シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

2006年08月21日 | アニメ・マンガ
シノレコお盆休みもようやく明けました。

さて、本日は甲子園の決勝戦があった。
どちらも特別な思い入れのないチームなのも幸いして、両者のギリギリのせめぎ合いにも一方に肩入れすることなく、純粋に野球のすばらしさを十分満喫することができた。

15回表、早稲田のピッチャーの苫小牧四番への投球。永年野球ファンとしていろんな試合を見てきたが、あんなに魂が炸裂している投球シーンは初めて見た。まさに『巨人の星』の最終回の星飛雄馬に匹敵する感じで、こんなシーンは今後も見れるかどうかわからないだろう。野球ゲームの必殺技のように、白球が炎に包まれているのがはっきりと見えた。

もう、猛烈に感動して、シビれて・・・四番三振の瞬間、号泣。野球を見て泣いたのは、ベイスターズ優勝の時以来だ。テレビを見ていた野球ファンの多くがあのシーンで泣いたに違いないし、これで萌えない野球ファンはあり得ない。
一緒にみていた妻が、この自分の泣きっぷりにびっくりしていた。さらには自分のヒザの上に乗っていた娘のニコチンももらい泣きしていた。これぞ稀に見るスポーツ名場面である。

両校の選手に心から敬意を表して、この映像とこの曲を贈りたい。

ちなみに、早稲田のバッターの何人かは、なつかしの「天秤打法」みたいでしたね。
そして両エースとも、是非に我がベイスターズに来てほしいものだ。

妻が、「この選手の好きなアイドルとかも、この試合見てるかもしれんのやな」と言った。
ちょっと自分の頭にない視角だったのだが、確かにそうだなと思った。

Karen Dalton

2006年08月11日 | アシッドフォーク
リーフハウンドレコードさんのメルマガで知ったのですけど、 Karen Dalton の映像がリリースされるようです。
アルバム " It's So Hard To Tell Who's Going To Love You The Best "の10曲に、DVDで
1. God Bless The Child
2. It Hurts Me Too
3. Little Bit Of Rain
4. Blues Jumped The Rabbit

が収録されている模様。
すでに海外では発売されています。

一度みたら忘れられないジャケットのこのアルバム、一般的にはアシッドフォークとして位置づけられています。
しかし、あからさまでステレオタイプなサイケなアシッドっぽさではなく、静かでブルージーなフォークという趣き。
あまりアシッドフォークで括ってしまうと、ちょっともったいないような懐の大きさとスケールを感じます。
もちろん、そういう聴き方でも十分応えうる内容ではあります。

恒例 ウルトラバーゲンの超収穫!

2006年08月10日 | 英60's
本日より、お盆恒例の、ホームグラウンドレコ屋DISKBOX主催の「ウルトラバーゲン」が始まった。
10日~15日まで開催されています。

今日は仕事の合間をぬって、ちょうどお昼ころに行ってきた。
今回はあまり時間がなく、アナログは見るのを断念したが、CDはかなりの掘り出し物があった。
やっぱここのバーゲンでは毎回いい出会いがある。

・THOR'S HAMMER " From KEFLAVIK "(アイスランドのガレージビート)
・ANGEL CORPUS CHRISTI " The 80' "(キャプテントリップ国内盤 アングラニューウェイヴ)
・LILL LINDFORS " Du Ar Den Ende"(北欧 ガールポップ)
Birgit Lystager (デンマークガールポップ)
 ここも参照
CYNARA E CYBELE " Brisa Brasileira "(ブラジルのクアルテート・エン・シーのオリジナルメンバー。ボッサ)
・BooKer T.& The MGs/Mar-Keys (カップリング)

このうち、LILL LINDFORSは、スウェーデンの古道具屋で約15円でアナログが売っていた。
日本ではサバービア系になるようで、ヤフオクでは4000~5000円くらい。
この日本盤が出ているのは知っていたので、中古で見つかってよかった。

今回のセールは、キャプテントリップのコーナーがあり(かなりの数がある)ここで、ANGEL CORPUS CHRISTI を運良く安価でゲット!
以前こちらのブログでアコーディオンのアルバムを掲載したのだが、解説によれば「Nicoとジョナサン・リッチマンのミッシング・リンク」である(笑)。

さて、今回の収穫の中で、久々のビートものでの大当たりが「THOR'S HAMMER」だ。
これは、トーゲス以来の感動。60年代ビートファンは激必聴のバンドといっても差し支えないです。
これはベストのようなのだけど、初期はかなりビートルズっぽい感じも。
だけど、どこかのHPにも書かれていたのですが、ビートルズとキンクスを足して、さらに激ファズガレージを加えた感じ。
さらに、ジャジーな曲もあったり、このバンドで出てくる音がすべてツボでした。
本当に最高で、しばらくはヘビロテ間違いなしだ。
60年代ビートバンドの魅力は、ビートバンドならではのバラード系のせつない曲にもあるのだが、このバンドにはこれが満載、それもすべてメロディが最高。
是非に音源をコンプリートしたいです。
アマゾンでも売ってます。
gemmの検索結果はこちら

まだまだ、素晴らしいビートバンドがたくさんあるのだなあと思うと嬉しくなります。
つうか、このCDを売った人はどこが気に入らなかったのだろうか。iPodに落として満足したのか?
ちなみに980円でした。

*ちなみにセールでは、ネオアコのヘップバーンズの国内盤のCD『Magic Of Hepburns』が売ってました。
 このCDは意外とみつからないネオアコ名盤。探してる人もいるのでは? 880円でした。まだあると思います。
 専門店ならもっと高値だと思われます。

紙ジッケャト アンコール・プレス

2006年08月09日 | 米60's
ユニバーサルミュージックが、紙ジャケット アンコール・プレスという企画で、過去に限定発売した紙ジャケを、完全予約限定で再プレスするらしい。
9月27日に発売だそうだ。

この企画のチラシを店頭でもらってきた。どんなバンドがあるんかなーと見てみると、おお、ベルベッツもある。
ニコの『チェルシーガール』の紙ジャケもあるので、ちょっと欲しいなーとか思っていると、
なんとヴェルヴェット・アンダーグラウンドが、「ヴェルヴッェト・アンダーグラウンド」と誤植。

見た目は気持ち悪いけど、がんばって発音してみた。すると意外とモノホンの発音っぽい。
是非、発音してみてください。

誤植といえば、やっぱり宝島の『VOW』なんだけど、あれは電車で一人で読むと何故か笑いが止まらなくなる。
笑うことが許されないシチュエーションだからこそおかしくなるのだろう。

三年前に交通事故で5日間入院した。この病院の消灯は21時で、それ以降は基本的にテレビも消さねばならない。
だけど全く寝れなかったので、こっそりテレビを見た。それも「トリビアの泉」だ。
なぜか日頃より面白く感じられて、笑いが止まらなくなった。笑いをこらえる息が外に漏れまくりで、ある意味修羅場だった。
その時はトリビアの種が「心理学者が考える、もっとも人が面白いと感じるギャグは何か?」というやつだった。

小学校の時に盲腸で入院して、手術後に「笑っていいとも!」を見たときも笑いが止まらなくなり、傷口が猛烈に痛んだ。
実はこの盲腸の手術、抜糸に失敗して後一ヶ月間、キズがパックリ開いたまんまだったのだ。たぶん、これのせいだ。
何か、クイズ形式で、パネラーにケント・デリカットがいたことを覚えています。

『VOW』で好きだったネタは、ミンクスのライブの告知広告中に「1ドリンク付」が「1ドングリ付」になってたやつです。

ポストの先は?

2006年08月08日 | indiepop90's
妻とニコチンと車に乗っていて、iPodを聴いていると、妻が「若者向けのオルタナとか入ってないんか?」という。
妻もシノレコを見ているのだが、「オッサンの音楽かアニメのどっちかしか話題がないな」と罵られる。

そこで、車内の流れていた「ジャングル黒べえ」のOPテーマを止め、妻も好きな「Dead Famous People」に変えてみた。
しかし、妻は Dead Famous People のテンションではないようで、「マイブラにしてくれへんか」とのこと。
本当は、BellyとかBreedersとかが聴きたかったみたいだ。

でも、今自分がマイブラという感じではなかったので、「Stereolabではどうか?」と聞いたところ、「それでいい」と。
だから、ステレオラブの『Cobra and Phases Group Play Voltage in the Milky Night』を聴くことにした。
このアルバムはiPodには入れていたものの、聴くのは何年ぶりだろうか。。

これは1999年の発売で、もう7年も前になるのだなあ。当時、これは夢中で聴いていた。
このアルバムを聴いて、本気で「おお!ロックはまだまだ進化するんだ!」と、ときめいたものです。
このころは音響系とか、ポストロックとかそういうことが盛んに言われていた。
だいたい同時期だったバッファロードーターの『NEW ROCK』なんかもすごく感動した。

ちょうど、シノワのCD『bloom』もこのころに作り始めたので、やっぱりこれらの影響は隠せない。

しかし、気が付いたらいつの間にか音響系とか、ポストロックとか大っぴらにあまり言われなくなったようなっていた。
ちょうど、このころはローランドのVSシリーズなどのハードディスクMTRなんかが普及し始めたころだ。
またLINE6のモデリングエフェクターなんかも出始めて、こういうデジタルとアナログの融合みたいな、そういう新しい可能性をみんなが感じていた、そんな時だったなー。

なんか、ワクワクしていた時代だったのだなーと、たった7年しか経っていないのに、もはやノスタルジックにさえ感じた。
現在のシノワの最終音源リリースは2001年だし、こういう時代背景のまま止まっているのだな。。。と思うと、「ちょっとなぁー」という気分になる。
今だ90年代から抜けきれていないのだなあ。といっても、00年代の音楽っての潮流の感じがまだ掴めないでいる。
みんな、そんな感じなのかもしれないけど。まあ、そもそも歴史なんてのは後時代の視点によって淘汰された再構成なブツなのですし。

心機一転、MTRも99年当時のVS840とおさらばしたし、また新たに頑張ろう。

海外紙ジャケ事情

2006年08月07日 | 米70's
先日gemm経由で、golden treasuresというとこからCDを購入した際、この店のカタログが同封されていた。
カタログは新聞紙に印刷されてて(というか、新聞である)、ここに文字テキストとともに注目盤の写真が載せられている。
その多くが日本盤CDであり、帯付きであったり、紙ジャケである(自分が持ってるCDも多くあり、それがかなり高値で売られています)。
この帯付きってのはやっぱり日本独特のもんなんだなーとあらためて実感させられます。

さて、値段はというと、例えば、David Cassidyの「The Higher They Climb」が35ドル。
日本では税込み2100円で売ってたやつだ。これは、日本盤だけの発売である。

日本なら、一般的に輸入盤は日本盤より安いという感覚ですので、逆の感覚になっているということなのでしょう。
そもそも、日本製造のCDは高いですよねー。売れ線の邦楽なんてのは3000円くらいするし。

そういえば、イギリスに行った時に、ロンドンのヴァージンで、ラーズの日本盤の高さにびっくりした。
イギリスは消費税が17%くらいなので、ビートルズの新品CDも日本円で3200~3400円くらい(たぶん?)していた。
イギリスの音楽好きは大変だなーと思ったものだ。
ただし、大手でないレコード屋は中古も含め、値段の感覚は同じくらいだったように思う(中古は少し安い気がした)。
けれども、海外のレコ屋に行ってみて、やはり日本のレコード屋の凄さがわかってしまった。


で、今回のカタログの別紙折り込み広告が、日本の紙ジャケ特集である。
それが統一呼称かどうかはわからないのだが、日本の紙ジャケは「Japanese LP Sleeve CD」というらしい。
どれも総じて35ドル~40ドルくらいである。
ちなみに、NAZZの紙ジャケは全部40ドル(日本では税込み2940円)だから、現在1ドル115円で、4600円くらいだ。

なお、先日22面ジャケで話題になったサンタナの『ロータスの伝説』は87ドル(日本では税込み6825円)で、約10500円だ。

店舗によってもまあ値段は違うとは思うのだけど、こういう点に関しては、日本に住んでてよかったなーと、素朴にそう思った。
日本なら、洋楽とともに日本の素晴らしい邦楽も楽しめるのですから、さらに楽しさ2倍!

防府にタワレコ?

2006年08月06日 | 日本70's
今日、仕事先で防府にタワレコができる計画があるらしいというのを聞いた。
いろいろ、調べてみた結果、いろんな噂があるみたいだ。
ちなみに、場所は防府カネボウ跡地のようだ。
イオン系が来るというのはちょっと信憑性ありそう。

ミクシー見れる方はこちらにどうぞ

なお、現在のところはこういう現状らしい。
その1
その2
その3

いずれも上記は4月段階の話なので、今はどうなっているんだろう???
ちなみに、仕事先で教えていただいた方はかなり信憑性アリとのことだが・・・真相は如何に!?
郊外型大型店が良いとか悪いとか、そういう問題は多々ありますが、まあここは注目ですよね。


さて、こうやってネットで少しサーチしている時に、以外な事実を知った。
なんと、生田敬太郎さんって、防府出身だったのですねー。
生田氏のことを知ったのは、フリーボの石垣さんが紹介されていたのがきっかけ。
ちなみに、自分はフリーボの大ファンです。

生田氏のアルバムは、ちょうど自分が北九州から山口に引っ越すときに良く聴いていたので、すごく思い入れもある。
他のアルバムはこちら
試聴もできるみたいですが、紙ジャケで再発されてたのは気付いてなかった。中沢厚子さんのは買ったのですが。
自分のはVIVIDのやつだし。
ジャジーなフォークというか、とにかく素晴らしいサウンド。エレック万歳!

Love Arther Lee

2006年08月05日 | 米60's
今日は印度洋で、妥協なしに素晴らしいライブを見てきました。

しかし、うちに帰ってネットをしていると、驚きの訃報を知ることになりました。
今もって信じられませんが、LoveのArthur Lee氏が亡くなったそうです。
ものすごい喪失感に襲われています。


訃報はマイミクK氏の日記で知った。
調べてみると、訃報は本当だった。
ここ

さらに、オフィシャルサイトにも同様の記事が載せられています。
ここ


Loveはベルベッツほどの認知度はないけど、多くの人が知らずのうちに間接的に、また孫引き的に影響を受けているはずだ。
特に80~90年代ギターバンド(特にUK)への影響は顕著だ。

自分自身も多くの影響をいただいたし、思い入れの強いバンドの一つでもある。
いただいたご縁に感謝し、My Little red bookを聴かせていただきたいと思う。
ありがとうございました。

シノワのCDを聴いて下さった方の中に「Loveの三枚目を連想した」とおっしゃってくださった方がいた。
最高の褒め言葉だった。

Strawberry Alarm Clock !

2006年08月02日 | シノワ情報
ストロベリー アラーム クロックのオフィシャルHPの掲示板で、再度、シノワのことを話題にしてくださっています。
ここ
CD BABYへのリンクをはって下さっています。

話題になっているのも、Sit with the guru のカバーをしているからなのですが、こちらはもう10年前の音源。
今さらながら、この音源がSACメンバーご本人たちの耳に入ることは、本当にプレイヤー冥利に尽きます。
ミーハー的にもなんとも嬉しいことです。
音楽やってて良かった!と心から思いました。

夏の修学旅行

2006年08月01日 | 英60's
今日から8月ということで、いよいよ夏も本番を迎えてまいりました。
夏といえば、自分の中では英60年代の季節。
17歳の春過ぎより本当にイギリスの60年代バンドを好きになって、その年の夏はイギリスの有名どころを一気にいろいろ聴いた、今考えても夢のような時だったなー。

丁度、このタイミングで高校の修学旅行があり、自分たちは夏の長野県とか黒部ダムとかに行った。
そもそも山口市は盆地で山は見慣れているので、なぜ修学旅行でも山へ!?それも夏山!?という感じだった。

行く先だけでテンションも下がっていたし、巨大建築物をとても怖いと思う人間なので、黒部ダムなんてのはまさに恐怖の空間でしかなかったし、全く楽しくなかった。さらに修学旅行前に友人といざこざもあって、人間関係も良くなかった。

なので、退屈だろうと思って、修学旅行にはリュックに入る限りのカセットテープとCDを詰めて行った。
で、この修学旅行で本当によく聴いたのが、ゾンビーズ。
だから、ゾンビーズは今でも夏の代名詞のようなものだ。

といわけで、Tell Her No

このジャジーなブリティッシュビートはご存じ唯一無二のサウンド。最高すぎです。