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Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

黒蒸しパン

2011-03-01 13:59:56 | 
昨日は一個90円の「子猫のパン屋」製黒パンを買う。
平塚へ向かう129号沿いの「四の宮」という場所で作って卸している。
黒パン好きは昔からだ。もちっとした湿潤感がいい。
中学生時代、黒パンという仇名の色黒少女がいたことを思い出す。
今朝の朝飯は苦めに立てたコーヒーとこれだけを齧る。

四谷三丁目にまだパン屋の「浅野家」があったころのお目当てが三角形の黒パン「浅間山」だった。
よく売れきれをおこすパンだったが、味は大人そのもの。
軽井沢にも店があったようだから、地縁でついた名前がなんとも秀逸だった。
今朝の黒パンも美味いが、浅野家製は北軽付近に転がる溶岩と同じような色合いでもっと黒ずんでいる。
コクのある歯ごたえがたまらなかった。
何度も食べていたから、その日の天気で黒パンの密度が変調することもわかった。
もう一度あの黒パンを食べたいが、四谷を離れた浅野家は、自由が丘あたりにも、軽井沢にも店はあるようだが、そちら方面に寄ってみる機会がとんと減ってしまった。
もう少し春めいてきてよっぽど暇な一日でもあったらばあの「浅間山」に再会したいものだ。

即興ラーメン

2011-02-21 16:21:02 | 
食べ物のストックを切らすことが多い単身生活。
備えておくとよいのはカップヌードルみたいな便利品だが、それじゃ10台の餓鬼にはいいけど60爺の食生活には似合わないもので哀れ!
いつもの「ワクワク広場」を物色していたら生ラーメンの2食入りが売っている。
大磯町の隣町、二宮町にある無名な社会福祉法人「よるべ会、コスタ二宮」とある。
中袋が外装を兼ねている佇まいが気に入った。
「麺」と筆書きしたキャッチロゴもよい!
にぼし、醤油と味噌の2種類があって各170円だ。
これを買ってみて数日が経った。
ちょうど、今日の昼飯にラーメンを思いたつ。
もう少しで色褪せてしまう「モヤシ」も「青ネギ」も在庫在りだ。
今日はついでに海苔と大企業の採算意識が丸出しの丸大食品の「焼き豚」もどきまで奮発オプションで追加できそうだ。
たっぷりのお湯で二分半の時間を厳守、スープへの熱湯も100℃を守る。
隠しスパイスが閃いた。
清水の市場で買ってきたばかりの「鰹の出汁粉」だ。こいつを匙に一杯分スープに溶かす。
煮干味に鰹味が加わってどこかで食べたことのある尾道ラーメン風が即興的に出来上がった。

アスパラの味

2011-02-12 20:12:05 | 
箱根の山間部は昨晩の雪がかなり積もったようだ。
少し東にある大山付近の山里はほんのり程度な雪化粧だった。

用事のついでにいつもの土俗型スーパー「ワクワク広場」で寄り道する。
ここは大型スーパーには出てこないような近場の産直品がお手ごろ値段で買えるのが魅力!

先日は1本80円という赤いミニ大根がよかった。
三浦のサラダ用新種大根らしいが、甘酢漬けにしてみた。
皮の赤い成分が滲みでて朝の食卓が春めいた彩りに。

本日は花がちょっぴり乗っかった菜の花を一束購入する。
140円也。
根府川にある自然農園産の題して「スティックセニョール」
なぜ「スティック」なのか?節目のある茎に秘密があった。
さっそく茹でてマヨネーズをかけて食してみた。
柔らかな食感はかぎりなくアスパラガスに近い味である。
このネーミングはどこも共通しているらしいが、作った農園のネームがロマンティックでいい!
「オータムポエム」というらしい。
一度、相模灘の紺色の海を眺めつつ、根府川まで足を伸ばしてみたい気分になる。
そういえば、魚の陳列ケースには鰆やボラの刺身が並んでいた。
魚辺に春!春近しだ。

燻した

2011-02-10 22:36:40 | 
今朝の朝食に夕べの成果がちょっぴり反映した。
かねてから思うだけで実行しなかった燻製に挑戦する。
サクラと林檎のチップを混ぜてアルミホイルに敷き詰める。
「わくわく広場」に売っていた少し「アラ」に近い生鮭を塩水に漬けてからベランダにて外気で一時間ほど乾燥させる。
熱した中華鍋から薫煙が立ち込めて飴色の身に変える小一時間の期待と不安。
ほぼ成功したのだろうか。皮の部分がパリっと剥がれる小気味の良い瞬間の燻した香りの豊饒。
自家製柚子ジャム、青菜、トーストパン、この辺はいつもと変わらないメニューに鮭の燻製がプラスされ贅沢に。
食後の柑橘類は晩期を迎えたミカンの代わりに伊豆半島の新種「はるか」の茫洋とした味を楽しむ。

非リュニューアル

2011-02-08 11:06:35 | 
藤沢駅の雑踏に紛れ込んでコーヒー粉を買いに出かける。
500グラムを三袋購入。
雪で圧死しそうな東北のど真ん中で農作業にいそしむ人へのささやかな慰問品也。

地下にあるこのジャンル不明な安売り雑貨店、これがスーパーマーケットの原形か?
愛想も何もないのになぜか心安らぐ不思議。
ビルも古い! 店も古い! いずれはリニューアルという白けへの予感を浴びつつ、ついでにコーヒータイムも非リニューアルゾーンへ足を向けることに。
このようなときにJR東日本的な「ベッカー」でお茶するのは愚行そのもの。
北口の市役所脇の路地をめざす。「ともしび」だ。
昭和40年代の空気に包まれ、コーヒーを頼んだあとにサービスで添えてくる煎茶も「非リニューアル」的。
閑散とした店に流れる仄かな温もりを吸い込んで自分の「非リニューアル」が完成する。