Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

柚子ジャム作り

2017-11-28 16:26:00 | ラジオ亭便り
ラジオ亭の再生音が好きなSさんが綺麗に粒が揃った柚子をお土産に持って来てくれた。久しぶりに柚子ジャム手作りを思いつく。伊勢原の山里に住んでいた頃は、季節になると農家の無人販売所、地元スーパーで安い柚子を多目に買うことができた。横浜の都市部になるとそうはいかない。柚子も在庫が少なく高価な為に気軽に柚子ジャムというわけにはいかない。

らっきょう漬けと同じで不得手の部類ではないけど、数年のブランクがあり勝手が思い出せない。ネットに掲載されたレシピを目で追いながら、ジャズLPもターンテーブルにのせる。手は柚子の処理にかまける。初冬の夜長を実感する作業である。

皮剥きと果肉の分離、白い果肉表皮の不要部分の取り除き、皮の下茹で、千切り、アク抜き、煮込み、砂糖と果汁注ぎ、下拵えからジャムの完成までの所要時間はおよそ1時間半だ。水の量を多目にしたせいか、緩いソースの液状を見て失敗か?と思った。

しかし別の袋で煮込んでいた果肉と種子から生み出すペクチン成分が効いていた。10個の柚子が小さな二つの瓶でジャムに変身!冷蔵庫から取り出した今朝にはきちんと固まっていて安心する。バイト行きの前にコーヒーと柚子ジャムを乗せたクラッカーを試食する。柚子の齎らす芳香と仄かな酸味、これに三温糖とブレンドされた控え目な甘味が口腔内に拡散して良い朝になってくれた。

営業日のお知らせ 平常営業日 11月29日(水) 12月 2日(土) 3日(日) 13時〜19時
おでんパーティー 12月9日(土) 会費1500円 ソフトドリンク付き
アルコール注文実費 ビール、ワイン、日本酒、果実酒 500円〜

霜月の俳句

2017-11-19 17:06:29 | ラジオ亭便り
命日や チョコも供えて 小菊挿し
(17日 さえきひろこ 10回忌)


秋の暮れ 口笛曲は 港の 灯
(15日 新山下運河沿い 自転車逍遥)


文庫本 重なる傍に 青茶碗
(18日 読書会テキスト 尾崎翠作「地下室アントンの一夜」読む)


営業のご案内 平常営業 11月23日(木・祝) 24日((金) 13時〜19時 25日(土)16時〜19時 26日休業







手廻し珈琲豆焙煎機

2017-11-09 15:24:10 | ラジオ亭便り
たまにやってくる都内に住むFさんの手土産のもう一つが、手廻しのハンドルが付いた珈琲豆焙煎機だった。これは自由が丘からほど近い奥沢で「ラジオプラント」というアンティークなラジオコレクションをフィーチャーしたBGMでジャズを鳴らしているカフェからの贈り物である。

そこのオーナーがやはり懇意の客であるFさんを中継してラジオ亭に贈答してくれた品物である。普通のハイファイステレオ機器による再生音をアプリオリに昔風のラジオ再生音等よりは上位に置いているオーディオマニアはごまんといて不思議はない。そうした人種とは一味違った味わい再生を目指す同じラジオを謳い文句とする者への少数派的共感を籠めたプレゼントとして有り難く頂戴することにした。

最近、入手した大型コーヒーミルの横に並ぶこの直火焙煎機を見かけた感覚というものの素地が元々豊かで目ざとい客の一人であるB夫人が面白がってくれた。これに乗じて早速煎って実験しようということになった。自宅に戻ってローストが薄めな不満の豆を持って来ると言う。ついでにガラス容器のアルコールランプも用意してくれた。

豆は「ブラジル フレンチ」という香り豊かな高級種類だが、B夫人はもっと濃い目にローストすることでカフェオレの用途を望んでいるらしい。やはり、昼間にやって来る山手駅在のH夫人がおすそ分けしてくれた山手駅近くの「kiki」パン店のポテトとチーズをベースにした極めて美味いピザパンを褒め且つシェアしながら焙煎を進める。娘さんとの会食でB夫人は炒り上げた珈琲を飲むことなく中断して帰ったがこちらは夜間に手廻し珈琲焙煎機第一号の挽き豆粉のレアな香りを味わうことになった。

営業日のご案内 11月10日(金)15時〜 11(土)12(日)13時から19時
11月 16・17・18・19 13時〜19時 平常営業してます。