本日、難波におられるお世話になっている方に電話をしたところ、こちらのブログを褒めてくださって、早速、先日ブログで取り上げた「ヒッコリーウィンド」を購入して下さったとの嬉しいお言葉をいただいた。
話は変わりますが、うちの妻から指摘を一つ。ドラえもんのブログで「あったまテカテカ」と書いていたんですが、「あったまデカデカやで」と怒られてしまった。幼少からそう聞こえていたんです。よくあることですよ。こういうことは。
あるイトコが小学校の時、チェッカーズの「ギザギザハートの子守歌」の「ララバイララバイおやすみよ」のとこを「ララバイララバイこえすぶえー」と歌っていた。まあ、そう聴こえてたんでしょうが、それはいったいなんだと思っていたんだろうか。
皆様、すんませんでした。間違いがあればどうぞご指摘下さい。
さて、冒頭の難波の方がもしこれを聴いておられなかったら是非に購入されていただきたいブツがあります。
Agincourtの『Fly Away』です。なんて読むんだろうと思って、ずっと「アインコート」だと思ってましたが、「アジャンクール」と読むんだそうです。
こちらは、京都の
メディテーションズレコードさんのメールマガジンで知って、そしてそちらの通販で購入したブツです。ちなみにこのページで試聴できる音源はアルバムの一曲目。あとに述べますが、本当に名盤中の名盤。
このCDが通販で家に到着した日と同じく、うちに新車が来たのだ。この新車は、高速道路での事故(詳しくはこちら)で僕たちの代わりに命を奪われてしまった車の子どもなのだ。その車の車両保険(全額出た)で購入した車なんです。つまり血を受け継いでいるんです。
いつも新しい音楽ハードを買うと、魂を吹き込む新聴式を行う。簡略にいうと、そのハードで初めて聴くCDは必ずスモールフェイシズにするというものなんですけど。
しかし、今回はちょうどその朝にアジャンクールが来たので、運試しということで、それをかけてみたのだ。
初めての車の車内で聴く音がハズレだったら、それはその車の一生の不覚なので、かなりの賭けだった。だけど、その心配も嬉しすぎる誤算。これは生涯の一枚になりましたよ。
もともと、イギリスのフォークは何か難解な感じがしたり、もっと大人が聴く音楽だろうと思って、あまり聴いていなかったのだ。でもこれをきっかけにここの壁が無くなりました。
ブリティッシュフォークのレビュー本にも、イギリスフォークでのアシッド系に分類されており、昔レココレのサイケ特集のコレクターの方の、リスニングルームの壁にも飾ってあったようなブツで、いわゆるサイケものということになるんでしょう。
だけど、このグループの魅力は、とてもわかりやすいサイケなファクターやギミックなしで、ナチュラルなサイケ感がものすごく出ているということやということです。録音のせいかもしれないのですが、そういう空気がものすごくあるということだと思います。実はこれがいわゆるアシッドフォークの神髄なのかも。ロック的なアプローチでないことは確かですよね。勉強になりました。(ちなみに、アシッドフォークというカテゴリーについて、アメリカではB級以下のフォークはすべてアシッドフォークに一括されると、どっかで読んだ記憶がある)。
冒頭のお世話になった方が以前されていたバンドが、実にこのアジャンクールのこういう感じだったので大好きだったんです。
なお、こちらは某レコード屋の店長をも唸らせたブツ。自分がいうのもなんですけど、このブログを見ているすべての皆さんのCD棚にあって欲しいCDですわ。
アジャンクールからithaca(イサカ)、という後継グループにつながるようなんですが、こちらはアジャンクールのセカンドみたいな感じに聴こえる。このithacaの方が好きだったという人もいました。この両者ともにプライベートプレスだったとのこと。メガレア盤だったのですね。ちなみに、この辺のバンドのいきさつについては、
ここの記事に詳しいです。
さらにはFRIENDSというグループも後に結成されたようで、アセテート盤一枚のみの幻のグループと言われていたようですが、今年目出度く再発!!イサカのセカンドのつもりだったとか??こちらはサイケ感は薄らいでる感じがしますが、それでもこの流れの基本的なものは全く変わっていない素晴らしいものです。2005年の再発アワードにノミネートさせていただきました!