外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

とても残念ながら

2015年06月09日 | 日記
6月9日(火) 晴れ

火曜日が終わるとほっとひと息。
月曜日と火曜日はいずれも午後の授業で2時開始。
教室が南側とあってその暑さたるや、サウナの中にでもいるような気分です。
4時に部屋に戻った際に日陰になっている温度計が32度を示していましたので
おそらく、あの教室は35度を超えていたのではないかと。。。
あと1週間と少しの辛抱。。。ふぅ。

さて、こちらも終わりを迎えつつある太極拳、暑くなるとともに参加人数も
減っており、留学生は先週今週ともに一人でした。

この留学生、国で空手を習っていたことがあるそうで、動きがいい。
彼を注視してアドバイスを送るうちに、お辞儀で礼をしてくれるように
なりました。
彼が来期もこの学校にいれば、留学生のいいコーチ役になると期待して
来期はどうするのかと尋ねましたら、武漢大学への留学が決まったと。

あら~残念。
もちろん、この大学とは比べ物にならない有名校ですからお祝いの言葉を
送りましたが、内心は複雑でした。

ただ、北京や上海を次の留学先に選ぶ学生が多い中で、何故武漢なのかと
尋ねたら、現総理が留学した先が武漢大学なのだそうで憧れがあるのだと。
まだHSKが4級なのだそうで(本科進学の基準は5級)、武漢大学で
もう一年中国語を勉強して本科入学を目指すそうです。
彼なら実現できそうです。
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替え玉報道

2015年06月09日 | 日記
6月8日(月) 晴れ

中国の大学入試、高考の「替え玉受験」の記事がありました。
こちらは産経新聞の記事です
http://www.sankei.com/world/news/140621/wor1406210037-n1.html

今日の中国語の授業でも先生がこの高考の重要性を熱く語っていました。
どうやら家庭でも試験日に家族が着る服の色が決まっているそうです。

中国の替え玉受験というのは語学試験のレベルなら頻繁に行われており
今更驚くことでもないのですが、高考レベルとなるとその報酬だったり
買収の金額がかなりの額ですね。

河南省だけで替え玉受験者が127人と記事にありますが、実際は
その数倍はいるのではないかと思われます。
この記事ではこの暴露を政権中枢による政治闘争の一部と見ているようです。
現主席になってから不正をただす動きが顕著になっており、国民の評価が
上がっているようです。
しかしながら、表面上だけ見れば確かに許されない行為であるものの
そもそもの原因を作っているのは高考の入試制度ではないかと思えます。

北京大学を例にとると、北京市内に戸籍を持つ学生には優遇制度があるそうで
750点満点の600点前後で入学可能、山東省の学生だと680点くらいが最低ライン
だと聞いたことがあります。
地方出身者が北京に戸籍を持つには厳しい規則があります。

河南省は人口の多い省なので不正をする人数も多いのでしょうが、もし仮に
入学可能な点数を全国で統一したら北京の数も相当数に上ると思われます。

そういう高級官僚に不利になるようなことはやらないとは思いますが。
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