つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

未来人の性活

2005-04-20 22:39:00 | マンガ(少年漫画)
さて、大作業進行中なのでちとサボリ気味の141回は、

タイトル:LAD:UNA――ラドウーナ
著者:伊藤真美
出版社:ワニマガジン社

であります。

最初に言っておこう。
特に表紙に記載はありませんが。

エ×マ×ガです。

絵は好みだし、未来世界で生きる人々の性活(無茶な造語だ)を描くのが目的なのですが、載ってる雑誌がそっち方面だし、×××の描写もきっちりしてるので一応警告しておきます。

で、時は未来。
終了規定年齢まで生活保護を受けられる施設を飛び出し、スラムに逃げ込んだ少年ディーラは、中央都市一の高級娼婦マースゥのヒモになって怠惰な生活を送っておりました。
セックス、ドラッグ、スラムと管理局の確執、市民権のない人々を実験台にしている医療センター、様々な要因に翻弄されつつも、ディーラは非常に楽天的。
しかしそんな生活は長くは続きません、事故死した両親が医療センターの研究者だったことが、ディーラの運命を大きく変えていきます。彼は捕らえられ、被験体としてセンターに送還されます。

なんと……そこで止まっているのだ。

作者本人が言っているのだけど、続きが出るかどうか不明。
しかし読みたいぞ、凄く先が気になる。
この一巻だけでも、と~っても面白かったので。

「あの女、自然妊娠できる身体だった」

物語冒頭の会話からしてこれです。
この一言だけで、ヤバイ世界だってのが丸わかりじゃないですか。

薬の運び屋と中毒になった人間を狩る始末屋を兼ねる人間とか、
女性体の身体を手に入れてセンターの人間になった元下層市民とか、
人の手によって創り出された新人類の子供とか、
出てくる人間も非常に個性的。
この味は、規制かかってるとなかなか出せないと思うんだけどな~。

とゆーわけで、完結してません。
もし、読んで気に入っちゃったら、一緒に悔しがって下さい。(笑)