7月22日は国内で46年ぶりに皆既日食が視れるという日でした。
皆さんは何処で、どのような形で(肉眼、テレビ、インターネット)で視られましたか?
小生は国立天文台と三鷹市の共同事業科学プロデユーサー養成コース2期生のW氏がコーディネートしたチャータージェット機に乗って、悪石島上空13500mから、生まれて初めて皆既日食を視ることが出来ました。
昨日(21日)午後熊本に入りました。
昨夜の熊本は雨、そしてといても蒸し暑い!?
やはり火の国ですね!小生には暮らせそうもありません!?
そして今日、熊本空港を午前9時半に離陸して10時56分皆既日食帯にはいり、12時すぎに熊本空港にもどいってきました。
下は飛行コースです。ループしている付近に悪石島があります。
熊本空港を飛び立つときは微かに太陽が、雲の薄い部分で視える程度。
チャータージェット機セスナサイテーションの上昇限界高度45000ftにたっしても、更に上層には薄い雲がかかっている雰囲気。
悪石島近辺には7機くらいのチャーター機が飛んでいたようですが、皆雲の中状態で皆既日食は視れなかったようです。
勿論普通の旅客機もこの高度までは上がってこれないとのこと。
部分日食が90%くらいになっても、皆既日食になったとき果たしてコロナは視えるかどうか不安でした。
そしてダイヤモンドリング。空は突然真っ黒になりコロナが広がる太陽を視ることができました!そばには水星も視えています。
デジカメのシャッターを押し捲ります。
が、突然気づいて肉眼で太陽のコロナを視ました。
雲のせいか太陽の直径の2倍くらいしか両端で確認できませんでしたが素晴らしい光景でした。
その光景を脳裏にたっぷりと焼付けました。
そしてまたダイヤモンドリング。昼間に戻りました。
下写真は搭乗したCessna Citation CJ2+です。6人乗りです。
昨年秋から、チャーター機による皆既日食観望の企画、コース調査、チャーター機会社との交渉を一手に引き受けてこのミッションを実現していただいたWさん、本当にありがとうございました。
途中チャーター機の離陸時間が増便増便で、皆既日食時間に間に合わなくなり、計画がオジャンになったこともありました。W氏の情熱と粘りがなかったら実現できなかったミッションだったと思います。頭がさがります。
Wさん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
次回、日本で皆既日食が視られる2036年までは、還暦+1の小生、生きている保障はありません。
いい冥土の土産が出来ました。
小生はそのまま定期便で夜東京に戻ってきました。
そう、明日(7/23)は星と風のサロン(アスメンの夕べ)です。
P.S.
右下に星(?)が視えます。
(Nikon D5000+55~200mmズーム、55m/m、f4.5、1/1600sec、ISO1600、手持ち(VR ON)で撮影)
私は、26年後の北関東こそ、絶対に見逃さないつもりです。 写真をありがとうございました。
(同乗されたArataさんの後輩です。)
皆既日食、視たことある人からは「言葉には言い尽くせない体験だよ」と言われ続けてきました。
確かに青空が突然真っ暗になり、星が視え黒い太陽が視える6分間は幻想的な体験でした。
26年後といわず、機会がれば視に行かれるとよいと思います。
Arataさんにはたくさん写真を頂きました。