視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
TwitterID @seibou_udoku

ボランティアガイド年内終了

2008-12-25 08:49:14 | 星望★雨読
11月から中近東文化センターで開催されている「ヘレニズムの華 ペルガモンとシルクロードー発掘者カール・フーマンと平山郁夫のまなざしー(11/22-5/6)」特別展で、週2回ほど行っているボランティアガイドの年内の担当が昨日終了した。

トルコの地中海側にあるヘレニズム時代の古代都市ペルガモンは、大祭壇の壁面に飾られている、ギリシャ神話のオリンポス12神と巨人族との戦い(ギガントマキア)の彫像が非常に有名なのだが、19世紀終わりにドイツ人カール・フーマンがその大祭壇ごとドイツに移送、その後ベルリンの博物館島にあるペルガモン博物館に再構築されて現在公開されている。
今回の展覧会は、そのペルガモン博物館から発掘者カール・フーマン自筆の壁面のスケッチ(これが素晴らしい!)、彫像の一部などが出展、そしてヘレニズムと仏教美術が融合したガンダーラ仏教美術のコレクションが平山郁夫シルクロード美術館から出展されている。

ボランティアガイド、三鷹ネットワーク大学での講習会を受講して応募したものの、まったく初めての経験である。
現在は学芸員の方や、ボランティアガイドの経験豊富な諸先輩の解説を、耳をそばだてて聞いて、勉強している状態。
個々の展示物の解説のポイント、解説できないような質問が出たときの対応法から、見学されている方へのさりげない声の掛け方、しゃべりのスピードなど、ひとつひとつ大変勉強になる。
これらを1月以降生かしていかねば・・・・・

展示会場に見学者がいないときは、展示物を一点一点穴があくほど視ている。

視れば視るほど新しい発見がある。

こんなに博物館や美術館で展示物をじっくり視る経験は初めてだ。
せっかちな小生にこんな行動が出来るとは思わなかった!?

ガイド終了後、吉祥寺に出て、いつもの猫カフェでコーヒーを飲みながら猫の寝顔をチラチラ視つつ、展覧会のガイドブックを視るのが日課となった(笑)。



P.S.
この展覧会、1月4日のNHK教育TV「新日曜美術館」内のアートシーンで紹介されるそうです。先日取材にきていました。
下写真:展覧会のチラシとお土産で販売している壁面の彫像の写真。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12月25日(木)の星と風のサロ... | トップ | アラビアのロレンス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

星望★雨読」カテゴリの最新記事