赤い車椅子

娘は小学校の入学のお祝いに、じぃちゃんばぁちゃんから赤い車椅子をプレゼントしてもらいました。
スポークカバーに、ミッキーのをつけてもらいましたが、これは私たち両親から娘へのプレゼントしたものでした。

娘にとっての短い学校生活で大活躍してくれました。
1番押していたのは、やっぱり私で、次に付き添いの先生、その次にダンナはんくらいになるかと思います。
学校でも、お買い物でも、通院でも乗っていた車椅子。
自分で動かして、袖を真っ黒にしてしまってたことがよくありました。
「ほら！真っ黒になってるやないの！」って言うと、にこ～ってしてました。

今となっては、車椅子の主である、娘は自由に空を駆け回っています。
乗ることがなくなったので、今までお世話になっていた、小児科の病棟に、歩いて持って行ってきました。
ダンナはんが押し、私がその後ろを歩きました。

ここの小児科、いろいろな重い病気を抱えて、がんばっている子供たちがたくさんいます。
そこで使ってもらえたら、娘もきっと喜んでくれると思います。

「もぉ、さえ、いらんくなったからな。車椅子かわいいな～って言いながら乗ってくれるかな～」って言ってる姿が浮かびます。

ちょっと寂しくて泣きそうになりましたけどね。