私たち人間の進歩や発展は素晴らしいことかもしれない。
それでも私の周りにははっとさせられるような“自然との共存”を
当たり前とした本来あるべき未来の見方をしている人がたくさんいる。
東北の地でマタギという生き方を通じて、山の豊かさ、山の怖さを教えてもらい、
出産を通じて人のつながり、いのちのつなぎ方、地域とのかかわり方の話を聞き、
材木屋から木を育て山を育て、共に生きることを学び、
海も山も生き物も100年先、200年先のために今をつないで生きているという
壮大な感覚を教わる機会にあふれた20代。
ご主人の勧めで読んだ法隆寺宮大工の西岡常一棟梁の書「木のいのち木のこころ」も
佐藤初音さんの「おむすびの祈り」も
これから独立しようという時に刺激を受けた。
震災から1年。
同じ日本の地で起こったことなのになぜか現実味を帯びない。
支援も心配もするけれど、いつの間にか何ができるのかわからないまま
“遠くのこと”になっていることも事実。
今の利益や地位のためではなく、
子供のまた子供が日本で生き続けるために大切なことが、もっとあるような気がする。
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