外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

1枚の身分証で2人分

2011年10月06日 | 日記
10月6日(木) 晴れ

学生がいないと思うと少々億劫になる朝の運動ですが、やはり生活のリズムは大切だから、と
いつものようにグラウンドへ。
話し相手も無く歩き続けるのはつまらないので、音楽でも録音しておけば良かったと後悔して
おりましたら劉先生がいらっしゃいました。
ご実家に戻られていると思っていたので、聞いてみたら今日日帰りされるのだとか。
ご実家は維坊なのですが、一言に維坊と言ってもかなり大きい。バスで約1時間半だそうです。
そんな時間がかかるのに日帰りで何をするのか尋ねましたら、「顔を見せに行く」のだそうで。
何でも新学期に入って事務室と宿舎の寮が両方移転した上に宿舎の部屋の壁塗りなどがあって
整理が追いつかないのだそうです。中国人の先生方は本当に大変ですね、頭が下がります。

先日の青州への旅行、少々面白い場面をひょんなことから思い出しました。
「青州博物館」チケット売り場に[二代身分証免費]とあったのですね。免費というのは
無料という意味なのですが、二代身分証とはなんのことだか・・・。
まかり間違ってもパスポートのことでは無いと思いお金を用意していたのですが、先生が
窓口で何やら一生懸命に交渉しているので敢えて何も話しをしなかったのですね。
そうしましたら、先生が「無料で入れます、行きましょう」と笑顔で戻ってきました。
やはり、そういうことだったのです。

この身分証というのは少なくとも私の周りは皆持っているもので、日本では住民票を
健康保険証サイズに凝縮したようなものですね。日本では身分証提示の際、健康保険証や
学生証、運転免許証を差し出しますが、中国ではこの1種類のものを提示しています。
そしてこの二代というのは、磁気付で電子読み取りができる最新のものなのだそうです。
先生がお持ちだったのはこの二代身分証だったので無料になったのですが、私の分はさて・・

「兄弟も一緒に来ているから」と交渉したのだそうです。
もしそこで私が日本語で話しかけていたらバレバレだったわけですね。
しかし、それを額面どおりに許して発行するほうもどうかと思うのですが、、、。
チケット売り場の人間も単なる職員と考えれば自らの損得に関わるものではありません。
あとは、言いくるめた者勝ちといったところなのでしょうね。
さすが、中国と思ってしまいました。

ちなみにその入場料が幾らだったのかは分かりません。
隣の庭園が15元だったので、同じくらいではないかと思われます。
コメント
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