外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

国慶節休みはドラマから

2011年10月01日 | 日記
10月1日(土) 曇り時々雨

国慶節休みの始まりです。朝はゆっくりと休もうかと思ったのですが、うるさい蚊のおかげで
ベッドから早々に起きだしてグラウンドに向かいました。
さすがに学生は皆無に近いので散歩だけして帰ろうかと思っておりましたら、劉先生が
おいでになりいつも通り練習しましょうとご提案いただいたので久しぶりに2人だけの
太極拳となりました。
いつもならトラックの内側にあるサッカーフィールドの一角で行うのですが、今日は久々に
グラウンドの隅っこ。2年前に尤と出会った場所です。目の前の景色に懐かしさを覚えました。

さて、この休み中最も心配しているのが飲料水、その次が食事。
飲料水は昨日新しいボトルを追加しておき、国慶節休みも営業していることを確認しました。
ありがたいのですが、可愛そうな事に休みが無い様子ですね。
食事については昼に近くの学食に行きましたら、ほとんどの窓口が閉まっているのですが
なんと人気NO.1の窓口が開いているのですね。[東北蔬菜加面]他の窓口が暇をしていても
ここだけはいつも人だかりです。まさか今日も開いているとは思っていませんでした。
そしていつも通り、人だかりでした。
昨日までの授業にちゃんと出席して今日中に帰るという学生も若干いるのでしょうが、
それにしても開けていれば学生が来るという自信なのでしょうかね。大したものです。

我々の宿舎の北側にある1年生の1学期限定の女子寮にはまだ廊下に洗濯物をたくさん
干してあったので、残っている学生が多いようです。何故か東側西側で干してある量が
極端に違うのですけどね。
比較的遠い地方から来ている学生が多いのかもしれません。
太極拳仲間の学生で省外から来ており、片道10時間以上もかかるため、帰省するのは
夏と冬の長期休みだけという女の子がいます。確かにそれだけの時間がかかると往復する
だけで疲れますね。その子は休みに入るとすぐにアルバイトをしています。
働き者ですね。酷いときには授業を欠席してまで働いているようですが・・・。

私はというと、少々部屋の整理でもしようかと思っておりましたが、以前から気になっていた
ある医療ドラマを見てみましたらはまってしまいました。いきなり5話まで見てしまいました。
昨年はドラマランキング1位になった福山さん主演のドラマにはまりましたが、今年もまた
このドラマにはまってしまいそうな予感がしています。
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この道より我を生かす・・・

2011年10月01日 | 日記
9月30日(金) 晴れ

天気予報が晴れの割には妙に暗い朝、外は深い霧に包まれていました。
その霧も太極拳が終わる頃には綺麗に晴れて、快晴の一日でした。

明日から始まる国慶節休みに向け、学食がどの程度開いているのか分からないのでカレーでも
作ろうと午前早くに買い物に出かけましたら、既にキャリーバッグを転がしている学生が
チラホラ。あまりにも早い帰省なのですが、中には列車の切符が取れず、昨夜出発した学生も
おりましたので仕方の無いことかもしれないですね。

さて、かくいう私の授業も3年生については木曜日と金曜日の午後最後の時間帯に設定され
今日に至っては10人も出席しないのでは、と推測しておりましたら、11人おりました。
他の学生が次々に帰る中で、学校に残って授業に参加していることに敬意を表して下関の
スーパーで買っておいたクッキーを配りましたら喜んでおりました。
何かしら、得した気分にさせてあげたかったのですよね。

今日の授業は日本文化欣賞、とは名ばかりで、某放送局の長編ドラマを鑑賞させる予定
なのですが、人数が少ないことは予想できておりましたので、100分で完結できる映画か
ドラマを探しておりました。
その中で、尾崎豊さんの人生を綴ったドラマを発見し試しに見せてみたのですね。
主演の成宮さんは獣医をテーマにしたドラマで学生たちは知っている。
ただ、尾崎さんのことは知らないだろうし、あの歌が彼らにどう受け止められるか不明。
反応が無ければ無いで仕方の無いこと。クッキーでごまかそう(笑)。

悪いほうの予想が当たり、ほぼ反応無しでした。
たまに成宮さんが見せる思い切った演技が面白かったようで、少々コメディタッチの映画と
捉えられたようですね。

実は私もあまり興味を示さなかった一人で、尾崎さんの歌のメロディはいいと思うのですが、
歌詞についてはコメントできない。
ただ、ドラマの中で退学届けを出しにいく尾崎さんにお父さんが言った一言が深く心に
残りました。
「この道より我を生かす道はなし、この道を行く」(武者小路実篤)
これだけの言葉を言える道を進めたら本当に幸せなのでしょうね。
日々の仕事は生きていくための糧を得るためのもの、家族を養っていくためのもの。
この道を行くと決めるには、周りにあるものを捨てる覚悟も必要ではないかと思えます。
この言葉が私の心に響いたのは、今現在の仕事が私にとっては道ではないか、と思えたのですね。
本来なら家庭を持って将来設計をしていなければならない年齢ですが、それを後回しにして
中国に来ました。こちらでやっている仕事はいずれ日本に帰った時に役に立つとは思えない。
しかし、将来またチャンスを作りたい。その時家庭を持っていれば出家状態になるかも
しれませんけどね。
まだ私にはこの道を行くという覚悟はできていないのです。


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