外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

優しい教師卒業

2011年10月17日 | 日記
10月17日(月) 晴れ

今日の授業は午後の2年生だけ。
10月に入ってから午後の時間帯は30分繰り上がり2時から。
既にこの状況に慣れてはいるのですが、どうにも長すぎる感は否めないですね。
この昼休みのことを「午休」と呼ぶのですが、一般の企業にもあるようで、午後は
2時からという会社がいくつかあります。

さて、この2年生が1年生だった先学期は唯一の午後の授業だった金曜日の授業は
それはもう眠そうな顔ばかりでした。5月から再び2時半開始になるので元に
戻りましたが、授業を始めるのが大変でしたね。
そして今日、2時のチャイムが鳴っても誰も来ない。他の教室には学生が次々と
入っているのに、私の教室だけ入ってこない。
まさか、教室を忘れたかと勘ぐったのですが、3分ほど経って漸く一人目の学生が
誰もいないのを見て驚きながら入ってきました。
その後次々と入ってきたのですが、月曜日から弛んでいるとはね。

今担当している2年生の授業は口語(いわゆる会話)、聴力、そして日本文化欣賞。
そのうち今日の授業は口語。先学期までは日本語教師養成講座のテキストを使用
していたのですが、やはり授業回数が少なかったせいか、他の授業でやっている
内容とはレベルがかけ離れてしまった為、アマゾンで購入したテキストを使うことに
したのです。初級1と2そして中級。どれがいいか、と悩んだのですが、中級の
文法も既に習った物が多いと分かったので、それを採用することにしました。

そのテキストを使って今日が2回目の授業。文法説明と共に簡単な文章を作って
発表させるという練習をしてみたのですが、これがなかなかできない。
出来る子はあっさりとやってしまう、といういつものパターンではあるのですが。。
そこでこのテキストの内容が「難しい」か「普通」かという挙手をさせましたら
13人中「難しい」が6人、「普通」が2人。残りが「易しい」になるわけで
敢えて挙手させなかったのですが、「難しい」に挙手した学生の中に、確かに勉強が
苦手そうな子もいたのですが、明らかに夏休みに入ってから勉強をしていない学生が
多くいたので、その意見は却下してそのままこのテキストを使うことにしました。

先学期までは基礎の復習という意図もあって、動詞の活用などを反復練習させたの
ですが、この12月に約半数が日本語能力検定試験を受験するとあってはやる気の
ない学生に合わせるわけにはいきません。

青州を案内してくださった先生の話によると、私は2年生にとっては人気のある
教師なのだそうです。それは嬉しい話なのですが、やっている内容が易しいのが
その理由なのではないかと思えるのですね。
しかし、これから先は厳しい教師の一人になるやもしれません。

3年生になった今でも私と中国語でしか話が出来ない学生が圧倒的多数です。
そんな学生に日本語で話しかけ、その後仕方なく中国語で話しかけるのですが
とても虚しくなるのですね。
こういう状況なら、残りの学生生活を楽しんでいる学生よりも検定合格の為に
頑張っている学生に照準を絞らなければ意味が無い。
今年は昨年よりも早い段階から鬼の心で持って臨む自分がいます。
コメント
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