つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

早くも第二弾!

2007-04-05 20:04:44 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、早くもと言いながらぢつは11月だったのねの第856回は、

タイトル:ルードヴィッヒ革命(第2巻)
著者:由貴香織里
出版社:白泉社 花とゆめコミックス(初版:H19)

であります。

鈴:最近再びクラシックづいてるLINNで~す。

扇:毎日フルボリュームで『運命』聞いてたりするのか? とツッコムSENでーす。

鈴:聞くかっ!
と言うか、いくらなんでもフルボリュームはできん。
大きめの音は土日の昼間だけだな。

扇:じゃあ、ローボリュームで『運命』流してるのか?
暗いな。(笑)

鈴:だから流してへんわっ!
「運命」ってそんなに好きじゃないし。
同時代ならモーツァルトを聴くし。

扇:モーツァルトってぇと、『魔的』か? それとも『トリコロール行進曲』か?

鈴:そのどれでもない……つーか、それは「魔笛」やし「トルコ行進曲」やっ!
ちなみに、聞いてるのは「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

扇:『アンネ・クライン・ナイチンゲール』?

鈴:なんでクラシックからナースになんねんっ!
じゃぁ、私の定番、ドビュッシーの「アラベスク第1番」

扇:何それ?
俺は、ロックかメタルしか聴かんぞ。

鈴:ドビュッシーのピアノ曲で有名なのに……(T_T)
しかし、六区or小樽だけとは……派手なんより落ち着いたのを好む私とは正反対だよなぁ。

扇:ああ、日亜野と倉敷ばっかりのお前さんとは違うな。
やはり、人間は自分にないものを求めるものなのだねぇ。

鈴:ばっかりって……私は倉敷なんぞに住んだことは……あったわ……(爆)
求める……まぁ、そうだろうねぇ。
と言うか、でないとここまで続かんだろうなぁ。
いったい何年だ……ってはっきり書くなよ。

扇:あったのかよ。(笑)
俺は小樽に住んだことはないぞ。つーか、修学旅行で信濃に行ったのが最高で、それより以北は未知の世界だ。
何年……って、考える自体、だな。

鈴:あったんだよ、遙か昔に……(遠い目)
しかし、信濃とは奇遇だな。私も信濃以北は未知の領域。アイヌの里はいっぺん行ってみたい気はするがなぁ。
しかし……歳って言うな、歳って!!

扇:アイヌの里とか、石ノ森記念館とか、行ってみたいところはいくつかあるんだが、タイミング逃してそのまんまだな。
つーか、お互い観光が似合うタイプじゃーないやね。
気にするな、別に老けたなって言ってるわけじゃないんだから。

鈴:まぁなぁ。
それに、とりあえず、観光するために必要な本の数を考えると、ちと無理やな。
老けたって、思いっきり言ってんじゃねぇかっ!

扇:ん? 今何か言ったか?
薄くて聞こえなかった。(笑)

鈴:じゃぁ、濃ゆくしてもう一度言ってやろう。
思いっきり言ってんじゃねぇかっっっ!!

扇:さりげなく、「っ」を二つと「!」を一つ増やしてるあたり、気合いが入ってるなぁ……。
何でそこまで熱くなれるのか私にはまったく理解できないが、まぁ、そうクヨクヨするな。
明日にゃ明日の暴風雨が来るさ。

鈴:あ、気付いたか……。
……って、暴風雨なんぞいるかぁっ!!

扇:あ、デカ文字「!」マーク十個目。(笑)

鈴:数えんなっ!
つーか、色を考えろっ!!!
見えてねぇじゃねぇかよ……。
ったく、このまんまじゃ収拾つかなさそうだからほっといてストーリー紹介行くか。

扇:読者の皆様、一個前の私の台詞はドラッグして確認して下さい♪
てなわけで、第723回で紹介したグリム童話ネタ・ブラックコメディの第二弾です。
今回のお題は『ラプンツェル』『マレーン姫』『カエルの王様』『がちょう番の娘』。
前巻もかなりぶっ飛んでる内容でしたが、本巻はそれを凌駕する凄まじさで、読み終わるまでずっと笑いっぱなしでした。(笑)

鈴:確かに、相変わらず、王子様(この言葉で多大な期待をしてはいけない)のキャラは全開だったからなぁ。
しかもマゾの魔女までレギュラー化して、ぶっ飛び度数全開やわなぁ。
とりあえず、ストーリー紹介はこれくらいにしてCM行っとくかね。


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鈴:では恒例のキャラ紹介。
主人公なので第1巻のときも紹介した王子さまのルードヴィッヒ。
相変わらず嫁探しの途中で、これも相変わらず巨乳好きのサド王子。見た目はいまいちだと思っても、巨乳と知ると考えをあっさりと改めて迫ったりと自分の趣味に忠実なところはも相変わらず。

扇:つーか、この王子がいるだけで十二分に笑えるよな、この作品。
では、前回に引き続き、丁稚として扱き使われるヴィルヘルム。
ちょっとだけパワーアップしており、王子の嫁候補を探す際に、バスト情報を尋ねることも出来るようになった。(笑)
でも、お馬鹿が付く程のお人好しで、他人に利用されてボロボロにされるのは相変わらず……まぁ、そこがいいのだけど。

鈴:まぁ、相変わらず不幸な子だよなぁ。リゼッテには振られるし、王子にはこき使われるし……。
涙を誘うキャラの典型だわなぁ(笑)
では、次は1巻で登場し、メインキャラとなった魔女ドロテア。
最初はサドのはずだったが、ルードヴィッヒという真性のサドに出会い、マゾに開眼。
その後、ルードヴィッヒを追って一行に加わったキャラだったが、それなりに活躍の場を与えられ、単なるマゾ魔女の地位を超える働きを見せる。
ちなみに、ルードヴィッヒも認める巨乳なのだが……どうも以降はそのマゾっぷりのほうが前面に出すぎてる気がしないでもない。

扇:奥様は実はマゾだったので~す♪
いや~、いいね、ドロテア! まさかここまで活躍してくれるとは思わなんだ。
んじゃ、同じく1巻で登場し、めでたく(?)メインキャラとなったリゼッテ。
年間殺し屋御指名トップのスナイパー『赤頭巾』として今回もせっせと王子を狙うが、お節介焼きのヴィルヘルムに加え、魔女ドロテアにまで邪魔され、またしても黒星を重ねた。(笑)
しかし、いくら王子を狙うためとはいえ、二重人格の新キャラ・ユーリウス君の依頼を受けるあたり、肝心な所で抜けてる子である。つーか、依頼主は選べよ……マヂで。

鈴:奥様は実はマゾって、どっかのドラマのパクリじゃねぇんだからよ(笑)
でもまぁ、依頼主っつってもなぁ……。
とりあえず、巨乳好きで破天荒ってだけの王子を暗殺しようとって依頼するヤツはいないだろうからなぁ。そこは仕方があるまい。
……しかし、あとの各童話のキャラって……紹介する?

扇:いらんな。(どきっぱり)
ラプンツェルはただのガキンチョだし、マレーン姫はホラー街道まっしぐらだし、カトライン姫はファザコンだし……。あー、でもアルベルティーナは好きだな、あのお間抜けなところが。
でもやっぱり本巻最大の目玉は、原作からは想像も付かない変貌を遂げた、殺し屋兄妹ヘンゼルとグレーテルだろうねぇ。(笑)

鈴:まぁ確かに。
……つーか、原作は少年少女だったはずなんだがなぁ……。
いったいいつから、ボディコン女とフランケンシュタインになったんだか……。

扇:顔見せ程度の登場なのに、妙に目立ってたよなぁ……。
王子とハチャメチャな対決をしてくれるであろう、第三巻が実に楽しみだ。
まー……戦闘シーンも描かれずに、あっさり破れたリゼッテがちと可哀相ではあるが。(笑)

鈴:なんか、リゼッテもこのあと、解雇されたからってことで、王子一行に加わりそうだな。ドロテアと同じく。
と言うことは、役立たずの遊び人に、盾と、魔法使いと、狩人(狙撃手)が加わって、今度こそ立派なRPGのパーティになったな(笑)

扇:どこの世界に、巨乳好きの遊び人、攻撃力0の戦士、マゾの魔法使い、的を狙えば当たらない狩人でパーティ組むRPGがあるんだ?
あったらあったで買うけどな。(爆)

鈴:まぁ、確かに、買うな(爆)
いかに冒険がつかろうとも、そんなふざけたパーティでいかに世界平和が達成できるのか、見物だぞ(笑)

扇:それ以前に、世界平和のために戦わないだろ、こいつら。
てなわけで脇も固まり、益々面白くなった本作、五重丸のオススメです。
原作を知ってるとさらに笑える……と思ったら、何と巻末に原典解説まで載ってました。隙がねぇっ!
グリム童話をパロっても怒らない方、ブラックジョーク大好きな方、巨乳フェチな方、是否是否一度読んでみて下さい。
では、先々週とうって変わって手放しの賛辞を送りつつ、さよーならー。

鈴:そうね。紅組前回とは違って……って基本的にOKな作品しか紹介しないはずなんだよねぇ。
しかし……少女マンガのオススメで「巨乳フェチ」って時点で少女マンガか!? って気はしないでもないけど、オススメです。
と言うわけで、今回の木曜劇場……通称木劇(紅組)はお開きでございます。
再見~


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