むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

惜別 「あけぼの」・・・・。

2014-03-14 23:55:00 | 工場長の独り言

ついにこの日がやって来ました・・・・ 

3月14日金曜日 寝台特急「あけぼの」号 定期運転最後の日。

そんな大切な日だったけれど・・・・ 自分のほうは 今日もまたサービス残業。 20時半頃まで職場に居たので そのまま上野駅へ向かえば良かったのかもしれません。 まあ 出向いたところで 上野駅はパニックでしょうし 訳のわからぬ葬式鉄と一緒にされたくは無いですしね・・・・。 実のところ、20時過ぎには 疲労もピークに達し、家路につくまではヘロヘロ状態でしたから そんな事は無理だった訳。

22時過ぎに帰宅して 食事~入浴と済ませたら ようやく今日が週末だ!という実感が沸いてきました。 就寝時刻までの間、部屋でテレビを眺めていたら  その「あけぼの」号の雄姿がニュース映像で流れていた・・・・。 「今日まで 長い間 お疲れ様でした・・・・ 素敵な想い出をありがとう!」と 心の中で 労いの気持ちが一気に爆発してしまった訳。 自分としても この「あけぼの」号には何度もお世話になったもの・・・・。 両親を連れて北東北を旅した時も この「あけぼの」でしたっけ・・・。 もっとも、その際は両親に言っておいたんだよね・・・「もうすぐ この列車も無くなっちゃうから・・・ 夜汽車の旅も今のうちだもの・・・・」って。

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かくして 上野口に残った夜行列車は 札幌行きの「北斗星」と「カシオペア」の2本のみとなりました。 しかし これらも来年に予定されている東北新幹線の函館延長開業にに合わせて全廃となるとの事です・・・。日本の鉄道史から 「寝台特急」という名称が無くなるのも もはや時間の問題なのでしょう。 これら列車に乗車経験を経た自分は ある意味 幸運だったのかもしれません。 今後は 団体専用やクルージング列車として 夜行列車の運行は続くものと想像しますが 都市と地方を結ぶ公共交通機関としての寝台列車は もはや再生する事は無いのでしょうか?収益や設備の点で解決しなければならない問題が多い事は周知のとおりではあるけれど その一方で これら夜行列車を追いやってきた 高速夜行バスが ここ数年の間 大事故が何件あったことか・・・。 亡くなられた方も居るので 多くは申しませんが 今一度 鉄道という公共交通機関の在り方について 議論すべき時期ではないのだろうか・・・・?