体は？

娘にお線香をあげているときに、長男に聞かれました。
「ねぇちゃんの体は？」
言葉に詰まってしまいました。
「ねぇちゃんの体は、ここにはないけど、ねぇちゃんはここにいるよ」って答えました。
「ねぇちゃん、体捨てたん？」
なんて答えよう…って困りながらも「捨てたわけじゃないんやけどね～」って言いました。
「ふ～ん。だっこ…」
ぎゅっと抱きしめてあげました。

長男は、娘がいなくなったことは分かってるんだけど、聞いてみたかったんだろうな…って思いました。

なんて言葉にすれば…

いいのか分からなくなっちゃって、昨日は何も書けませんでした。
こんな日もあったっていいかな～って思ってみたりもしています。

楽華さんからもらったコメントで、すごく気持ちが楽になりました。
親の気持ちってのは、私は分かりますが、娘側の気持ちってのはどうだったか…ってなります。
それを、伝えてくれて本当に嬉しかったです。

今は、寂しいけど寂しくないよ！って感じです。
書いてて、訳の分からない状態ですが、これが心境です。

あさりんは、昨日、今日と花が咲きませんでした。
でも、種の準備を少しずつしています。
今年だけで終わりじゃないよ！って言われてるような気がしました。
ピンクの花の種が取れたらいいな～って願っています。

大丈夫

昨日の法要が終わって、緊張の糸が切れたような状態になりました。
遠くに行っちゃった…ってのが強くなって、泣き出すって感じになっています。
今日も、日中そんな感じで泣いていました。
「ママ、大丈夫！」
娘の最後の言葉。
苦しい状態で、私に心配をかけないように…って、娘の言葉。
その言葉を思い出し、またまた涙が溢れました。

苦しい苦しいなかで、私に向けてくれた言葉。
大丈夫…が響きます。
大丈夫じゃなかったのに…

寂しくて涙が溢れても、娘にそう言い聞かせていきたいと思います。
「ママは大丈夫よ～」って。

あさりんは青紫1輪咲きました。
ピンクのあさがおは、娘の魂を見届けて、咲き終わってしまったのかもしれません。

三十五日法要

娘が旅立ってから、ちょうど一ヶ月になりました。
たった一ヶ月しか経ってないの？って思うほど、随分前に娘と離れてしまったような気がします。
四十九日は、お盆と三月にまたぐってことで、三十五日の法要をお寺でしてもらいました。
今までよりも、娘が遠くに行ってしまったようで、寂しさが増しました。
今日は、昨日から両親が泊まってくれてた両親、兄、弟夫婦と、末弟、じぃちゃんばぁちゃんと、義姉といとこが集まりました。

みんなが帰ったあとに、仏壇に位牌を納めました。
塗りの位牌には、娘の好きだった、桜の模様が入ってるかわいいものにしました。
仏壇も、小さな小さなもの。
でも「小さくてかわいいな～。さえらしいやろ」って言ってる娘の姿が浮かび涙が出ました。
納骨は、百日くらいにしようかと思っています。

今日のあさりんは、お休み状態で咲きませんでした。
咲いた姿をみんなに見せてくれてもよかったのに～なんて思ってしまいました。
でも、明日には咲きそうです。

あさりん

控えめに青紫が1輪咲きました。
雨が激しく降っていたので、花びらがボロボロでしたが、咲いててくれて嬉しかったです。

今日、両親が来てくれました。

鼻血

長男が午前中に鼻血を出しました。
アレルギーがあるせいか、鼻が弱いようで、暑くなるとよく出します。
今年になって初かもしれませんが。
ティッシュで鼻を拭くのが嫌いなので、いつもタオルで拭きます。
今までなら、娘に「タオル～！」って言うと急いで持って来てくれました。
でも、今はいないので、長男「鼻血出た～！」って言いながら自分でタオルを持ってきて押さえていました。
私は、水で濡らしたタオルで、首の後ろを冷やしました。
すぐに治まったのでよかったです。

今日のあさりんは咲きませんでした。
あら…残念。
でも、明日に咲くよ！ってアピールした蕾が目に留まりました。
明日の朝が楽しみです。

おしゃべり

家の中で1番のおしゃべりは娘でした。
長男に聞いてることでも、娘が答えてしまうってことも多々ありました。
娘がいなくなって、長男はすごいおしゃべりになりました。
声がハスキーなので、ボソボソ喋ってたはずなのに、大きい声が出るようになりました。
「そんなに大きい声をしなくても聞こえるよ」って言っても、大きい声で喋ります。

ちょっと家の中が暗くなっちゃったから、がんばってお喋りしてくれてるのかもしれません。

今日のあさりんは、ピンク1輪、青紫1輪咲きました。
2日ぶりに、かわいい1輪が見れた…って、浮かれてた私でした。

なんか…

ダンナはんがパソコンをいじってると、今までデジカメで撮った写真が出てきました。
数少ないお出かけのとか、家で浴衣着てみたりとか…色々な写真がありました。
子供達がいい表情で写っています。
娘もいきいきとした笑顔で、写っていました。
ここにいないのが不思議やな…って、つぶやくと、涙が出ました。
悲しい訳じゃないけど、やっぱり寂しいです。
たまに、ポロっと泣いちゃうと、娘が心配しないかな…って思ってしまったりします。
でも、いいんです。
最愛の娘が離れちゃったんだから。
そのときに、泣いてすっきりして、「さぁやるよ！」って気にもなれます。
寂しさになれた…って言っても、涙は出てくるものです。

あさりんは、青紫が３輪咲きました。
まだピンク終わりじゃないよね？って娘に聞いてみてしまう私でした。

財産

私には、金銭的な財産って呼べるものはありません。
でも、困ったときに手を差し伸べてくれる友達がたくさんいます。
ここで出会った方もそうです。
本当にありがたくて、うれしかったです。
何の取柄もないのに、こんなによくしてもらって、本当に幸せです。

今も、みなさんの優しさで癒されています。
おかげで寂しさが薄らいできました。
涙を流すことも少なくなりました。

娘に心配かけないように、笑顔で過ごしています。

私も困った人がいたら、手を差し伸べられる人間でありたいな…って思いました。


今日のあさりんは、青紫が2輪。
咲かないよりも咲いたほうが嬉しいんだけど、どうしてもピンクを期待しちゃう私でした。

精米

ダンナはんが休みで、いっしょに精米をやりに出かけました。
雨は激しく降っています。
300円かかるのですが、100円玉が1枚もなかったので、近くのコンビニでおにぎりを買い、300円用意しました。
お米を濡らさないように、ダンナはんが精米機に急いでお米を入れました。
私は濡れるから…って思って、車の中で待っていました。
お米を入れたあと、ダンナはんの様子がおかしくて、お米を手のひらに載せて、何か言っています。
車の窓が閉まってて、雨音も激しくて、何を言ってるのか全く分かりませんでした。
でも、様子がおかしいのは確かです。
傘を差し、私もダンナはんの元に行ってみました。
すると、精米機に入れたお米は白米でした。
あれ？白米？
よくよく考えてみると思い出しました。
まだ、娘がいたときに、「お米ついてきてね～」って精米してきてたものでした。
それから、ストッカーの中に移そう…ってときに、娘が旅立ち、実家から母がナイロンの袋に入れたお米を持ってきてたので、そのお米をストッカーに入れてました。
バタバタしてたのもあって、すっかり忘れてました。
ダンナはんは、精米中止をしようとしても、全く止まらず…で、様子がおかしかったようです。
おかげで、お米は2回精米されました。
娘が「なにやっと～ん！」って笑ってるような気がしました。

今日のあさりんは、ピンク1輪、青紫2輪咲いていました。
雨が激しかったので、花びらもずぶぬれになって、垂れた状態でした。
それでも一生懸命に咲こう！ってしてた姿に、私もがんばらなきゃ…って思いました。