さて、ラノベ企画2巻を読もうの第430回は、
タイトル:ヴァルキュリアの機甲II ~恋愛操作~
著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
であります。
とりあえず、1冊目だけでは判断しない。
2冊目を買ってみて、それから判断する。
と言うのが最近のスタイル。
まぁ、1巻はいちおうよい部類に入っていたので読んでみることにした。
ちょっとした背景は「ヴァルキュリアの機甲」のほうを見てもらうとして……。
ストーリーは、まずヴァルキュリアたちの戦いから始まる。
ウランバートルに出現したティラノサウルスそっくりのG・O相手に戦闘を開始する。
作戦は簡単。
あらかじめ開けておいた落とし穴にG・Oをはめ、身動きがままならなくなったところで、G・Oを唯一殲滅できる「黄金の槍」を使うのみ。
しかし、G・Oを追い落とす役目のふたりが勝手な判断でそれを失敗してしまう。
指揮官である雨宮竜一郎は作戦を変更し、何とかG・Oには勝利する。
訓練を見直す必要があると考える竜一郎のいない地球で、司令官であるヘルガはヴァルキュリア騎兵隊の運用を司る委員会に出席していた。
そしてそこでお目付役として、死んだと思われていたライアー、そして騎兵隊の副隊長として任命されたシトロン・シュナイダー少尉と会い、ともに騎兵隊が住む地球軌道上の旗艦スレイプニルへと戻る。
新たな女性キャラを登場させて行われるのはタイトルどおりの「恋愛操作」
初めて「物」ではなく「人」として扱ってくれた竜一郎に対するヴァルキュリアたちの思い。
それを操作するために派遣されたシトロン。
スレイプニルで展開されるシトロンとヴァルキュリアたちのやりとり。
竜一郎にいいところを見せようと張り切り、結局G・O相手にまったく役に立たなかったヴァルキュリアたち。
そうした少女たちを尻目に、登場した途端にあっさりとG・Oを倒してしまったもうひとりのヴァルキュリア。
ラストはしっかりと次巻への引きを残して2巻は終了する。
まー、タイトルどおりの「恋愛操作」のところは、読んでいてかゆくなるね、確実に。
とは言え、やっぱり思うのはそつなく作ってるなぁ、ってことかな。
軽いところ、重いところ、竜一郎という指揮官のもとでのヴァルキュリアたちの2回に渡る戦闘シーンなど、うまく配置している。
あとがきを読むと、2巻でちょうど半分。
実際に4巻で完結しているようなので、そう言う意味では構成もしっかりしているのだろう。
だが、物語の主眼がやや恋愛中心に傾いているせいか、いまいち盛り上がりに欠ける。
ヴァルキュリアたちの竜一郎に対する態度や行動と言った部分は、コメディ的にははまるかもしれないが、作品がコメディタッチのものではないので、さほど笑えると言うわけではない。
ストーリーの流れは悪くないし、いつもの頭文字羅列の名称には少しは慣れたとは言え、相変わらずうざったいところもあるが、文章の破綻も少ない。
悪くないのは悪くないし、そつなく作っているのだが、そつがなさすぎておもしろみに欠ける、と言うのが正直なところか。
4巻完結で、終わりがはっきりしているので、せっかく読んだのだからってひとにはどうぞ、と言うくらいかな。
ラストの引きも、一晩寝たらさして気にはならなくなったし。
まぁ、それくらいのもの、ということで。
――【つれづれナビ!】――
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タイトル:ヴァルキュリアの機甲II ~恋愛操作~
著者:ゆうきりん
出版社:電撃文庫
であります。
とりあえず、1冊目だけでは判断しない。
2冊目を買ってみて、それから判断する。
と言うのが最近のスタイル。
まぁ、1巻はいちおうよい部類に入っていたので読んでみることにした。
ちょっとした背景は「ヴァルキュリアの機甲」のほうを見てもらうとして……。
ストーリーは、まずヴァルキュリアたちの戦いから始まる。
ウランバートルに出現したティラノサウルスそっくりのG・O相手に戦闘を開始する。
作戦は簡単。
あらかじめ開けておいた落とし穴にG・Oをはめ、身動きがままならなくなったところで、G・Oを唯一殲滅できる「黄金の槍」を使うのみ。
しかし、G・Oを追い落とす役目のふたりが勝手な判断でそれを失敗してしまう。
指揮官である雨宮竜一郎は作戦を変更し、何とかG・Oには勝利する。
訓練を見直す必要があると考える竜一郎のいない地球で、司令官であるヘルガはヴァルキュリア騎兵隊の運用を司る委員会に出席していた。
そしてそこでお目付役として、死んだと思われていたライアー、そして騎兵隊の副隊長として任命されたシトロン・シュナイダー少尉と会い、ともに騎兵隊が住む地球軌道上の旗艦スレイプニルへと戻る。
新たな女性キャラを登場させて行われるのはタイトルどおりの「恋愛操作」
初めて「物」ではなく「人」として扱ってくれた竜一郎に対するヴァルキュリアたちの思い。
それを操作するために派遣されたシトロン。
スレイプニルで展開されるシトロンとヴァルキュリアたちのやりとり。
竜一郎にいいところを見せようと張り切り、結局G・O相手にまったく役に立たなかったヴァルキュリアたち。
そうした少女たちを尻目に、登場した途端にあっさりとG・Oを倒してしまったもうひとりのヴァルキュリア。
ラストはしっかりと次巻への引きを残して2巻は終了する。
まー、タイトルどおりの「恋愛操作」のところは、読んでいてかゆくなるね、確実に。
とは言え、やっぱり思うのはそつなく作ってるなぁ、ってことかな。
軽いところ、重いところ、竜一郎という指揮官のもとでのヴァルキュリアたちの2回に渡る戦闘シーンなど、うまく配置している。
あとがきを読むと、2巻でちょうど半分。
実際に4巻で完結しているようなので、そう言う意味では構成もしっかりしているのだろう。
だが、物語の主眼がやや恋愛中心に傾いているせいか、いまいち盛り上がりに欠ける。
ヴァルキュリアたちの竜一郎に対する態度や行動と言った部分は、コメディ的にははまるかもしれないが、作品がコメディタッチのものではないので、さほど笑えると言うわけではない。
ストーリーの流れは悪くないし、いつもの頭文字羅列の名称には少しは慣れたとは言え、相変わらずうざったいところもあるが、文章の破綻も少ない。
悪くないのは悪くないし、そつなく作っているのだが、そつがなさすぎておもしろみに欠ける、と言うのが正直なところか。
4巻完結で、終わりがはっきりしているので、せっかく読んだのだからってひとにはどうぞ、と言うくらいかな。
ラストの引きも、一晩寝たらさして気にはならなくなったし。
まぁ、それくらいのもの、ということで。
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