つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

これぞ童話っ!(笑)

2006-11-23 21:43:32 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、どう考えてもおっさんだよなぁの第723回は、

タイトル:ルードヴィッヒ革命
著者:由貴香織里
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:いちおうおっさん年齢なので王子に共感してしまうLINNで~す。

扇:胸で女を判別してたのか……と冷たい視線を向けるSENでーす。

鈴:別に、判別はしておらんが、やっぱりないよりあるほうがよい、と言うのは男の性であらう?
しかし、こういうのもあれば、その逆もあったりと世の中、よぉわからん分類がけっこうあったり……。

扇:イマイチ何が言いたいのか良く解らんが、それは貧×のことかね?
(危険な単語なので伏字)

鈴:……まぁ、そういう噂もあるが(爆)
しかし、こういう話題になると、いらんトラックバックは増えそうだな。

:言えてる……。
×ロワード書くと、面白いぐらい拾ってくれるからかなわん。

鈴:なに、第704回なんか「玉×輿」に思いっきり引っかかってたぞ。
明らかにロボット検索の感じでキーワード拾ってるんだろうが……、METAあたりで弾くことは出来んのかのぅ……。

聖飢魔IIで弾くのか?

鈴:なんでそこで閣下が出てくるっ!!!
(ちなみに、METAはHTMLのメタ情報を指定する構文で、検索ロボットの制御をすることが出来る構文を含んでいる)

:メタル情報って何? エレキ弾くの?

鈴:誰が弾くかっ!!!
どうせひくなら……あ、いかん、やめておこう……。

下劣な……。
ところで、いい加減アイコン会話に付き合わんかね?

鈴:いったい何を想像してんのかなぁ……?
しかし、アイコン会話は……性に合わん(どきっぱり(笑))
……つか、ひとが絵を描けんと知っておきながら~……意地でも使わんぞっ!!!(爆)

:今のリンリンをアイコンで表すと、ってとこだろうな。
しかし、マヂで絵描くならともかく、俺がここに載せてるようなものだったら、適当に練習すりゃ誰でも描けると思うぞ。
まぁ……三週間前の俺のように、ボールマウス使ってるなら話は別だが。(爆)

鈴:なに、描く以上、少しでもマシなものを~、とか思ってまうから絵を描くのはどんなもんでも無理やねん。
小説よりも、あとで見直したときの「気に入らねぇ……」度数はスピリタス並に高いでな。

扇:しょうがない、今日の所は合わせてやるか。
ところで、スピリチュアって何よ?
(後で『鈴』の文字のとこを全部アイコンにかえてやろ~っと)

鈴:スピリチュア……って……美輪明宏を思い出すからやめい(ちなみに、スピリタスはアルコール度数96の、ほとんどエチルアルコールのスピリッツだ)
……で、いかに変えたところで即刻戻してやらう(笑)

扇:何でそこで『オーラの泉』が出てくるんだっ!(見てないけど)
いかんねぇ旧世代は……小説でこれをやれとは言わんが、ここは絵文字もありの世界なんだから、もうちょっと柔軟な思考をだな。

鈴:だって、スピリチュア……っつったら、スピリチュアルを連想するのは仕方あるまい。
だが……、テキストならテキストONLY~、って気がするからな。
前持ってたホームページでも、絵は……友人にもらったのが1枚あっただけだったしなぁ。

扇:まぁ、なるべく俺の記事だけに張ることにするよ。
(後でLINNの古い記事に画像張ってやろっと……ヒヒヒ)

鈴:そうしてくれ。
(ヒヒヒ、ってヒヒじじいみたいで、ひっひっひっ、よりもなんかいやらしいな)

扇:で、張るのは『付喪堂骨董店』がいいかね? それとも『夜陰譚』か?
(君のやらしさは今日のオープニングで証明されたがね)

鈴:どっちも却下。
(なに、世の男性諸氏の心の声を代弁しただけだよ。私ではぬぁい)

扇:却下しやがった……俺の絵が下手だからというならまだ納得がいくが、絵の存在自体を否定するのはラノベを否定するのに近いぞ。何せ、表紙が九割だからな。(笑)
(これ描いてるの女性だけどね)

鈴:別に絵の上手下手を理由にするつもりではないがね。うまかろうが下手だろうが、気分的にイヤなだけだ。
とは言え、ラノベの表紙9割を否定するつもりは、これっぽっちもないがね。
もし、でびゆぅできると仮定するなら、表紙絵はかなり気になるわなぁ。これで初手の売上が決まるだけに(笑)
(女性だが、初手のところにあるとおり、おっさんな見方だよなぁ)

扇:新人作家の場合、98%絵だな。残り2%はタイトルと粗筋。
一に表紙、二に挿絵、三四がキャラで、五はその他(作家名、文庫名)の世界だし……。
(ほんと、この人オヂサン趣味だよなぁ……『天使禁猟区』の時もそうだったが)

鈴:言うてやるな……それが事実とは言え……。
(「天使禁猟区」のとき……それって九雷ちゃんのこと?)

扇:つーか、平積みしてあるラノベの表紙見たら一目瞭然だろ。
いかにして、ヒロインで釣るか! これが勝負の分かれ目だ。
(九雷? 誰だそれ? 俺が言ってるのは主役の妹だ)

鈴:まぁ、100%否定できないのが現実だな(笑)
(あー、確かにあの子もいー身体してたなぁ……(←おっさん))

扇:LINN君が暴走し始めたんで、そろそろ本題に入りましょうかね。
グリム童話をモチーフにしたブラックコメディです。
全四話。由貴香織里調に脚色された童話の登場人物達が、欲望の赴くままに暴れ回ります……いや、ホント、洒落抜きで好き放題に。(爆)


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鈴:誰が暴走だ、誰がっ!!!
……ったく、じゃぁ、キャラ紹介に行くかねぇ。
では、全編通しての主人公ルードヴィッヒ(王子)
女遊びが過ぎて、父王に嫁探しに行くように言われて旅に出た放蕩王子。嫁候補の女性の基準は巨乳美女と言うわかりやすい趣味に加え、サドという童話(お子様向け)の王子とはかけ離れたぶっ飛んだ王子様。

扇:では、全編通してのサブキャラ、ヴィルヘルム。
由貴ワールドお馴染み、長い黒髪の美青年だが、立場は王子の丁稚。
巨乳美女にしか興味がない王子にかいがいしく仕え、身の回りの苦労を一手に引き受ける。
主役との関係だけ見ると、某伯爵様に仕えた里夫さんと良く似ているが、裏の顔とかはないし、戦闘力も低いし、性格穏和だし……と、ポジションの割には本当にただの一般人である。(悲惨)

鈴:では、次のキャラは、第1話に登場する白雪姫。
白い雪……と言うより、キャラの性格は白さに隠れたどろどろっぷりの素晴らしい腹黒姫。
父王を手込めにし、母王妃を敵に回しながら、王妃の愛人までたぶらかし、ルードヴィッヒに助けられてはルードヴィッヒの父王に取り入った魔性の女。
ただし、ルードヴィッヒの狡猾さにはかなわなかったあたり、僅かなりともかわいいところはあったかもしれない。
……でも、暗殺者の頭を、真顔で斧使ってかち割るあたり、どーよ!? って気はしないでもない。

扇:あっさり白雪姫に完敗した王妃は……別に紹介しなくてもいっか。
では、次のキャラ。第2話、第4話に登場するリゼッテ。
人の良さにつけ込まれ、村中の人から利用されていた幼いヴィルヘルムの友達……だった娘。
本当はヴィルヘルムを馬鹿にしており、彼を通じてルードヴィッヒに取り入るつもりだったが、幼いながらも狡猾な王子に裏をかかれ、自らの手で両親を殺して逃亡する。
後に血の味を覚え、流しのスナイパー『赤頭巾』となる……凄い解釈だな、をい。
ちなみに、第2話の扉絵で猟銃を構えている彼女は妙に格好いい。

鈴:妙、じゃなくて格好いいんだけどな。
では第3話のヒロインで、茨姫のフリーデリーケ、愛称イーディケ姫。
何故糸巻きの錘!? とか、15年後!? とか言う突っ込みを受ける呪いのため100年間眠ることになった、さして胸の大きくないお姫さまだが、自らの力で張った茨の城を抜けてきたルードヴィッヒと、彼によって明かされた真実によって心の救いは得るが肉体は100年の歳月に耐えられなかった悲運の姫。
巨乳ではないが、何故かルードヴィッヒが求める姫だった。

扇:では、第三話の隠れヒロインで、イーディケに呪いをかけた魔女ドロテア。
古い表現だが、ボディコン、という呼称がそのまま当てはまるぶっ飛んだファッションセンスと肉体を誇り、老婆に変装していたにも関わらず王子の巨乳センサーであっさり正体を暴かれた。
実は隠れマゾであり、王子の鞭さばきに惚れ込むが、なぜかすげなく振られてしまう。
バレッタ……ぢゃなくてリゼッテと共に続編に登場するのは確実と思われる。
(作者が描けばの話だが……)

鈴:あー、いたなぁ、そんな魔女。……つか、この子のほうがキャラ的におもしろかったんだが……(笑)
では、次に「青ひげ」の童話から登場するアマーリエ。
髭面がイヤで領主の妻になることを拒み、何故かルードヴィッヒを身代わりにしたり、ヴィルにコナをかけたりする女のコ。まー、あの絵を見れば、あの髭面はイヤだよなぁ、と納得してしまいそうにはなる。
ルードヴィッヒも認める(はず)の巨乳だが、最後の最後でニセチチであることが判明し、呆気なくルードヴィッヒの基準からはずれることになる。
一言で言うと、かわいこぶってる今時の女のコ。

扇:当の青髭は……別にいいや。
ストーリー的には、三話が一番面白かったかな。
何せあのルードヴィッヒ王子がマヂで口説きにかかる話だったし。

鈴:口説きに行ってたなぁ、巨乳じゃないのに(笑)
まぁ、そういうところが、「ぢつは純愛なのよ、王子だって」みたいな感じはせんでもないが、読んでるほうからすれば、ぶっ飛びまくってる王子のほうが楽しいんだけどね。

扇:まぁ、王子の『嫁情報にはスリーサイズが不可欠』発言とか、あっぽの魔女のツッコミ所満載の呪いとか、笑える部分は沢山あるので良いではないか。
私の場合、一番ブラックな『白雪姫』も大好きなんだが、君はさすがに苦手かね?

鈴:よいな、っつーか、あの魔女、大好きなんだけど(爆)
白雪姫も、あれはけっこうダークで好きだぞ。見てる分にはね。

扇:大好きって言葉の中に、は何%混じってるのかね?
見てる分にはいいのか……そこらへん、まだまだ研究の余地がありそうだな。
というわけで、LINN君の隠れ属性が判明したところで閉幕と致します。ご機嫌よう。

鈴:はて、1桁であることには間違いはないな。>パーセント
って、隠れ属性って極めて誤解を招く発言をして逃げんじゃねぇよ!
と言うわけで、相棒を追いかけ、縛り上げ、鞭で打つために私もこの辺で。
では、さよな~ら~