夕方、ヤフオクブツの発送に郵便局に行ったら、窓口でオッサンが穏やかにブチ切れていた。
応対していた女性の局員さんは引きつった笑顔で、そんなん私に言われても・・・ってオーラが蔓延していた。
話を察するに、なんか年金のことに関して、今日の何かの手続きのためには「年金手帳」が必要だったということだったらしい。
郵便局の書類の記載内容が分かりにくかったために、オッサンはそれを持ってきてなくて、また出直しということになったようだ。
オッサンはまた穏やかにクソーと言いながら去って行った。
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自分には公務員の知り合いは沢山いるし、その方々は真面目でいい人ばっかりだ。
前の仕事を辞めるときのことだ。
前の仕事は「共済年金」で健康保険も共済だった。
実は、仕事をやめても任意継続」といって、職場が変わっても健康保険は共済のものを継続することができた。
職場の事務所に呼び出されて「来年は共済を任意継続しますか?」と聞かれ、「どっちが得になるのですか?」と聞いてみたら、「通常は、共済を継続する方が安いのですが、念のため役所で見積もりを出してもらって、安い方を選んだらどうですか?」と言われた。
そして北○州市の市役所に行って見積もりをしてもらったら、なんと、「国民健康保険に切り替えるほうが安いです」と。
後日職場の事務所にいったら「へえーそんなこともあるんですねー」と驚かれ、国民健康保険への切り替え手続きをした。
しかし・・・・結果はスットコドッコイ。
なんと、引っ越し後、任意継続した場合よりも毎月2万円も多く払わねばならない通知が来たのだ(!!!???)
当然憤慨して、○九州市の役所に電話をしたら
「市によって掛け金が違いますので、そういうことになることもあります」と????
「私はそちらの職員の方に国民健康保険に切り替えた方が安くなると言われてそうしたんですよ」というと、
「いまさらそんなこといわれてもねー」と非常に困惑されてしまった。
こっちがいかに感情的になっても「誰がいったかワカリマセンシネェ~~」と。
その時相談に応じてくれた方は若い女性の方で丁寧に説明をしてくれたのだが、その人が誰かも覚えていない。
北九○市に文句を言っても無意味だった。
なので、山口県庁に行って健康保険担当のような人に掛け合ってみたら、「それは私の管轄ではないのでわかりません。山口市役所に行ってください」と言われた。
こっちはもう怒りムラムラ。あまりにも「私には関係のないことだ」という態度が見え見えだった。
こんな一方的なミスによって年間24万円も無意味な金を払うことになって、本当に困っている人間を目の前にして、「私には関係のないことです」というのは・・・・ちょっと待てよ。やっぱもし自分がその担当の立場だったらそう思うかもしれない。
まあ、確かに言えることは、小市民は権力・制度の前に無力なのだ。いくらその人に何を言ってもムダだし、その人に襲いかかっても意味がないことなのだ。
で、最後に行った山口市役所で最後に一踏ん張りブチ切れる覚悟で行ったら、偶然に担当が高校時代のとても仲の良かった友人だった。
彼は非常に親身になってくれたが「こういうケースは非常に多いのだが、やっぱり救うことは出来ない」と言われた。
彼の説明は非常に納得のいくモノだった。
こういう、公権力への怒りは怒るだけ虚しいものだ。
この虚しさのカラクリを今の政府は上手く利用してるなーと感じる。
ここは隠さずに言うのだが、自分はパンク出身だから、とあるインチキシンボルに敬礼しないで真剣に上から圧力をかけられたことがある。
こういう公権力のインチキは許せないのだ。
自分は個人個人を攻めることはしないつもりだが、こういう権力のインチキシステムだけには真剣に許せない。
真面目に仕事をされている公務員の方は本当に苦労されていることだろうと思う。
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もうすぐ「電気用品安全法」が施行されるそうです。
この法については、少し前にミクシィのマイミクさんの日記で初めて知った。
簡単にいうと、5年以前に発売されたAC電源コンセントを使うPSEマークのない電気機器は販売できないという法律らしい。
ということは、ギタリストとしてはオールド・中古アンプ、レコーディング機器、あとAC電源を使うエフェクターの例えばローランドのスペースエコーとか、名器コーラスCE-1とかがその対象となる。
その時は「そんなの形式的なもんだろう」と甘くみていた。輸入CDのやつもなんかうやむやになってるし、そんなもんだろうと。。。
だが、最近になって、本当に楽器屋が買い取りを止めているし、シノワ@大阪の厚澤くんのリアルギターズでもそれは本当だとの確証を得た。
ちょっとシャレにならんことであることがわかってきた。
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自分はハードオフのジャンク品でACETONEのミニアンプを手に入れた。音も気に入っていた。
ある日弾いていたら突然アンプがキュルキュル言い出して、その直後「バーン」と破裂、白い煙がシューと吹き出した。
ピート・タウンゼントのあれみたいだ。
そもそも、これを制定した時はこういう中古業界などのことは念頭に無かったのだそうだ。
ちなみにこれがこの法案の参議院での採決の結果だそうです
すごく率直な気持ちを吐露すると、自分はこの時これに賛成した政党には投票していないので、自分は買えるようにして欲しい。
今は「小さい政府」の「自己責任」の社会なんです。
自分みたいにアンプがバクハツして恐い思いをしても、ハードオフで1000円でジャンク品をメンテナンスしなかった自分の「自己責任」なんです。
「自己責任」論者コイズミさん、これは総理・内閣のポリシーと相反してます!
この法案によって、アメリカ産のフェンダーオールドアンプの輸出がストップします!ブッシュから圧力かけられます!ピンチです!
24万円くらいのアメリカ産のフェンダーカスタムショップのテレキャスターが昨年買えていたかも知れない小市民にとっては、郵政民営化よりも大問題です!
是非に衆議院を解散して、コイズミ内閣の間違いナイ!路線の轍を確かめるべく、PSE選挙と称して国民に真意を問うてください!