Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

梅雨気配

2018-05-27 13:20:30 | ラジオ亭便り
梅の実の 風になびいて 道祖土(さやど)かな (益子町追憶)

馥郁と 憂鬱が棲む 絵皿かな (益子町追憶)


坂道の 息つくところ 紫陽花や ( 元町裏 汐汲坂)



営業日ご案内

豆寒天黒蜜 鹿児島新茶付き 600円
天草トコロテン 鹿児島新茶付き 600円

6月1日(金) 6月2日(土) 6月3日(日) 13時〜19時

益子陶器祭り

2018-05-18 19:46:23 | ラジオ亭便り
荷物の重さには辟易としたが、初めてのバス往復便でGWの益子陶器祭りを楽しむことができた。常磐道の渋滞も重なって秋葉原駅前から片道4時間強の長旅だ。しかし運転があなた任せのお陰で自分が好んでいる益子町に至る新緑の野山風景をたっぷりと味わえる余得にも恵まれた。

出店ブースは4〜500という賑わいの中を大手陶器店、個人陶房の益子内外の作家さん、アンティークショップ等をゆるゆると物色できて、益子好きに輪をかける2日間となった。

城内坂通り横のアンティーク露店で見つけた頑丈な銅製のワインクーラー、二本は冷やさせる良き色調が魅力。


ワイルドな粉引作品をたくさん売っていた益子町、大沢在の田中さんという陶芸家が白い化粧釉薬の素地に鉄絵で描いた陶板。描かれた女のデフォルメ顔が不思議なメロー印象。

働き者で誠実な益子近在から行商で参加しているおばさんとの会話が弾んだ挙句の、南蛮焼締酒注ぎとお猪口、力感のモノトーン。見込の景色が最高。


フランス人女性陶芸家、ジュヌビーエーブ・ナヴァールさんの鳥のモチーフ絵皿、蕎麦猪口作品を初めてみる。滲み出す非日本的メランコリー。



営業ご案内 5月24・26・27日 。 26・27日のみ豆寒天販売日 鹿児島産 煎茶付き600円 13時〜19時

豆寒天の黒蜜和え

2018-05-13 15:57:52 | ラジオ亭便り
先日、石廊崎付近で買ったお土産天草を煮て寒天を作った。付近の綺麗な海で採集した「自信の一品」という売り子の婆さんの言葉を信ずることにした。青く澄みきった南伊豆の海面を見ればその言葉に誇張はないと思わざるをえない。


昔、亡妻がスーパーで買ってきた四角い棒状の乾燥寒天を元に煮詰めたものは味わったことがある。今回は天草から煮る手順だ。近所に住む和洋伝統食マニアの女性客は、葛きり、豆寒天などが大の好物らしい。夏も近づいて来た。豆寒天、心太(ところてん)等の無添加手作り品をメニューに連ねることにした。味というものがわかるお客さんに提供するのも一考の価値ありと試作してみる。50グラムの天草をガーゼ袋に入れて分量に対応する水と少量の酢を加え、煮詰めること1時間。


天草から水に滲み出した成分が寒天へと凝固化するのがおよそ1時間。その間に奄美諸島産の黒砂糖とグラニュー糖を水で煮詰める「黒蜜」を作る。焦がさず、固まらず!に神経を尖らすこちらの作業の方が、寒天作りよりも難しい。寒天に載せる赤えんどう豆が付近に売っていないものか?と思案していたら子供時代にお袋がよく通っていた伊勢佐木町通りの「銚子屋」さんを思いだす。さっそく自転車を駆り出す。

ラジオ亭の麦田から柏葉、山元町、中村町、浦舟町という横浜の馴染み深い旧市街地を漕いで無事に「銚子屋」にたどり着き、赤えんどう豆を入手する。300円也。

帰り道に中村町の三吉橋付近の路地を走っていたら、ソース焼そばの庶民御用達店「磯村」に出くわす。80歳を越えた婆さんが鉄板で蒸し麺、モヤシ、キャベツを絶妙に炒めてソースで和えるという縁日バージョンのインドア版といった焼そばである。

見逃して過ぎるのも勿体ないと思って寄り道する。大盛りを注文したらこれも300円也。肉っ気が不在の淡白な味わいだがこれが野菜類の炒め加減と蒸し麺の絡ませに年期が反映していて美味い。横浜にはこんな店もまだまだ潜伏してるから面白い。
寄り道の満腹のせいか、肝心の豆寒天の完成品の味見は常連客が顔を出す夜に持ち越すことになってしまった。

営業日のご案内 5月17日(木) 19日(土) 20日(日) 19日のみ15時開店〜19時 豆寒天➕煎茶付き 600円。
ところてん➕煎茶付き500円



南伊豆点描

2018-05-07 11:01:54 | ラジオ亭便り
静けさや やま藤仰ぎ 路線バス

サザエ丼 肝の苦みも 海近し


和布蕪茶(めかぶ) 啜る窓辺に 鳶も舞い


営業日のご案内


5月9・10・12・13 平常営業日 13時〜19時
南伊豆天草を使用 した本物黒蜜みつ豆 5月12・13限定 600円ご提供