外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

学生からの提案

2011年10月20日 | 日記
10月20日(木) 晴れ

10月も残り3分の1ですね。光陰矢のごとしですね。
漸く授業が波に乗ってきたかな、と思えたところで今学期も3分の1が過ぎようと
しています。早い早い。

ここ最近、火曜日と木曜日の昼食はいつも2年生のある二人の学生と共にしています。
通常なら3元で済む教職員食堂で食べるのですが、昼前の授業が終わった後は、
いつもご飯もしくはおかずがほぼ無くなっている状態なのですね。
それで授業終了後に少し休憩し学生食堂が空く頃に向かうと同じく時間を見計らって
いる学生がいるわけです。
それで一緒に食事をしながら会話。これが習慣になりました。
この学生の一人が高校時代に韓国語を勉強していた女の子で、昨年は韓国語科が閉鎖
されたため、やむなく日本語科に変更し、今では私とほぼ日本語で会話が出来る
おそらく語学に才能があるのだと思える子。もう一人は凄く大人しいのですが、
この学生と常に行動をしている為、真面目に勉強し、この新学期に会話力で目覚しい
進歩を遂げている子です。

先日の火曜日、食事をしている最中にこの良く出来る子から提案がありました。
私の授業でもっと会話の機会を増やして欲しいという要望なのですね。
「テキストの授業なら他の先生でも出来る、私たちの会話力を上げる為には先生が
私たち学生ともっと対話して欲しい」と言ったところです。
至極ごもっともな要望ではあるのですが、それが出来るのは17人中3分の1程度。
残りの子にいたっては私が話している内容を聞き取ることができない。
既にやる気を失っている子に合わせるか、高度なレベルにするか?
その事について問うと、少し迷っていましたが、それに対する提案として
「学生から私に質問を投げかけて会話をする」という新しい案を持ち出しました。
それならいいですよ、と私も了承。ただ、私からも提案、
『私に質問して返ってくる返事を予想して、考えられうる言葉の日本語を全て
調べておくこと。』
例えば、好きなスポーツという質問に野球と答えた場合、野球が何かすぐに分かる
よう調べておく。そうすることによって語彙力も増やす、というもの。

今日の授業でその方法を確認し、来週の月曜日の授業で実施することにしました。
一応発表予定者は上位にランクインする子ばかりなのですが、どんな質問をして
くれるのか楽しみにしております。
コメント
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