シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

雑感

2011年03月16日 | 日本70's
今回の災害が起こってからなんとも気が気でない日々が続いていて、締め切り間近の仕事もなかなか進まない。

被災地の様子はテレビでもめまいがするほどなので、ちょっと現地のことを思うと想像を絶する。
自分も大雨による河川氾濫で、本当に僅かではあるがいわゆる避難所を体験したことがあった。
わずか数時間の体験であって一泊するようなこともなかったのだが、それでもやはり居心地の良い場所ではなかったし。

また自分も阪神大震災に居合わせたのだが、余震の恐怖は尋常ではない。いまも地震は猛烈に怖い。
なお続く揺れには本当に怖い思いをされているだろうと思う。

非常に深刻な原発事故はとにかく恐怖としかいいようがない。それと自分とも無縁ではない福島県が非常に心配だ。
爆発した原発の様子や写真なんかが出てきているが、この現地で勤務されている人々の苦労ははかりしれない。
世論は原発行政とそこで働く人々についてはきちんと別問題だと認識している論調のよう。
東電勤務のJ君はまさに過酷な状況だと思うけど、気を確かに頑張って欲しいです。


このたび被災を逃れた、この情況にそれぞれができる範囲のことで貢献しないといけない我々が、浮き足立っている。
また、この気持ちは全く他者と共有される感覚はなく、ともあれ自己完結、そして自己嫌悪に陥るしかないようなものだ。
だけど、ここに来てようやくTwitter などでぼちぼちと友人・知人なんかが発言し始めていて、ああやっぱみんな同じ気持ちなんだなーと本当に若干和らぐ感じがする。


遠く離れたここ山口市でも「買い占め」的な問題が早速始まっている。
昨日、ひとり暮らしのおばちゃんに届けるための弁当を買いに行ったスーパーで、カートに溢れんばかりにペットボトルの水を買い占めている人がいた。

そして仕事で訪問したお宅での話。関東の親戚からの要望で、いわゆる計画停電に備えるための乾電池と懐中電灯を大量に送ってくれとのことなんだそう。
だけど、どこの店でもそれらはほとんど売り切れらしい。
東北への宅配はストップしているわけで、おそらくはみんな関東などに送っているんだろう。

こちらでは、主に東北の被災地への物資支援というよりも、停電と買い占めが問題になっている関東・首都圏への支援という構造になっているようだ。

ちなみにラーメンやトイレットペーパーなども同様に在庫は少なかった。特に「チキンラーメン」が売れていた。
そういえば、うちの親も台風が近づくと必ずチキンラーメンを買いに行くんだよなあ。
やっぱ最終的に「お湯がなくとも食べれる」ということなんだろうか。


これも昨日仕事先のお宅に向かう途中、交差点でパトカーがウロウロしていて住民の人が外に出てこられていた。
みると信号が停止しており、「この辺が急に停電になった。こんなこと初めて」とのこと。

どうも関東の電力不足のためにここ山口でも停電して電力を送っているんだと思ったようだ。
実は20分くらいで復旧したのでただの故障だったようだが、誰もがそう本気で思ったに違いない。

さらには、長女が夜中に泣きながら目を覚まして、どうも次女が流されたという夢を見たらしい・・・・

冒頭にも書いたように、こういう文章を書くことこそが我々が浮き足立ち、不安を再生産するものでしかないのはわかっているが、こうやって客観的に文章にすることで自分もバランスを保ちたいんだろうと思う。
みんな頑張らないといけないな。

そんな中、たまたま流れてきたこの曲に心が暖まった。
日本語の曲の日本人にあたえる効果ってすごい。

そうだレコ屋に行こう。(小野香代子「さよならの言葉」)

2010年08月31日 | 日本70's
気が付いたら夏休みが終わった。
ちょっとしたバカンスがあったので本当に良かった。

最近はなかなか思うように外出もできなくて、どうしても CD も新譜輸入盤を円高だから外国アマゾンから買うことが多くなった。
そういう中で、今夏は久々にDISKBOXのレコードセールに行けて、久々にレコ買いの感覚が戻った。
やっぱりちゃんとレコ屋に行くというのは大事なことで、目的以外の音源と出会うにはこの手段しかないように思う。
10年前はやっぱりレコ屋でほぼすべての情報を得ていたし、90年代初頭の新譜なんかはタイムボムなんかで知ることの方が多かった。

がんばって外で音源を探すようになるべく勤めたいなと、いわゆる海外新年度を迎えるに当たって思いました。

まあいずれは世代交代があり、市場に60年代のオリジナル盤が溢れる時代が来るだろうけど、そこまでなんとか既存のレコ屋さんを応援するしかないだろうなとつくづく思う。


上記とはあまり関係ないけど、最近特に好きなのが 小野香代子さんの「さよならの言葉」
いわゆるポプコンの優勝者だけど、当時英語の先生だったらしく優勝後すぐに渡米してデビューはしなかったらしい。
こんな名曲なんだから、アルバムがあればどんなだったんだろうと思う。

藤原秀子さんみたいなジャジーなフォークポップスで、希有に美しいメロディを余すところ無く最高の声質と歌唱力と表現力で完成し尽くされたと最大の讃辞を贈り得る、かなりかなりかなりかなり最高の曲ではないでしょうか。
どうしても音源が欲しくてポプコンのオムニバス買ったんですけど、いわゆるビッグネームなんか比にならないほどにこの曲が際立ってます。


もし目の前で歌われたら間違いなく号泣して聴けないだろうと思う。

ママは小学4年生

2010年04月30日 | 日本70's
最近うちの長女がよく見てるキッズステーションでの再放送アニメの『ママは小学4年生』



これのOP/EDがともに素晴らしい曲なんですが、あの樋口康雄さんの作。
納得。
http://www.amazon.co.jp/ABC~ピコ・ファースト-ピコ/dp/B00005HO4J
「I LOVE YOU」が名曲なのは言うまでもなく。

で、自分は当時これを知らなかったけど、アニメの方もいい内容で、昔で言うとこの文部省・全国PTA連絡会すいせんクラス。
『まんがはじめて物語』みたいに。

リバーブ感

2010年03月09日 | 日本70's
先日のオートメイヤーのライブを観ていただいた方々、本当にありがとうございました。
打ち上げまで含めて久々にああライブをしたなあって感じになりました。


当ブログもなかなか最近は音楽レビューっぽいのがなかったので、レビュー教化月間ということでとくに脈略なく行きます。

たまに無性に聴きたくなるのが、このマキシマムの『マキシマム・ホット』。
「マキシマム」ってキーワードでググッたりアマゾンで検索かけると「マキシマム・ザ・ホルモン」ばっかりひっかかりますが
これは showboat からの女性ペアのやつで、オリジナルは75年だったと思う。
CD引っ張り出してくるのもなんかめんどくさくて細かいことは省くとして、有名なカバー曲ばっかりのアルバム。
http://www.amazon.co.jp/マキシマム-ホット/dp/B0009G3H2S/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1268139821&sr=8-1

このアルバム全体の、またボーカルのリバーブの感じと質感が凄く好きで、そのリバーブ感を聴きたいがためだけなんです。
リバーブだけでやられるアルバムっていうんで思いつくのは、これと飯島真理の『ロゼ』が双璧やと思ってます。

ちなみにこのアルバム、CD化されてもう10年くらい経ってるんですが、当時完全限定とかで急いで買ったのに、まだ新品在庫があるっぽい。

未曾有のおじいちゃんロックの時代がもうすぐ来る

2009年10月04日 | 日本70's
夕方、矢沢永吉さんのたぶん還暦ライブ(?)の放送をNHKでやっていた。
ゲストに氷室京介とかヒロトとかが出てきてて、ああそういえば昨日寝る前に「NO N.Y」を聴いたのでタイムリーだった。
それにしても氷室京介は久々に視たのだが、不思議なことになんとなく嬉しい気持ちになった。

「矢沢永吉」からは、すぐに脳裏に浮かぶことが2つある。

先日仕事先での飲み会に参加したとき、ある清志郎ファンの方が逝去の直後だったので日非常に歎いておられた。
実はその方は最初は永ちゃんのファンだったそうだ。
そして永ちゃんのライブを見に行ったんだそうで、前座にその方が当時全然知らない清志郎で、
「今、永ちゃんはあっちでクソしてるから、その間オレが歌ってやる」とか言って、
ガツーンと某有名曲を歌ったその瞬間からのファンなのだそうだ。ものすごくやられたということだった。

もう一つは、永ちゃんのなんかのテレビドキュメントでのインタビューの話。
確か外国のどこかでライブに出て、その時に自分はかっこ悪いなあと思ったとかで、
それなら西洋的なものにこだわるのではなく自分は自分のままの路線で行こうと割り切ったとか。そして今があるとかいう話だった。
だいたいこういう話だったように思うけど、細かいことが違ってたらすみません。
どちらかというと苦手なタイプのミュージシャンだったけど、このインタビューを聞いて格好いい人だなと思うようになった。

大学生の時に通ってた床屋さんのマスターが、若き時代にキャロルに憧れてギターを買ったという方だった。
かなりキャロルの話が多かったので、実際に聴いてみたら意外と思ったより聴きやすかった記憶がある。


ロックも大雑把にいえばおおよそ戦後生まれの人々の音楽で、ビートルズ以降の60年代ロックをひとつのスタートと考えると、
当時活躍したロックスターがおおよそ現在60代くらいだから、まだ80歳以上のロックスターが頻出する時代には突入していない。
そう考えるとまだロックの歴史は人類の歴史からみるとほんの一瞬で、これからようやくおじいちゃんロックスターの時代がやってくる。
冷静に考えてみるとこのことはちょっと意外に思える。

実はおじいちゃんロックはまだ未知の世界・領域で、よく考えればまだまだロックは想定外の展開が待っているかもしれないなと思うとなんとも嬉しくなる。

是非永ちゃんにはそれまでがんばって欲しいと思う。
そして東京ドームが75歳以上の現在でいうところの後期高齢者で埋め尽くされる光景を楽しみにしたいと思う。


映像は今の自分くらいの歳の永ちゃん

母のロック観

2009年03月13日 | 日本70's
娘(2)がややファンキーなおもちゃのグラサンをかけて遊んでるのを、自分の母(62)がみてて
「子どもがサングラスかけてるのって、かわいいよねー」
「むかし、" ゴダイゴ "っていう、こんな子どもがサングラスかけてるのがあってねえ・・・」
と、言った直後、
「いや・・・ " フィンガーファイブだったかな " ・・・?」
と、すぐに気づいたようで、良かった。



さっき、母(62)がテレビをみてて、なんとなくリモコンでチャンネルを適当に変えていると、NHKの衛星で
なんか外タレの音楽番組があったらしく、
「あんた、これだれか知ってる?」
と質問されたので、自分も別のことに取り込んでたので、チラッと見て、それはインタビューシーンで、
「ああ、これはエリック・クラプトンという人だと思うけど・・・」
と答えて、また取り込みのことに戻った。

しばらして字幕が出たらしく
「いや、これはボズ・スギャックス(濁音が微妙だった)という人なんだって !」
といわれ、自分もチラ見ゆえに間違えたのだが(笑)、
その後、母がライブを食い入るように見始めて
「この人ギター、すごく高級な音がするねぇ」
と言ったので、
「ああ、わかるんだ」
と、ちょっとびっくりした。


ソバカスのある少女たち

2009年01月16日 | 日本70's
「ソバカスのある少女」集。
寒い日々のアンサーソング(笑)で、さらに古今東西ティンパン関連全音源で尤も好きな一曲です


オリジナルティンパンリハ


オリジナルティンパンライブ


ティンパン再結成


南佳孝版

http://morawin.jp/package/80312144/0370006183155/
坂上香織版

http://tvkshop.net/SHOP/PCBP51626.html
田中拡邦 ママレイドラグ版

http://www.amazon.co.jp/茅ヶ崎・東海岸-カフェ・ブレッド-バターの軌跡-DVD-ブレッド/dp/B001570H28
ブレッド&バター版

http://www2s.biglobe.ne.jp/~ebiebi/mike0401.html
村上 "ポンタ" 秀一版

*追加(みつけたらまた追加します)
http://www.nicovideo.jp/watch/nm2944336
角松敏生版

吉田美奈子の隠れ名曲

2008年07月28日 | 日本70's
すでに1ヶ月まえのこととなりましたが、クリテツさんのストリートライブには、いきなりの告知ながらも多数お集まりくださってありがとうございました。告知にご協力くださった2465さんジャギさんなどありがとうございました。
kyungさんは残念でしたが、また近いうちに機会があるかもですよ。

仕事の方のHP作成やブログの方にかかりっきりでして、HPひとつ作るのもかなりのエネルギーが必要ですねえ。
簡単にできるのかなと思って iWeb ~ .mac、いまやモバイルme 経由でアップしましたが、完全 Mac 作成なので、ウインドウズでは重いなどの多くの不具合などあるみたいでした。ヤレヤレです。


さて、気がついたらバーゲンの季節もやや過ぎたくらいかと思いますが、ここ山口市でも8月1日より、恒例のレコードセールがあるようなので楽しみ。前回の先勝品についていつか書こうと思ってたんですが、書きそびれてしまってます。
実は コリアンサイケ筋にも人気の キム・ジョンミ の韓国盤LPがなんと数百円(!)という超掘り出しものがあったんです。
そういえば、今回はちまきや名義のセールでは最後だと思うので個人的にも感慨深くもあります(ローカルネタ)。


こちらは吉田美奈子がうたった伊勢丹のラジオCMらしいんですが、本当にラジオ用のみに収録したものらしく、作詞作曲など不明だそうです(youtube解説による)
かなりの名曲だと思うのですけど、ああ聴けてよかったなという思いです。

タムイシンマ

2007年11月14日 | 日本70's
先日、レパードにしてすごく良かったです!みたいなことを書いたけど、実は ATOK2007 を wordvX(2001) で使うと、謎のフランス語のような文字化けだらけになってしまい、使えない状態に陥っていたのだ。
(しかし、自分が使ってる経理のソフトなど、ことえりは使用不可でATOKしか使えないようなものもあったりする)

11月のはじめにジャストシステムのサポセンに電話して聞いてみたら、
「ATOK か wordを再インストールしたらなおりますよ」ということだった。

で、してみたら、全然症状は治らないので再び電話してみた。すると、
「実は、上書きインストールした場合、このような症状が出るようです。他にも10件くらい症状があるようです。只今調査中ですので、わかり次第連絡いたします」
とのことだった。
なので、
「クリーンインストールだったら、大丈夫だということですか?」と聞くと、
「そうだと思います」と。

やはり仕事上、ことえりでは全くはかどらないので、今日思い切ってクリーンインストールを試みた。
しかし、全く治らん。困ったので三度サポセンに電話。
すると
「word vXはレパードには対応していないとのことです。word2004でも同じ症状が出ていまして、この場合、すべて「上書き」の設定にすると使えるようです。現在、ATOKかwordのどちらの問題か検証中ですが、おそらくwordの問題だと思います。そのうち、修正パッチが出るかもしれませんので、現在は調査中としかいえません・・・」
らしい。

仕事で使うPCでもあるし、いきなりOSをアップグレードするのも無謀ではあったのだけど、とりあえず同じ環境の方はどうぞご参考にまで。

つまり、全くクリーンインストールする必要はなかったわけで、ああ時間のムダだった。。。
まあ、時間の損失はさておき、レパードはここからタイムマシンでインストール前の状態に完全復元できるのだ。
初めてやってみたのだけど、なんとデスクトップのアイコンのバラバラの位置まで完全だ(笑)。
二三時間はかかったけど、これにはすごく感激。物理的な要因ではないデーター損失の恐ろしさから、90%は解放された感じがした。

というわけで、89年バージョンのタイムマシン。当時自分は中学生で、雑誌で再結成のことが騒がれていたのをすごく覚えています。


*ちなみに『熱血コロコロ伝説』では「タムイシンマ」が掲載されてて、めちゃ懐かしかった。