガーのMary Wellsも現行CDではいいのがなくて、この90年代初めに出たモータウンからの二枚組「Master series」シリーズが今のところ一番充実したCDである。
モータウンの中で、エレガンスでキュートでソウルでジャジーなバランスがめちゃくちゃ程よいマーベレッツは、メアリー・ウェルズに次いで好きなガールシンガー(グループ)だ。
特に中期~後期ころの曲は本当に最高だ。

ちなみに「Here I Am Baby」が私的ベストトラック。
大学のころやっていたガレージソウルバンド「ホルマリン パイナップル」の選曲会議で、カバー曲として持っていったのだが、残念ながら漏れてしまったのが忘れられません。

スティーヴ = ロッド+ロン

2006年05月15日 | 英70's
今日はサッカー日本代表が決定したようで、いろんなブログではこの話題で持ちきりだろう。
残念ながらサッカーはあまりよく分からないのだが、代表選手を見て驚いたことは、ほとんどの選手が自分より年下ということだ。
冗談抜きでかなりビックリした。
ベッカムが年下であることは薄々は知っていたが、まさかサッカーの世界はほとんどが年下なんて・・・。
自分が知ってるサッカー選手は、カズやラモスやゴンとかで止まっているし。。。

いまだに自分の中ではサッカー選手は「キャプテン翼のどのキャラクターに相当するか?」を基準としている、そんなサッカーオンチである。


初めてサッカーをしたのは小学校四年生の体育の時間だ。
そのころキャプテン翼がめちゃくちゃ流行っていたので、初めてのサッカーの時間に胸は最高潮に高鳴った。
が、しかし・・・その授業中、なんと一度もボールに触ることなく終わってしまった。

中学でもサッカーの授業があったが、ずっとキーパーの前でじっとしていた。
高校の授業ではなぜかキーパーをやらされたことがあり、同じ時間中に二度トンネルし、我がチームは負けてしまった。
その授業はかなり本気度が高かったので、同じチームの人に授業が終わって教室で着替えているときに真剣に怒鳴られた。
かなり平謝りしたはずだ。


さて、サッカーと言えば、Rod Stewartの「Maggie may」のクリップを思い出す。
間奏中にロッドがサッカーボールを蹴るのだ。まあそれだけの話だが。
確か、ロッド・スチュアートはサッカーでかなりいいとこまで行った選手だったとか・・・。

それにしてもFacesは最高ですよねー。
図式的には「スティーヴ・マリオット=ロッド+ロン・ウッド」であるのだが、それで本当にいい風に転回できたんだなーと、SF熱烈ファンとして思いますです。ハイ。
もちろん、Faces期のロッドのソロも最高。

高校時代近所のレンタル屋に「Rod Stewart & Faces」のクリップ集があって、それを借りてダビングした。
しかし、友人に貸す時、友人の郵便受けに入れておいたのをパクられた。
DVD化されているので、欲しいと思いながらもまだ入手してない一枚だ。

さて、その上記のマギーメイのクリップが見つからなかったので、以下ので我慢されてください。
これ

京阪七条ファミマの想い出 ~その1

2006年05月14日 | 日本90's~
昨日、島根県益田市にあるお寺の住職さんに会いに行った。
こちらの住職さんは、自分の人生の分岐点で大きな影響を与えてくれた方だ。
最近、精神的な面での出直しを真剣に謀っているので、そういう意味での初心を思い出したい気持ちもあったからだ。

うちから益田市までは車で2時間くらいかかるのだが、今回は特別にその道中用のiPodプレイリストを作った。
本当に思い入れのある曲、つまり曲を聴いただけで決定的にその曲に纏わる背景・景色が浮かんでくるものだけをセレクトした。
そうやって全168曲をチョイス。結果的には欲張りすぎで、行き帰りで67曲しか聴けなかった。もっと絞り込めば良かったなー。

さて、この中の一曲に選んだのは、竹内まりやさんの「純愛ラプソディ」だ。
自分は京都市の京阪七条のファミリーマートで、1993年から夜勤を中心に約5年間働いていた。
夜勤なら、夜に用事やライブがあってもそのまま働きに行けるし、超夜型の自分にはこの時間帯に働くのがぴったりだった。

この間、本当にいろんなことがあった。ここのファミリーマートは当時日本で一番の売上げを誇っており、深夜でも20万円以上の売上げがあることもしばしばで、夜勤といえどもめちゃくちゃハードだった。

当時、ここのファミマの良さは、店内放送を自分好みの有線にできることだった。
丁度このころ日本のGSにハマっていたこともあって、よく店内でGSをかけていた。

一時、友人のスケート君とH君も一緒に働いていたことがあって、H君とは夜勤も一緒にしていた。
訳あってH君と自分が二人同時に頭をスキンヘッドにしたことがあり、その時期も一緒に夜勤をしていたが、二人スキンヘッドで店内BGMはGSと、ちょっと異様な雰囲気だったのでは・・・と今考えれば思う。
またH君はバイトにメキシカンなマントを着用してきて、社長に怒られていたこともあったな。

夜勤は常に二人で、相方が自分より力関係が上だとその相方好みの有線になってしまう。
いわゆる当時のヒットチャートチャンネルなんかになると、当時は硬派で、ヒットチャート全否定だったのでキツくてたまらんかった。
そんな苦痛の中、唯一いいな!!と思えた曲が竹内まりやさんの「純愛ラプソディー」だった。
今でも大好きな曲です。

あまり馴染んでなかったバイトの人に思い切って曲名を聞いて良かった。
まさに「聞くは一時の恥・知らぬは一生の恥」である。

では、竹内まりやさんつながりで広末涼子を。
広末涼子は初めて見たとき、こんなにカワイイ女の子がこの世に存在していたのか!とビックリしたものだ。
その時は天使の君臨かと真面目に考えた。