シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

カフェイン & フリーダ

2010年07月26日 | スウェーデン
暑い日々が続いています。
本当に最近全く休みがなく、休日は月イチくらいのなので、得ることも失うこともいろいろあるものです。

数年前にイギリスに行った時に、日本でいう栄養ドリンクみたいなのがなかった。
唯一売ってたのが Red Bull で、最初に飲んだ時はなんや外国っぽい味だなと思ったのだが、一転かなりハマって数日間飲んでいた。
で、昨年くらいから日本でも発売されるようになって、やはりカラダにとっても合っているようでついつい飲んでしまう。
日本ではカフェイン含有量が減らされているとかの噂もあるが、海外では飲み過ぎ急性カフェイン中毒で死亡例もあるんだとか。
毎日でも飲みたいけどやや値段が高く設定されてるのは、こういう理由もあるのかもしれない。
勘の表示「キリっと冷やして」ごとくにキンキンに冷たいのを飲むのが美味しい。
これを飲むのはかなり至福の時だから冷えが甘いとガッカリ感の方が強まる。

自分は昔からカフェイン剤とかそんなのが本当に好きで、愛用していたのが大正製薬のアウォークとヒロ オールPキング。
これを飲んでそれからコーヒーと緑茶を飲み続けると、徹夜仕事も大丈夫。
だけど、そのうち体はしんどいのだが、なぜか目が覚めているというような状況になる。



さっきアウォークをネット検索してみたら出てこなかったのだけど、廃盤化?
昨年の夏には飲んだはずなんだけどなー。


最近よく聴いてるのが Frida の " Dear, Let It Out " で


http://www.amazon.co.jp/ディアー・レット・イット・アウト-フリーダ/dp/B003I8WZ2M/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1280132896&sr=8-1

カーディガンズ とか Solveig とかのステレオタイプな日本向け売れ線スウェーデンガールポップなんだけど、こういうのが好きなんだからまあしょうがない。

Lenne & The Lee Kings & Nino & April

2009年05月02日 | スウェーデン
スウェーデンの60'sバンドの Lee Kings の " I Can't Go On Living' Baby Without You " が最近、頭の中でヘビロテなので、調べてみたら原曲はソフトロックの時にやや流行った Nino & April が原曲だったことがわかった。
http://www.mp3va.com/release/94/Lee%20kings/The%20Lee%20Kings?pid=9

アマゾンでCDを買いかけたが、レコード棚みてみたらアナログを持ってて、CDもベストを持ってたことがさらにわかった。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0000BZQDE/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&seller=
最近、どんどん持ってるレコードやCDを忘れてきてる。

で、さらに調べてみたらTrini Lopez や
http://www.amazon.com/Cant-Living-Without-Album-Version/dp/B00124D8ZW/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=dmusic&qid=1241195468&sr=8-2
ハーブ・アルパートが
http://www.amazon.com/gp/product/B0022OZTNA/ref=sr_1_5?ie=UTF8&child=B0022OXQ1W&qid=1241195526&sr=8-5
カバーしていることがさらにさらにわかった。意外な広がりにびっくり。

Lee KIngs のバージョンは ヒットしたらしいんです。ちなみにLee KIngs は、まさに日本の演歌的な情緒あふれる " Stop Music" で日本のGS世代の方に知られており、実際にカバーもなされています。
http://www.youtube.com/watch?v=TMD6KymQGHY
以下の記事を重引させていただきました。
http://f17.aaa.livedoor.jp/~showa/music/sixties/pop-soft/lee-kings/leekings-page.html

要はLee Kings の I Can't Go On Living' Baby Without You は、マインドベンダースの Groovy Kind of Love みたいなもんだったということでした。

no coldburn

2007年11月20日 | スウェーデン
本当に寒くなってきた。
自分は小学校のころ重度のしもやけで、教室で先生に許可をもらってバケツに水を入れてそれに足を突っ込んで授業を受けていた。
当時クラスにはしもやけの生徒はかなりいて、中には病院に通って赤外線みたいなのをあてているという女子もいた。

だけど、びっくり。最近の子どもにはほとんど しもやけ がないんだとか!
なんか、栄養が良くなったんだそうだ(という受け売りな話です)。
となれば、自分らは今の子と比べて何を食べていなかったんだろうか?というハナシになる。


というわけで、寒そうな国からやってきた4人の人々 対 久米 & 徹子。彼・彼女らに しもやけはあったのだろうか?


日本もスウェーデンもがんばれ!

2006年06月18日 | スウェーデン
やはりサッカーはあまりよくわからないのだが、さっきまで見てしまった。
全くの素人の感想なのだが、日本ではカジ選手が一番活躍しているように思った。
あとは、クロアチアの監督がカッコ良かったなー。

なんとなくだけど、各選手がどのあたりを自分の持ち場にしているのかとか、そういうのを意識して見てみるとちょっと面白さが増したような気がした。
今まではテレビを見てて、今ボールを蹴っている人が、どの選手なのかを意識して見ることはなかった。
ゴールキーパー以外、みんな同じ人に見えていたのだ。
シュートを見てスゴイなー!とか、そういうのしかわからなかった。少し成長したかもしれない。

そういえば、弟の知り合いで全く野球に興味のない人がいたそうだ。
その人は、いわゆるセンターカメラからの、ピッチャーとバッターを中心とした基本シーンと、打球がフィールドに飛んで守備を行うシーンは、別のところで行われているものと思っていたらしい。


さて、気付いたら、youtubeに新しいトーゲスのクリップがアップロードされていた。
she's having a baby
get up an' get goin'
なお、このクリップをアップされてる方の他のブツが激しく嬉しいので、また順次無断転用しようと思う。
ワールドカップサッカーは、この縁あるスウェーデンチームもなんとなく応援している。
きっと元トーゲスの皆さんも応援していることだろう。

IKEAが神戸にできるらしい!

2006年04月16日 | スウェーデン
なんと、IKEAが神戸ポートピア跡地にできるらしいです!

ここ

自分はミクシーのコミュで知ったのですが、関西の夕方の情報番組「ちちんぷいぷい」でも報道していたらしい。
関西ではもう話が盛り上がっているのだろうか??

IKEA JPはここ

2009年夏までにオープンとの予定。
うちの北欧好きの母も狂喜乱舞。
これなら帰省の折にも行ける!

一昨年、スウェーデン在中のイトコ宅に行ったとき、車でIKEAの本店に連れて行ってもらった。
本当にデザインが良くてしかも安い。家族連れで一日楽しめる感じ。スウェーデンらしく(?)子供向け製品が本当に充実していた。
2009年ならニコチンも3才なので大喜びするだろう。

日本の雑貨屋でIKEAの電球の傘が売っていたのだが、およそ10倍の値段で売られていた。
それでも買う人は買ってしまうかもしれないなーというようなデザインのものだった。

すでにその時には関東出店の話は聞いていたのだが、これがこのままの値段で日本にオープンしたら、もはや太刀打ちできないだろうと思った。

さて、この嬉しいニュースを記念して、TAGESの「Every raindrop means a lot」の映像をYOUTUBEで発見した。
この曲はめちゃくちゃ好きな曲なので、見つけたときはIKEAのニュースくらい嬉しかった(ワラ)。
ピーターフランプトンのHERDのようなイギリス的なサイケがかったポップソングは最高だ。

ちなみにこの映像はBEATCLUBっぽいが・・・なななんとライブである!凄い!感激!
音源よりもちょっとスカスカなサウンドは、曲の良さを逆に引き立てているようです。再度感激!
YOUTUBEバンザイ!!IKEAバンザイ!!

Svenska!  ~ 鱒

2005年10月17日 | スウェーデン
本日はスベンスカよりです。
お遊戯会みたいなとこでやってます。

音も見た目も、このころはまんまビートルズに影響受けてるんですね。
一瞬同じバンドに見えるので、イベントスタッフは混乱したことでしょう。

スベンスカのバンドは、中期以降に彼らの本領が発揮されるような気がします。
鱒も棘もそう思います。

スベンスカ在中のイトコが益子のCDを探して送ってくれました。
店員さんは「こんなん買うの?」みたいな顔をしていたそうです。

Cardigans『LIFE』

2005年10月10日 | スウェーデン
 最近安く売られているCDで一番悲しくなるのがCardigansの『LIFE』である。当時はあれだけ輝いていたアルバムも今は数百円の始末。ああ無情なり、アームJOE(泉昌之)。

 このアルバムが流行ったのは、今からちょうど10年前ころだったですよね。そのころはインディーポップが全盛期で、特にブーラドリーズなどのクリエイションのバンドは本当にバブリーな時だった。あまり良くないのでも「期待の新人!」と話題になったし、そういう雰囲気にのせられ、いいような気がしてしまった。ムダなLPや7インチ、12インチもいっぱい買ってしまった。そんなのが今中古屋に溢れてます。サーマンとかブルートーンズにはほんまにだまされました。それ以降のUKロック停滞の初期症状が潜在していました。

 カーディガンズは大ブレイクするちょっと前に来日している。その時は京都公演があって、なんとその会場は京都の四条通りにあるミューズホールだったのだ(!)。今考えたらとてもレアだ。
 当時付き合っていた彼女がいて、その子がそのライブを見に行った。とてもよかったらしい。実は、自分がカーディガンズを聴き始めたのはその子の紹介だった。このアルバムはこういう甘酸っぱい一枚であり、このアルバムを聴くと必ず鴨川を思い出す。そう、京都のデートといえば鴨川なのです。

 さて、カーディガンズはこの『ライフ』より、一枚目の方が好きだという人も多い。だけど断然自分はこっち。人にどういわれようとも「カーニバル」は名曲。この『ライフ』も半年に一回は必ず聴きたくなる。聴いたら一気に聴けてしまう。

 こんな名曲が数百円で聴ける2005年は、なんと素晴らしいのでしょう。
 ちなみに、つい数ヶ月前、山口シノワのベーシスト、墓場戯太郎くん(現在は東京に在中)がこのアルバムを聴いて衝撃をうけたそうだ。やっぱり普遍的なのです。

 つうか、今アマゾンで調べたらなんと2001年リリース盤はボーナストラックが5曲も入っている!知らなかったぞ。さっそく数百円でさがそう。
 ひそかにデラックスエディションの発売を夢見てもいます。

今カーディガンズはどうなってるんだろうと思って調べたら、案の定、活動は休止していました。

THE SPOTNICKS『in the groove』

2005年10月08日 | スウェーデン
 みなさんにお伝えしなければならないCDは、スプートニクスの『in the groove』というアルバムです。スプートニクスは「北欧のベンチャーズ」というイメージで、まあそういう音なのかな?と思っていました。
 それが、スウェーデンに嫁いだイトコに頼んで、マスコッツのCDを探してもらった時、一緒に送ってくれたのがこの『in the groove』と『by request』の2in1CD。両方ともに68年リリースだそう。
 『in the groove』はそんなに期待をしていませんでしたが、それが期待はずれ。いやー。素晴らしかったです。先に言っておけば後者の『by request』はライブ盤で、おおよそは「北欧ベンチャーズ」的な感じ。たまに歌が入っているものや、R&Bっぽいのもありましたが、こっちの方がまあ、リアル・スプートニクスなのかもしれません。

さて、例えばストーンズが『サタニックマジェスティーズ』をリリースしたように、サイケ期の67~8年ころには、突然そんなアルバムがあったりしますよね(自分は『サタニック~』がストーンズの中で一番好き)。

 その時代のサイケの壁があり、それは今までのソリッドなもの一本では通用しないかのような感覚があって、サイケっぽさを含め少しいろんな方向に手を広げてみて、そこで迷ったきりのバンドもあるが、また以前のものに回帰した形でその過渡期を上手く乗り越え再構築できたバンドが、70年代以降にも成功している。そんな気がします。おおっ!ちょっとツボついてるかも!

 で、その過渡期である67~8年ころのアルバムが大変面白かったりする。スプートニクスの『in the groove』がまさにこれでしょう。 ただし、スプートニクスがその後どうなったかはわかりません。
 
 探してみたのですが、試聴できるページが見つかりません。まず、ソフトロック好きは間違いなくハマる。これは間違いありません。
 断片的にお伝えすると、トラック2、何かに似てるなーと思ったら、それはアーサー・リーのLOVEの『Forever changes』の感じ!ストリングスも入る、男っぽい曲の雰囲気がまさにそうだ。また、曲によってはキンクスの『something else』あたりの感じや、プロコルハルムの「青い影」みたいなものも(たぶんかなり影響されてるっぽい)。全体的なボーカルはザッパの『FREAK OUT!』のボーカルの感じに似てる(実際聴いてみたらそう思うと思います)。かなりバラエティーに富んでます。
 最後の曲はボーカルのエコーが発振して終わります。うーん、サイケだ!

 ちなみにスプートニクスは日本でも人気があったらしく、来日もしているそうです。

TAGES (トーゲス)

2005年09月27日 | スウェーデン
 幼少から、マンガ/ロック/レコード屋めぐりなどの喜び、などを教えてもらった、サブカルな影響を与え続けてくれていたイトコがいる。彼女は現在スウェーデンのストックホルムに嫁いでいるのだ。昨年、かなり遅れた新婚旅行としてスウェーデンに行った。
 
 スウェーデンはいい国だった。社会民主主義政党が永く政権を担っているためか、とても社会が充実しているように感じられた。もちろん、様々な見地はあるだろうが、感覚的にもそうとしか思えなかった。いい例えが思いつかないが、法律で休日は店は営業してはならなかったり、スーパーでは子供のためにバナナがとり放題だったりとか。また、街並みにも乱開発は全く感じられなかった。

 いわゆる社会的弱者を基本とした社会が形成されている。人間が人間らしく生きている社会を見て、それを日本と比較してしまって、本気で愕然とした。
 
 「改革」って一瞬いい感じはするけど、ただのアメリカ化やん。
 日本のへたれ大臣もしばらくスウェーデンで暮らしてみれば?
 というわけで、自分は共和党のフェンダーよりも、労働党のVOXのアンプを使う。 

 そして、ストックホルムのレコード屋めぐりへ、イトコの旦那とイトコの子と一緒に出かけた。噂通り、日本のレコード屋の質を知っているだけにそんなに驚くことはなかった。中古屋などは英米の輸入盤が中心で、日本でいう福岡のボーダーラインとか、大阪のキングコングとか、そういう感じの店が多かった。日本盤の60年代洋楽帯付きがレアなように、スウェーデンのオリジナル盤もあるとこにはあるのか、もしくはほとんど海外に流れているのだろう。
 しかし、一件、倉庫のようなレコード屋があり、そこは本当に良かった。よく見るのも多かったが、その在庫数は圧倒的で、次回いければ一日そこにいたい。
 そこで「せっかくなのでスウェーデンのバンドを」ということで、店長さんに薦めてもらったのがトーゲスだった。ちなみに購入したのはスウェーデンEMIからのベスト「1964-1968」のアナログ盤。このシリーズは日本でもたまに見かけます。

 スウェーデンのバンドは、アバとかヘップスターズとかしか知らなかった。スウェーデン人のイトコの旦那もロックには結構詳しいのだが、日本の洋楽ファンのように、あまり自国の音楽には関心がないとのことだった。しかし、旦那も「トーゲスだけはいいぞ」といってくれた。

 帰って聴いてみて、その内容の良さに驚く。さすがにスウェーデンのビートルズといわれるだけはある感じだ。音楽遍歴の軌跡もなんとなくビートルズに近い。
 個人的に、後期のビートルズはちょっとでかくなりすぎというか、行き過ぎてる感じがあるのだが、トーゲスはまだ手の届く範囲にいる感じが良い。

 現在ほぼ全音源はCDで聴けて、入手も容易です(アマゾンでもディスクユニオンなどでも)。
 数年前にもBOXが出てたらしいので(!)、現在捜索してもらってます。

 ちなみに自分のベストトラックは「ONE DAY」です。