シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

感動!

2006年06月30日 | 英60's
久々にyoutubeで見つけた感動映像。これは初めてみました。生々しい。

SDG

月並みな言葉ですが「シビれます」
本当に当時こんな感じだったのかなーというのが伝わってきます。
ちょっとどこが出所かわからなかったのですが、以下が説明文です。

Colour footage of the Spencer Davis Group playing at a party onboard a river boat sailing through the English countryside. Steve Winwood really knew how to wear chequered button down shirt in the mid 60s. Top Mod threads. Taken from the film "The Ghost Goes Gear"

【ヤフー翻訳】
積載された党で英国の田園地方を楽々とこなしている川ボートをしているスペンサーデイビスGroupの場面を色づけてください。スティーブウィンウッドは、本当に、60年代中頃にシャツの下で格子縞模様にされたボタンを着る方法を知っていました。Mod糸のトップに立ってください。映画から、「幽霊は、ギアを賭けます」ようにされます


Time Baby

2006年06月29日 | indiepop90's
昨日はライブ見に行って遅くなったので、久々にブログを落としてしまいました。
またライブの詳細は後日に!

さて、ミクシィのコミュのニュースにMedicineのプロモ情報があった!
いわゆるマイブラフォロワー的にカテゴライズされるバンドで、クリエイションからもリリースがあって、とても好きなバンドだった。
ちょっとなつかしになってしまったカテゴリー「シューゲイザー」の名バンド。
やっぱ青春です。アメリカのバンドなので、ちょっと骨太というかややオルタナ的な要素も強いと思います。
(カテゴリーは英だけど、まあクリエイションリリースということで)

メディシンと言えば「Time Baby」がやはり代表曲で、当時この曲がかなり好きで当時大学のサークルでやっていたバンドでカバーもした。
この曲にはパート1・パート2・パート3があって、今回youtubeにあるのはパート3である。
ちょっと画像悪いです。

ちなみに、自分が好きだったのはパート2で、こちらはクリエイションからの12インチに収録されています。
ディスコグラフィはこちら
これはかなりの名曲で、シノワをはじめた十年前はこういうバンドをしようというイメージが明確にあった。
まあ、シノワの原点のような曲だ。
でも、Time Babyはどのバージョンもアルバム未収録なんだなー。これには不覚にも今気付いた。

ちなみに上記ディスコグラフィからたどれば、そのページにいろんなクリップやらがあるのだが、もうファイルがないみたいで残念。遅かったか・・・。

なお、他にyoutubeに
・クリエイションリリースの5ive
(Time Babyも入っている12インチEPに収録)
・こちらもクリエイションリリースのAruca
もありました。どっちも画像悪いのが残念。。

久々にメディシン聴いたけど、やっぱカッコイイ。シューゲイザー万歳。

湿気飛ばしのチョコレート その3

2006年06月27日 | 米サイケ・ガレージ
最近チョコレート ウオッチバンドをよく聴いたせいか、今日は梅雨の晴れ間の一日だった。

さて、せっかくなので、お決まりのyoutubeで検索をかけてみると、映画「Riot on Sunset Strip」での演奏シーンが引っかかりました。
ここ

こちらの映画は、邦題が『サンセット通りの暴動』で、こちらはたまにレンタルビデオにもある。
自分が知ってるところでは、北九州市門司区の国道3号線沿いのゲオ(一階に薬屋さんがあって、上がマンションのところ)に置いてあります。
ちなみにDVDはたぶんまだやと思います。
よく、サイケのコンピコレクターズビデオなんかに入っているチョコレート ウォッチバンドの映像は、ほとんどここからのものですね。

さて、同じくチョコレート ウォッチバンドでは、以下の映像も見つかった。
Hell Catというバンドによる、1stアルバム『No Way Out』の四曲目「Dark Side of the Mushroom」のカバー。
ここ

結構いい。

湿気飛ばしのチョコレート その2

2006年06月26日 | 米サイケ・ガレージ
先日ご紹介したCD『Melts In Your Brain Not On Your Wrist (The Complete Recordings)』ですけど、今、タワレコオンラインなら税込み2428円だそうです。ここ

昨日もこちら山口地方は大変な豪雨なのだが、この豪雨にも負けずチョコレート ウォッチバンドを聴き直している。

まあ詳しくは省略するとしても、1st > 2nd > 3rdでだんだん尻すぼみしていくなあ(わかる人はすぐにピンと来ると思います ワラ )・・・・
と思っていたら、大事なことを忘れていた!!!

一応、5枚目にあたる(サントラ『Riot On Sunset Strip』は除いて)、チョコレート ウォッチバンドの2001年の再結成盤『At the Love-In: Live』があるのだ!
ディスコグラフィはここを参照
このアルバム、奇しくもシノワの1stアルバムと同じ発売年である。

このアルバム、限りなく当時の雰囲気を再現しようとする心意気が感じられます。
つまり、当時のリアルタイムライブはこんな感じだったのかなーというのがなんとなく想像できる。
再結成になると、ボーカルの人はちょっと日本のカラオケみたいにずらして歌ったり、ギターのディストーションのがオッサン臭くなっていたりするのだが、それもあまり感じられない。ピュアです。
だって、「Tonight we're going to party like it's 1966!」(裏ジャケ)ってのがこのアルバムのコンセプトみたいだし。
泣きそうになります。

なお、こちらのCDはエンハンスド仕様になってて、Voの方のインタビューと、「Let's Talk About Girl」と「Baby Blue」と「Sittin' There Standin'」の三曲のライブの映像が見れるのです。
皆さん面影はたっぷりだが、だいぶ年を重ねられているのは致し方ない。
だけど、バックにサイケっぽいプロジェクターで雰囲気を出したりと、何より楽しそうだ。

選曲も最高だし、観客も多いし、いいライブだったに違いないな。

さて、このアルバムを買った当時、ちゃんとウェブサイトがあったのだが、今は閉鎖されてしまっている。
いよいよ解散されてしまったのだろうか?
そのサイトがあったときは、Tシャツとかあったし、何より再結成時のニューアルバム『Get Away』が紹介されていたのだ(こちらが通算四枚目)。

正直、ジャケを見て引いてしまったので買わなかったが、今急に欲しくなってきた。
やっぱ買おう。

RUSTY EVANS讃歌 ~ その6 Psychedelic moods 最新再発!

2006年06月24日 | 米サイケ・ガレージ
およそ一ヶ月前、山口シノワのベーシスト戯太郎くんより、Deep『Psychedelic Moods』の新しいアナログ再発のリリース情報をいただく(彼は現在新宿のディスクユニオンに勤務している)。

さっそく、某レコード屋に注文してみた。
今回はVoidという、レアサイケなどをリリースするレーベルからのものだったので、ちょっと期待!

Deepに関しては、数年前にこれもナイスなイギリスの再発レーベルRADIOACTIVEから、待望のオリジナルミックスの再発が出て、これがレアなステレオミックスだったのだ。

詳細はこちらをご参照ください。

もしや、今回の再発、オリジナルミックスのモノラル盤?!と期待していたのだが・・・実際届いて確認したところ、1987年のcicadelicからのリミックス盤再発の再発ということで、裏ジャケもそのcicadelic盤と同じである。

こちらにはVoidレコード社長による、今回のリリースの経緯に関してのライナーが載せられているので、前文紹介したい。

THE DEEP ”Psychedelic Moods” is one of the most unique and freaky pieces I have ever heard. It is a masterpiece of the genre.. A veritable treasure trove of psychedelia. I had always wanted to release the album on my Void Records label, but it had been bootlegged several times and I was afraid of overkill. After listening to the album again and speaking with Rusty Evans, I knew we had to do it. So here is Void Records version of “The Deep”, with added special 45 of ”Five Years Ahead of My Time” backed with ”Chaos”. We hope you enjoy the release!
Brian Hulitt Void Records

【ヤフー翻訳】
THE DEEP「サイケデリックなMoods」は、私がこれまでに聞いた最もユニークで異常な部分のうちの1つです。それは、ジャンルの傑作です..サイケデリックな作品の真実の宝庫。私は常に私のVoid Recordsラベルでアルバムを発売したかったです、しかし、それは何度か無許可で製造販売されました、そして、私は過剰が怖かったです。再びアルバムを聞いて、ラスティーエヴァンズと話した後に、私は我々がそれをしなければならないということを知っていました。それで、「混沌」で裏打ちされる「My Timeの5つのYears Ahead」のそれ以上のスペシャル45で、「Deep」のVoid Recordsバージョンは、ここにあります。我々は、あなたがリリースを楽しむことを望みます!

ということらしい。要するにいっぱいブートが出ていて混乱してるので、ここらで自分らが決定版を出そうということだろうか。
その際に社長がラスティ師匠と相談して、「このバージョンで出してくれ」と言われたりしたんだろう。
ということは、このViod盤はお墨付きのオフィシャルモノということになる。
でも師匠はやっぱりリミックス盤を出したいのだなあ。オリジナルは気に入らんのかなー。版権もあるだろうし。

さて、盤を聴いてみると、オリジナルのcicadelic盤よりも圧倒的に音圧もあり、各パートの音もクリアーで非常にいい色がついている感じ。
マスタリングの際のリバーブがやや深いのかもしれないが、すごくこれはいい仕事だ。
社長も念願のリリースだけあって、さすがに気合い入ってることを窺わせる。

今回はおまけに7インチが付いていて、この7インチが実は待望のレア音源!
なんと、ラスティ師匠の未発表音源である!

海外サイケガイドの“Fuzz Acid and Flowers revisited”に

「The renewed interest in his Five Years Ahead Of My Time,has also spurred Rusty to re-record it along with anew composition called Chaos.Both feature great guitar by his son Danny,but haven’t been released.」

【ヤフー翻訳】
彼のFive Years Ahead Of My Timeに対する一新された関心は、ラスティーにChaosと呼ばれている新しい構成とともにそれを再録音するようにもしました。両方とも彼の息子ダニーによって大きなギターを特徴とするが、リリースされるというわけではありませんでした。

ラスティ師匠はDeepのプロジェクトを終えて、Freak Sceneの仕事をしてると同時くらいに、Third Birdoというバンドのいわばプロデュースみたいなことをしてるのだけど、彼らに提供した名曲がFive Years Ahead Of My Timeである。
この曲、超名曲。

今回の7インチ音源、サードバルドーのヴァージョンにかなり忠実だが、こちらの方が断然出来が良い。
裏面はCHAOSという曲で、大人の80年代サイケという感じ。

ちなみに、これらの音源でファズギターを弾いているのはラスティ師匠の息子さんなんだそうだ。
これだけでもファンには買いのブツですな。

今回のViodからのブツ、ズバリ買いです。


湿気飛ばしのチョコレート その1

2006年06月23日 | 米サイケ・ガレージ
いよいよ梅雨らしくなってきましたので、ここらでサイケっぽい話などでスカッとこの湿気を吹き飛ばしたいと思う。

フェイヴァリット中でもさらにフェイヴァリットなガレージサイケバンドがThe Chocolate Watchbandである。
もう彼らとの付き合いは12年以上で、干支一回りを越えた。

そういえば、こちらのブログでもまだ扱ってなかった。
もう自分の基本中の基本。モロに影響を受けています。

サイケっていうカテゴリーがあるとして、その中でも意外とガレージっぽいのは少ない。
ガレージバンドがちょっとサイケがかることはあるけど、そのよくいう「ガレージサイケ」ってのは実は感覚的なもので、本当に「ガレージサイケ」なバンドを求めると、なかなかなかったりする。

アルバム出してるようなバンドよりも、サイケのコンピに入ってるシングルだけのようなバンドで求めていく方がてっとり早いような気もする。

こういう中で、もっとも自分の理想に近いガレージサイケなバンドがチョコレートウオッチバンド。
ガレージとサイケのファクターのバランスが一番いいのだ。
特に1stの『No Way Out』はそういう超名盤。自分の音楽性の決定打です。

よくプロデューサーEd Cobb(江戸昆布)主導のバンドで、アルバムでは本人たちが演奏してなかったりするようだけど、事実、それが名盤なのだからそれでいいと思うのだけれどなー。
同じ江戸昆布ものでスタンデルスもあるけど、スタンデルスはかなり純でちょっとオルタナなガレージ。
チョコレート ウォッチバンドの、ストーンズとかのイギリス勢に影響受けた、ガレージをベースにしながらのサイケ炸裂な感じは本当に唯一無二。たまりません。

で、チョコレート ウォッチバンドでまずお伝えしなければならないことは、昨年、ほとんど決定的なCD 『Melts in Your Brain Not on Your Wrist: The Complete Recordings 1965 to 1967』がbigbeatから出たということだ。
実は、このCD、あまりメディアにも登場してなくて、レココレにも載らなかったし、店頭でもほとんど見たことがない。
かなりスゴイ内容なのに・・・。
欲しいと思ってる人が知らないかもしれないのだ。

このCDには本当のボーカリストが歌っている1stのバージョンなども入ってますぜ。



木曜アニメ+α

2006年06月22日 | アニメ・マンガ
昨日はガングリオン術後の手の腫れで、キーボードが打てませんでした。
今日は腫れは残っているのだけど、指は動くようになってきました。
オートメイヤーの西村さんもちょっと体調不良で、オートメイヤーが今、さりげに結構ピンチだったりします。



ミスター味っ子 OP
ミスター味っ子 ED
味っ子は、うちの地域ではTYSテレビ山口で木曜の五時半からやってたのです。
久々にオープニング見て、そういや実写とアニメが重なってたなーということを思い出した。

キャプテン翼 OP
キャプテン翼 ED
キャプテン翼も山口では、上記の味っ子の枠で放映されていました。
もちろん、翼の方が古いです。
EDは沖田浩之の熱い歌唱と涼しげに走る翼とのギャップがいい感じだ。
沖田浩之が自殺した時はびっくりしたものです。

銀河鉄道999
19時からフジ系で放映されていました。

アニメではないけど、木曜といえばやはり「ザ・ベストテン」である。
幼稚園のころからのベストテンっ子でした。
この放送回、セットまでなぜかよく覚えていました。
この曲、当時はタイトルも含めて神秘的な印象があった。
確か年齢制限かなんかで生放送にでれなかったりとか。

speedy car

2006年06月21日 | indiepop90's
本日、ガングリオン術後の消毒に行く。

消毒のその帰り、車を運転していると・・・なんと突如アクセルを踏んでも反応が無くなる。
つまりエンスト。
幸い後続からは車は来ていなかったのだが、車間距離がなかったら危ないとこだ。
赤信号になり、ブレーキをかけると車は全く反応しなくなった。

とりあえずハザードを点灯させ、車外に出て妻に電話する。
すると「JAFに電話してみたら?」と。
そうか!とっさのことで頭が回っていなかった。しかも幸いエンスト地点は山口のJAFの本部から3分くらいのとこだったのだ(山口小郡9号線の、相撲茶屋大地を越えて流通センターに入る交差点)。

早速JAFに電話。五分くらいで来てくれた。さすがに物理的近さもあり、超迅速である。
そして、JAFの方が車にガソリンを2リットル注入。
そうです。なんとエンストの原因はガス欠。まだ大丈夫やろーと思って走っていたのが、甘かった。
あー。情けない。
今回のJAFのレスキュー費用は280円。つまりガソリン2リットル分だけ。
まあ、リッター換算では少し割高になるなー。でも助かりました。JAFのお兄さんも親切で超格好良かったし。


その後、ヤレヤレと我が家に帰る途中、前の車がやたら改造しまくってシールをはりまくっている。
その車の後ろガラスには、URLが書いてあった。
ちょっと気になったので、必死でそのアドレスを覚えて(何度も心の中で復唱した)、帰って速攻アクセスしてみた。
http://www.geocities.jp/ierofit15s

プロフィールなど見ると、いい人っぽいぞ。しゅうちゃん。
だけど、自分、駐車が大の苦手なんですよね。嫌われるかも(´Д`)。


さて、車から連想する名曲と言えば、stereolabspeedy carである。
この曲はもともと7インチのみでリリースされた曲で、カップリングはなんと音響系全盛期のカリスマバンド、トータスである。
ステレオラブの私的名曲ベストスリーに入る曲だ。

ガングリオン(;´Д`) オペ

2006年06月20日 | その他
本日、ワヒのガングリオンの手術が行われた。

いろんなホームページなどには「ガングリオンの手術は日帰りで行える簡単なものです」みたいに載ってる。
だから、手術もいわゆる切開程度のものだろうと、そう思ったので、かなり気安く手術をお願いしたというわけだ。

ところがスットコドッコイ。手術は「切開」ではなく、完全な「オペ」。 
診察室のベッドに座ってちょこっと・・というのを想像してたのだが・・・
・・・なんと、いきなり入院病室に通され、そこでまず手術服に着替えさせられたのだ(・Å・)。


看護師さんに付き添われ手術室へ。
ここには手術台が中央にあり、手術のライトが天井にあり、手術用の心電図計もある。
おそらくここでガンの大手術も行われただろう、そんな部屋のベッドに寝かせられた。

そして、執刀医の先生とその見学と思われる先生、さらには看護師さん3人の計5人が手術室に入ってきた。
怖い。モノモノシイー゜・(ノД`)ヽ
この時点で気安く手術をお願いしたことを大後悔し、一気にテンションはドン引き。
さらに、看護師さんに患者用の帽子(シャワーキャップみたいなやつ)をかぶせられ、恐怖は最高潮に達した。
この後、準備のため約十分手術台に放置される。
「先生、手術するの止めましょう・゜・(;´Д`) ・゜・!!」と何度言おうと思ったことか。


超狼狽のうちにいよいよ手術開始。
まず、イソジンの原液のようなものを腕全体に塗られ、そして腕全体を布で覆われる。
その後、患部が見れないように仕切り幕がかけられた。

そして、切開部あたりのみの布を開きいよいよ麻酔注射。
「ちょっと痛いですよ」
といわれるものの、これが「ちょっと」でない激痛。縫い針が刺さったような痛み。
「先生、手術するの止めましょう・゜・(;´Д`) ・゜・!!」とずっと心のなかで叫んでいた。

いよいよ「メスを入れます」とのことだが・・・あれ??全然痛くない・・・麻酔が効いてるんだ(・∀・)!!
看護師さんからも「よく麻酔効いてますねえ!」と褒められた。嬉しかった ('∀`) 。
で、「痛かったら言ってくださいね」とのことだ。


手術が進む。何が行われているのかよくわからんのだが、やはり全く感覚がなくなるわけではない。
グリグリやられてる感じは、金属的な感じというのだろうか。やはりそれなりの痛みが来る。

そして、突如激痛が来た(:.;゜;Д;゜;.:) 。思わず「痛テテテ・・・」と叫んでしまった。
すると慌てて先生が追加の麻酔注射。これがまた痛い。麻酔してるはずやのに・・・。

この自分の置かれている状況のすべてを否定したい。そう思うようになり、

”今の自分は遠い記憶の中の状況で、今の本当の自分は温泉旅行に来ていて、温泉に浸かっている”

ということにしようと考えた。
しかし・・・またチクチク痛みが来る。
温泉にいるイマジネーションは二十秒くらいで崩壊した。

このくらいの痛みなら麻酔の注射の方が痛い・・・こうやって痛みを天秤にかけ・・・ああやっぱり現実からは逃れられない。


最初は談笑もされてた執刀医の先生も口数が少なくなってきた。明らかに手術が難航していることがわかった。
先生たちが小声で何かブツブツしゃべっておられる。
すると、看護師さんが「もっと深いとこにいきますので 、痛かったらいってください」とのこと。
ヒエエエエ
で、案の定激痛が来た。また「痛テテテ・・・」と叫び、三回目の追加麻酔。

あああ・・・もう一秒でも早く手術が終わって欲しい。
こんどは、娘ニコちゃんのことを考えようとした。だけど、これも二十秒くらいしかもたない。
やっぱり「今、自分は手術をしているんだ」という現状にどうしても戻ってしまう。


ようやく、先生が「ガングリオンがとれましたので、今から閉めます」と。
アアアアア!ようやくフィニッシュ。一気に安堵の気持ちと幸福感が来る!

終わったらしく、「今から洗います!」と。
アア、気持ちいい。
「グーやパーをしてください」といわれ、問題なく出来た。
もしやの時はギタリスト引退の覚悟もできてはいたが、大丈夫そうで一安心。

先生から説明。
「今回の手術、結構根が深くて、ちょっと大変でした」とのこと。
たしかにもう50分も経っていた。

そして、「これが君のガングリオンです」と見せてもらう。
思ったより小さい。焼いていない、焼き鳥の砂肝みたい。

だけど、自分のガングリオン、ちょっと特殊だった模様。もう一度組織などを調べる必要があるそうだ。
通常、ガングリオンを摘出すると袋のなかに黄色い液体が入っているらしいのだが、自分の場合は血の混じった液体が入っていた珍しいケースらしい。

再発のしやすい、ガングリオン的には悪いものみたいなのだが、我がガングリオンは採取の小瓶に入れられた。
医学サンプルになるっぽい。
我が息子によってガングリオン研究の新たなパースぺクティヴが開けることだろう。

どちらにせよ良性の腫瘍とのことで一安心。


夜になって傷の痛みが出てきた。ちょっと鈍痛。痛み止めなどもらってるのだが。
麻酔切れのようだ。

ガングリオン患者の皆様、どうぞご参考までに。