さて、いいねぇ(宇宙人風)と言いつつやってないのでやってみよう、と言うことで、「回数カウントは出来ないけど、スポット的に放り込んでみよう記事」、略して「つれづれ号外」です。
(略してねぇ! と言うツッコミはなしの方向で(笑))
と言うわけで、いまいち勝手がわからないながら、とりあえずやってみる第壱回は、
雑誌名:LaLa DX 2007年11月号(その1)
出版社:白泉社
であります。
月刊の本誌「LaLa」の増刊で、隔月に出ている雑誌です。
いまのところ、私が買っている雑誌はこれっきり。
でも、さすがに全部やるわけにはいかないので、けっこう気に入った話とかをピックアップして感想をば。
ちなみに、「その1」ですので、当然「その2」があります。
今回の「その1」は、私がこのLaLa DXを買う最大の理由でもある新人さんや、デビューして日の浅いマンガ家さんが描いている短編から。
「蝶とピストル」(著者:街田シカク)
新人さんではなく、何回かLaLa DXでは見覚えのあるマンガ家さん。
物語は、12歳の啓と言う少年が主人公。
『病気を抱え、入院生活の長い妹、羽菜を中心に回る家族と生活にやりきれない思いを抱えていた啓は、あるとき友人がピストルを見つけたと啓に見せる。
「いちばん楽しい使い方をしよう」と友人と約束をした啓は、羽菜のせいで顧みられない境遇に悩み、疲れ、ついに……。』
タイトルどおり、「蝶」と「ピストル」をうまく使って書いてる。
絵はやや粗めだけど、どちらかと言うと、ふんわりとした感じのする絵柄がいい雰囲気。
しかし、この話のキモはやはり啓の友人の捷くんでせう。
ピストルを見つけたのもこいつなら、啓に助言したり、きっかけをぶっ飛んだ方法で与えたりと、こいつがいなけりゃ話は進まねぇ(笑)
まぁ、啓くんはいい子だし、羽菜ちゃんもかわいいけどね(爆)
「手をつなぐ」(著者:香椎美船)
なんか、フレッシュデビュー賞なるものを取って載っていた話なので、新人さん。
これも少年が主人公だけど、高校生。
『冴木律は、少年時代のトラウマから常に相手との距離を考えながら接していた。
そんな律に昔、ある出来事をきっかけに好意が芽生え、告白してきた女のコがいた。けれど、ちょうどトラウマになる出来事の後だったことから、意地悪で5年間、気持ちがかわらなければ証拠として認めてあげる、と言ってしまう。
その女のコ、水沢はずっとその約束を守っていた。
接することなく、ただ見つめられる視線を感じるだけの距離感は、あらゆる相手との距離感を無視してしまう携帯を捨てようとしたところを止められたことで、少しずつ変わっていく。』
このところ、デビューとか言いながらも、絵のうまいひととか、かわいらしい絵を描くひとが増えたものの、このひとは……精進しようね……。
でも、絵はどうあれ、お話は雰囲気とラストの余韻がとても心地いいセンシティブな物語で、「その斜めからの顔、おかしいぞ!」とツッコミが入ったくらいでは損なわれることがないくらい。
まー、端的に言えばボーイミーツガール的なお話だけど、主人公の律とヒロインの水沢のキャラがしっかりしていてよい。
ややラストに至るところでクラスメイトあたりの言葉が薄っぺらな感じがするけれど、ストーリー上で気になると言えばそれくらいだし、総じていいお話……と言うか、かなり好み(笑)
あとは……「金魚奏」で人気が出たふじつか雪の「天然キティハニー」や、可歌まとの「ひみつの姫君 うわさの王子」あたりが次点かな、読み切りの短編だと。
概ね、11月号のLaLa DXは、読み切り短編のレベルは高し。
と言うわけで、初号外はこれくらいで。
では、その2は連載ものを予定してますので、お楽しみに(^_^)
(略してねぇ! と言うツッコミはなしの方向で(笑))
と言うわけで、いまいち勝手がわからないながら、とりあえずやってみる第壱回は、
雑誌名:LaLa DX 2007年11月号(その1)
出版社:白泉社
であります。
月刊の本誌「LaLa」の増刊で、隔月に出ている雑誌です。
いまのところ、私が買っている雑誌はこれっきり。
でも、さすがに全部やるわけにはいかないので、けっこう気に入った話とかをピックアップして感想をば。
ちなみに、「その1」ですので、当然「その2」があります。
今回の「その1」は、私がこのLaLa DXを買う最大の理由でもある新人さんや、デビューして日の浅いマンガ家さんが描いている短編から。
「蝶とピストル」(著者:街田シカク)
新人さんではなく、何回かLaLa DXでは見覚えのあるマンガ家さん。
物語は、12歳の啓と言う少年が主人公。
『病気を抱え、入院生活の長い妹、羽菜を中心に回る家族と生活にやりきれない思いを抱えていた啓は、あるとき友人がピストルを見つけたと啓に見せる。
「いちばん楽しい使い方をしよう」と友人と約束をした啓は、羽菜のせいで顧みられない境遇に悩み、疲れ、ついに……。』
タイトルどおり、「蝶」と「ピストル」をうまく使って書いてる。
絵はやや粗めだけど、どちらかと言うと、ふんわりとした感じのする絵柄がいい雰囲気。
しかし、この話のキモはやはり啓の友人の捷くんでせう。
ピストルを見つけたのもこいつなら、啓に助言したり、きっかけをぶっ飛んだ方法で与えたりと、こいつがいなけりゃ話は進まねぇ(笑)
まぁ、啓くんはいい子だし、羽菜ちゃんもかわいいけどね(爆)
「手をつなぐ」(著者:香椎美船)
なんか、フレッシュデビュー賞なるものを取って載っていた話なので、新人さん。
これも少年が主人公だけど、高校生。
『冴木律は、少年時代のトラウマから常に相手との距離を考えながら接していた。
そんな律に昔、ある出来事をきっかけに好意が芽生え、告白してきた女のコがいた。けれど、ちょうどトラウマになる出来事の後だったことから、意地悪で5年間、気持ちがかわらなければ証拠として認めてあげる、と言ってしまう。
その女のコ、水沢はずっとその約束を守っていた。
接することなく、ただ見つめられる視線を感じるだけの距離感は、あらゆる相手との距離感を無視してしまう携帯を捨てようとしたところを止められたことで、少しずつ変わっていく。』
このところ、デビューとか言いながらも、絵のうまいひととか、かわいらしい絵を描くひとが増えたものの、このひとは……精進しようね……。
でも、絵はどうあれ、お話は雰囲気とラストの余韻がとても心地いいセンシティブな物語で、「その斜めからの顔、おかしいぞ!」とツッコミが入ったくらいでは損なわれることがないくらい。
まー、端的に言えばボーイミーツガール的なお話だけど、主人公の律とヒロインの水沢のキャラがしっかりしていてよい。
ややラストに至るところでクラスメイトあたりの言葉が薄っぺらな感じがするけれど、ストーリー上で気になると言えばそれくらいだし、総じていいお話……と言うか、かなり好み(笑)
あとは……「金魚奏」で人気が出たふじつか雪の「天然キティハニー」や、可歌まとの「ひみつの姫君 うわさの王子」あたりが次点かな、読み切りの短編だと。
概ね、11月号のLaLa DXは、読み切り短編のレベルは高し。
と言うわけで、初号外はこれくらいで。
では、その2は連載ものを予定してますので、お楽しみに(^_^)