外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

替え玉報道

2015年06月09日 | 日記
6月8日(月) 晴れ

中国の大学入試、高考の「替え玉受験」の記事がありました。
こちらは産経新聞の記事です
http://www.sankei.com/world/news/140621/wor1406210037-n1.html

今日の中国語の授業でも先生がこの高考の重要性を熱く語っていました。
どうやら家庭でも試験日に家族が着る服の色が決まっているそうです。

中国の替え玉受験というのは語学試験のレベルなら頻繁に行われており
今更驚くことでもないのですが、高考レベルとなるとその報酬だったり
買収の金額がかなりの額ですね。

河南省だけで替え玉受験者が127人と記事にありますが、実際は
その数倍はいるのではないかと思われます。
この記事ではこの暴露を政権中枢による政治闘争の一部と見ているようです。
現主席になってから不正をただす動きが顕著になっており、国民の評価が
上がっているようです。
しかしながら、表面上だけ見れば確かに許されない行為であるものの
そもそもの原因を作っているのは高考の入試制度ではないかと思えます。

北京大学を例にとると、北京市内に戸籍を持つ学生には優遇制度があるそうで
750点満点の600点前後で入学可能、山東省の学生だと680点くらいが最低ライン
だと聞いたことがあります。
地方出身者が北京に戸籍を持つには厳しい規則があります。

河南省は人口の多い省なので不正をする人数も多いのでしょうが、もし仮に
入学可能な点数を全国で統一したら北京の数も相当数に上ると思われます。

そういう高級官僚に不利になるようなことはやらないとは思いますが。

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