視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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オタクはすでに死んでいる

2008-04-19 04:57:37 | 読書
オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258)
岡田斗司夫
新潮社

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1995年に「ぼくたちの洗脳社会」を読んで以来、久しぶりに読んだ岡田斗司夫氏の本。
1995年に「ぼくたちの洗脳社会」を読んだ時の衝撃は今回も変わらず!(少し言い過ぎかな?)

オタクを殺してしまった2008年の日本人の"意識"を顕在化させている。
1995年にオタクを日本社会に認知させ、
2008年にオタクの死を宣言することによって、氏の言うところの"昭和の死"を宣言している。

スリムな岡田氏になることで自ら"宣言"しているのかも?

あとがきに代えてー「オタクたちへ」
これからは、オタクとは何か、萌えとは何か、もう誰にも教わる必要はない。なぜ、自分は萌えが好きなのか、誰かに指摘される必要もない。
君が自分で感じたことを、自分で感じたまま楽しめばいい。自分の気持ちを大切にするしかないのだから。
そして、これが好きだと思ったら、自分なりに、広い世界に発信しよう。今までのように、オタク民族の中にいるわけではないから、賛同してくれる人は見つからないかもしない。見つかったとしても、その関係は常に不安定なはずだ。この作品では同意見だけれど、別の作品では全然、話が合わないという事態が、常に発生するだろう。
それでも、君は、発信し続けるしかない。同時に、まわりで発信している小さな声にも、きちんと耳を傾けよう。そして、その都度その都度、賛同者を探し出すのだ。

そんな不安定な関係はとても心細く、とても寂しいと感じることもあるかもしれない。
そのかわり、君自身の声に耳を傾けてくれる存在が、どんなに大切で、愛おしいかを、身をもって知るだろう。君自身が、誰かにとって大切な存在になれることを、喜べる時も来るだろう。(P189)


ぼくたちの洗脳社会 (朝日文庫)
岡田 斗司夫
朝日新聞社

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コメント (1)
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カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男

2008-04-17 06:03:55 | 読書
カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)
エレナ・ジョリー
朝日新聞出版

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(P162)
私がつくり、私の名前を冠した銃は、私の人生や意思とは無関係にひとり歩きしてしまった・・・・。もちろん、カラシニコフ銃を手にしたビンラディンの姿をテレビで目にするたびに憤りを覚える。だが、私に何ができる?テロリストも正しい選択をしているのだ。一番信頼できる銃を選んだという点においては!

(P9)
はじめにー恐怖と栄光の日々
地球上には、どんな言語にも使われている共通の単語が1ダースほど存在する。チリの農民から日本のビジネスマンまで、イギリスの都市住民からアフガニスタンの山岳地帯に暮らす人々まで、誰でも知っている単語だ。例をあげれば、「タクシー!」、「ラジオ」、「コカ・コーラ」、そして・・・・「カラシニコフ」。世界でもっとも煩雑に口にされるロシア人の名前は、レーニンでもスターリンでもゴルバチョフでもない。カラシニコフだ。その言葉の背後にあるものーーそれは、正確な数こそ誰にもわからないが、6千万とも8千万ともいわれるカラシニコフ自動小銃が世界中に出回っているという事実である。
(カラシニコフへのインタビューを聞き書きしたエレナ・ジョリーの巻頭文)



★読み終わって

 生と死が「大量生産・大量消費」された激動の20世紀世界を、全身全霊を掛けて生き残った"職人"の生き様に感動!

 「国家」の存続に翻弄されながらも、自分を産み育てた「大地」への"愛"を忘れなかった男の生き様に感動!

 今、この瞬間にも世界中に出回っている6千万とも8千万ともいわれるカラシニコフ自動小銃を、手にもってしか"生きられない"ひとびとや国家のことを、教えてくれた松本仁一氏の2冊も是非読んでください。

カラシニコフ
松本 仁一
朝日新聞社

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カラシニコフII
松本 仁一
朝日新聞社

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コッパ・デ小海

2008-04-15 04:41:25 | ロードスター
4月13日(日)小海リゾートシティ・リエックスで開催されるコッパ・デ小海を視にって来た。
今年はクラブのM氏と川上郷自然の村に前泊するので朝はのんびり出来る。M氏は所用で夕方現地集合となったので、小生は土曜日8時過ぎに自宅を出て中央高速でまず清春芸術村へ向った。
が、中央高速は相模湖付近まで大変な渋滞。
都内ではもう桜は散ってしまっているが、山梨県は今が満開である。
11時すぎやっと清春芸術村についたが、駐車場が一杯でやむなく満開の桜をみながら蕎麦の翁へむかった。
ラッキーにも駐車場が空いていて15分ほどまったら名物の田舎蕎麦を食べることが出来た。
まだ宿にいくのははやいので、M氏ご推薦の瑞牆山・金峰山の登山口にある瑞牆(みずがき)山荘を目指す。NUVI250のナビゲーションは快適である。まだ雪が残っている森の中のワインデングロードを走って到着。
蕎麦だけでは少し物足りなかったので、シフォンケーキとコーヒーで腹を落ち着かす。

"早春の森は静かだ!"

休憩後近くの増富ラジウム鉱泉で入浴。
鉱泉だけあってぬるい温泉である。でも効果はありそう?

4時過ぎ川上郷自然の村に到着。
M氏も5時過ぎに到着。所用とはは自治会の引継ぎ会とのこと。
小生も金曜日、地元の自治会の引継ぎ会に出席した。これで晴れて小生もついに地元デビューである。この件はまた書きたい。
夕食後、ビールの酔いもあってか(?)あっというまに寝てしまった。



日曜日朝食後、会場の小海リゾートシティ・リエックスに県道68号で向かう。これも大変楽しい道だ。
 会場でNCにお乗りのK氏ご夫妻、久しぶりのTさんと一緒にスタート前の出場車をチェック。
今年は日本に2台しか入っていないというチェコ製のタトラ(1932年型)なんていう珍車もでている。(下写真)
あっ、三菱500も出場している!?



今年は例年のヒルクライムが無くなりタイムラリーに変更になったので、スタートシーンを少し見てから、出場車を追っかけて一緒にてタイムラリーコースを走る。
しかし結構皆しゃかりきに走っている。ついていゆくのが大変!
出場車の条件が1970年以前に製造開始された車なんだが!
でも出場車に挟まれて走るのは結構楽しい!!



タイムラリーの途中でロードスターを停めて待ち伏せして撮ったショット。
60年代初期のアルファロメオ・ジュリエッタ(?)



清里の八ヶ岳倶楽部付近まで出場車を追っかけてドライブしてきたが、ここで別れて昼食後解散。

小生は4月7日に通行解除になったばかりの十石峠を超えて秩父に向かう。天候が悪化し濃霧で大変だった。
18時すぎ帰宅。
帰路もいろいろあったがマアー良しとしよう。

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蔵書の整理

2008-04-12 01:15:00 | 読書


いつもの"新しもの好き"とういう"軽薄な性格"でA新聞日曜版に載っていたバーコードリーダーとフリーソフト(私本管理Plus)による蔵書のデータベースに挑戦した。
書籍の裏にあるISBNのバーコードをリーダーで読み取るとAMAZONのデータベースから書籍のデータを検索してくれ、それが画面右に掲示される仕組み。
バーコードがない書籍でもISBNコードを手入力すれば検索してくれる。
データはCSVで吐き出すことが出来る。
さらに「私本管理 GOOUT」を利用すれば、本ソフトのデータをPCや携帯電話のWebブラウザー上から一覧表示、検索できるWebデータベースを作成可能とのこと。
これで○○オフで蔵書の二度買いを防ぐことができる!
なんと便利なことか!

雨の日、日がな一日やる作業としてとっておこう・・・・?

と思って、やらない作業が幾つも溜まっている(悲)
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スピットファイア

2008-04-10 05:09:50 | 映画・テレビ他
衝動買いした 1/48スケールのスピットファイアを眺めながらDVD「空軍大戦略」他を視ている。
CGでなく本物のスピットファイアが実際に飛んでいるのが素晴らしい、というかCGがなかった時代のノスタルジーに浸っている。

空軍大戦略 アルティメット・エディション

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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ブライトリング・ファイターズにあったスピットファイアで、パイロットの後ろに設置したカメラが離陸から着陸までただ撮っている映像が続くだけだが、それが楽しい。
PILOT EYES Vol.2 Spitfire & Kittyhawk from BREITLINGFIGHTERS

TBS

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スピットファイアを設計したR.J.ミッチェルのドラマでレスリー・ハワード、デビッド・ニーブンが出演している。第2次世界大戦中の1942年製作で勿論モノクロ。
1941年の"バトル・オブ・ブリテン"を乗り切ったイギリスの戦意高揚気分満載の映画。

Spitfire

Home Vision Cinema

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PLANES OF FAME MUSIUMで視たスピットファイア。
本当に美しい。この眼で実機が空を飛んでいる姿を視てみたい。


"飛行機オタク"になりきった一日でした。
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