むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

出張疲れも抜けてきたので・・・・

2009-04-30 17:15:45 | 工場長の独り言

今日・明日と会社に出れば ようやくゴールデンウィークに突入・・・・待ちに待っていた?訳ではないけれど 連休ってのはやはり良いです・・・。

出張疲れもようやく抜けてきたようなので 今日からまた模型ネタでも話題にする事といたしましょう。

このところのマイブーム・・・・言わずと知れた「建艦ブーム」ですが この連休中もこのまま続きそうな予感・・・! 昨日は護衛艦「はたかぜ」と「ひえい」の船体吹き付け塗装をやっておきました。 これで また暫くの間 ちょこちょこ作業の繰り返しで完成まで持ち込める・・・・そんな状況となりました。 もっとも・・・「ひえい」に至っては 一昨年末から建造を開始したものの・・・・そのまま再び箱の中へ・・・・そして約1年間のモスボール化?により 半ば忘れかけていた代物・・・・今年の年頭に この存在を思い出し 何とか早く完成させなきゃ! と誓ったものでした・・・。

まあ、前置きはこのぐらいにして この護衛艦群の制作過程にて ちょっとした新工法?を取り入れてみる事にしました・・・。 その内容は・・・・?

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先日このブログにも書きましたが 「むらさめ」型護衛艦の仕上げの際、甲板上の「ウォーク・ウェイ」ラインの表現方法が面倒だ! という趣旨の事を書きました。 我が工廠における過去の作品では このラインを カラス口を用いて書いておりましたが カラス口というのは 結構デリケートな道具なので 仕上がりにバラツキを生じてしまいます。 さらに 色入れに失敗した場合には 甲板全体の再塗装をしなければならない・・・というリスクも生じてきます。 こんな背景からか この「ウォーク・ウェイ」ラインの工程には ストレスを感じてしまい 中々重い腰が上がりませんでした。 そこで カラス口を使わずに このラインを表現するべく 色々と考えた結果、このラインをテープシールにて表現してみたらどうか? という結論に至りました。 これは鉄道模型用に用いているシール材の余白部分を細く切り出して ラインを引きたい部分に貼っていく・・・という作業になりますが 失敗しても何度もやり直せるという反面、次のような問題を感じていました・・・。

① そもそも シールを極細線状にカットする事が可能なのか?

② 極細にカットした場合、裏面の粘着剤はどうなるのか? 

③ シールとしてきっちり貼る事が可能なものか?

④ 貼付後の経時変化についてはどうなるのか?

大体・・・こんな不安要素が頭をよぎりましたが まずは試行あるのみ! ということで 今回制作中の「ひえい」をテストベットにして評価してみる事にしました。 シールを切り出して貼り込んでいく事 約10分・・・・カラス口での作業では考えられない程のスピード作業&やり直しが出来る事等・・・色々経験出来ました。

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結果・・・・いや、これは良いです! 極細状に切り出すのにはちょっとだけコツがいるようですが 貼付時の作業性や定着性には問題なし! 経時変化に関しては今のところ何とも言えるものはありませんが 完成後、船体をケースに入れて保存する限り、ホコリ等による問題も ほぼ無さそうです・・・。 それに 何と言っても 極細の白色ラインがハッキリしているということ・・・・以前カラス口で書き込んだ艦と比べてみても ラインのシャープさは こちらのほうがキレイなようです・・・。

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以上・・・新工法を確立? というより 単なる「ものぐさ」から出てきたモノではありますが その結果には大満足! これで二の足を踏んでいた他艦の制作ペースも飛躍的に向上すること間違いなし!

まあ、カラス口自体は 世話にならなければならない場面が必ずあるので その時に使えば良い事・・・・。 とりあえず制作上のストレスが少しだけ無くなったような気分になりましたよ・・・・。

まずは良かった・・・!