のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

聞くテスト100点!

2006-12-14 00:40:24 | 先生方に③ 親の思い 
娘は今日、随分前にやったテストを3枚持ち帰ってきました。
嬉しそうに取り出したのが、タイトルにあげた聞くテスト。

言葉が弱い娘にとって、テープの流す音声で
要旨を聞き取って、質問に答える
「聞くテスト」は、本当に難しいものでした。
だから、このテストができていなくても、私は怒った事がありません。
それがね、今回はなんと満点。
答え方の文章も、しっかりと意味が通っていましたし、
頻出する誤字、脱字も見当たりません。
これも、受験勉強の成果なのか、時期がきて成長したのか、
もう一枚の読み取りテストも90点。
裏側の「語句、文法、漢字」は相変わらずひどかったですけど、
予習なしでここまで出来たかと思うと、何だかウルウルしそうですわ。

さて、娘が最後に恐る恐る取り出した算数テスト。
立方体の作図や、垂直平行と言った言葉の問題が中心のテストで、30点。
予測してましたからショックは無いんですけど、
学校や先生について、今日はちょっとクレーム。

今回、私はこの単元を殆ど見てあげていません(ちょこっとは見ました。そこは出来てます)。
入試に出ないので、塾でも手をつけていません。
丸きりの学校頼みでとった点数が30点。
娘の学校には、算数TTもついていると言うのに、
どうして、こんな点数しか取らせられないんでしょう。

「自分の子どもの能力を棚にあげて、ずうずうしい」
と思う方もいるかもしれません。
でもね、私が勤めている学校の6年生には
のんびり娘といいとこ勝負のお子さんも何人かいるんですが、
先生方は、こんな点数を取らせていませんよ。

勤務先の学校は下町にあり、生活環境の厳しいお子さんも結構います。
能力に加えて、塾どころか家庭学習が全然出来ないお子さんも、
基本的な生活習慣が崩れてしまっているお子さんもかなりいます。
のんびり娘の学校よりも、先生達が置かれている状況はよほど厳しいのです。
それでも、先生方は弱い子ども達、すぐにサボってしまう子ども達を
居残りなどさせながら、救い上げています。

先生の得点つけをチラッと盗み見ましたが、
60点を割っているお子さんはいませんでした。
だって、ここは丁寧に教え、プリントなどを繰り返しさえすれば、
かなり出来るようになるところですもの。

手こそだしませんでしたが、娘のノートや教科書から
今どんな事をしているのかの様子は見ていました。
作図に入る前に、いくつも箱を分解していたのは知っています。
ノートには、切り開いた箱が貼り付けてありましたが、
「平行」とか「垂直」とかといった、キーワードになる言葉は
書かれていませんでした。
見取り図を書くプリントが2枚ランドセルに入っていました。
宿題というわけではなく、どうやら遣り残しらしいのですが、
娘は丸っきり書けていなかった。
「一人で直しなさい」と言って、直せるレベルの間違い方ではなかった。
なのに、チェックするわけでも、家庭に振るわけでもなく、そのまま。

「テストがあった」と娘が報告した日、
娘のランドセルの中に大量のプリントが入っていました。
常識から考えて、テストの前に少しづつ配られたものを
娘が出来ずに溜めていたのだと思いました。
それさえキチンとやっておけば、そこそこテストも出来ただろうに、
娘が出来ないままに溜めておいて、それで結果が悪かったのだろうかと。

ところが、そのプリントの束は、テストの終わったあと配られたのだそうです。
よく見れば、まとめて折りたたんだ痕がついていますから、
確かに1度に配られたものなのでしょう。
なんだかなぁ・・・。

今の担任の先生には、4年生の時こんな事をいわれました。
「授業中、のんびり娘ちゃんにまず声をかけに行くようにしているのですが、
他の子達も見なければいけないので、しばらく見たあと他に回るんですね。
それでかなり時間がたって戻ってくると、何にもしていないんですよ。
付っきりっていうわけにも行かないですし、どうしたらいいか困ってしまって・・」

最近になって、勤務先のもう一人のTTの先生(国語担当、かなりお若いですよ)にこの話をすると、
「それって意味ないでしょう。一人で始められるところまで持っていかなきゃ、横につく意味がないじゃないですか。」って。

私もそう思う。
その私の感覚が正しい事を感じたくて今の仕事をはじめたような気がするの。
そうして、今は確信している。
当時の先生の言葉に隠れていたのは
「私はやっているのよ」という心。

娘は確かに、集団指導だけではしんどいよ。
でも、勤務先の先生たち(もちろん例外はいますけどね)のように、
「ったく、もう。」と言いながらも、なんとかしようという気持ちがありさえすれば、
ある程度(飛びぬけては無理ですよ)は何とかなるものなのだ。

子供のせい、親のせいにしてしまう先生は、
はなから、教育技術を磨く気がないのだと私は思う。
仕事の出来る人間っていうのは、困難とチャレンジをこそを楽しむのよ。



社会科と算数(単位換算)

2006-12-13 01:22:14 | 6年算数
テストだ。テストだ。
もうすぐ冬休み。ということはテストの嵐がやってくる。
と思っていたら、既に始まっていました。

のんびり娘の問題は、学校で先生達がさり気無くしている予告に気付かないこと。
いえ、さり気無くどころではなく、黒板の端にページ数まで指定して書かれていることさえも気付いていないなんていう事が普通なんです。

受験なんだから、他の教科は捨ててしまいたいところですけれど、
明治から昭和。戦争とその後の民主化の単元は、
似たような言葉、難しい言葉が並んでいて、
何もしなければ一桁台は必至。
となると、1夜漬けでも何とかするしかないですねぇ。

昨夜は、僅か1時間半で明治から戦後までを駆け抜けました。
鬼母全開で、問題集をビシバシっと。
その甲斐があったのかなかったのか、とりあえず今日はテストの裏表を埋められたそうです。
しかし・・・
なんと社会は明日もテストなんですって。
今回はページをメモしてきていて、見ると、昨日必至で駆け抜けた部分の後半、
満州事変、から第一次世界大戦。原爆投下から戦後民主主義への流れの部分。
そうとわかっていれば、昨日あんなに焦って全部をやらなくても良かったのに・・。
彼女と付き合っていると、こんな事がしょっちゅうですわ。

さて、明日は算数もテストだそうです。
こちらは範囲は書いていなくて、ただ「まとめ」とだけ。
はてさて、今やっている「立体の体積、容積」という単元の「まとめ」なのか、
2学期の勉強全体の「まとめ」なのか、さっぱりわかりません。

立体の体積は、単位の換算も絡んでくるので、受験に役立つかなと、
山は「立体」の方に張ることにします。
幸い今日は塾の算数学習の日。
個別指導なので、こちらの希望をお伝えして、
今日はこの単元を勉強してもらいました。

使う問題集は、志望校が添削指導用に送ってくれているもの。
塾で解いたものを、志望校にファックスで送って、
「頑張ってます」のアピールにも使おうというちゃっかり母なのです。

帰宅後も、この単元少しおさらい。
苦手な「単位の換算」にどの方法を使うのか。
色々悩んだのですが、娘の覚える方法を少なくするために、
ここでも「田の字」を使うことにしました。

「田の字」。まだ詳しく書いていなかったような気がしますが、
「単位量あたり」や「比」など、色んな場面で重宝に使っている方法です。

1年算数のところで書いた事がありますが、
算数って、2つのわかっている数字を、足したり引いたり掛けたり割ったりして、
もうひとつのわかっていない数字を見つけるのが基本パターン。
文章の中身から、どの式を使えるかが読み取れれば、この段階はクリアです。

高学年になると、少し高度になって、3つのわかっている数字から
一つのわからない数字を導き出すタイプの問題が出てきます。

1mで240円のリボンが、3mあります。値段はいくらでしょう。
というような問題ですね。
こういうタイプの問題では、
わからない4つ目の数字を□(しかく)にして、
田の字に突っ込むと答えがすんなり出ます。

田の字のポイントは、単位を横にそろえること。
そして、□の縦隣りの数字と,□の横隣りの数字を掛けて、
□の斜め向かいの数字で割る。
これで、□が求められるのです。

例題でやってみますね。田の字の枠は想像してください。

  1m     3m

240円     □円   

だから、
3×240÷1=720   答え720円


例題は、÷1なので有難味が薄いですが、

これがね、
2.3mで680円のリボンが1.5メートルあります。
なんていう問題だと、俄然有難味が増すんですよ。

のんびり娘のように、色んな時方を覚えると
かえって混乱してわからなくなってしまう子には便利な方法です。

ただ、これだって諸刃の剣。
のんびり娘の指折り計算と同じように、
できるから、考えなくなってしまうという可能性もあります。

我が家の場合は、当面の目的が「入試の突破」ですので、
この際徹底的に使いますけれど、
お試しになる方は、お子さんの力と照らし合わせながら、
上手に利用してくださいね。





理論と演習

2006-12-11 14:41:09 | 先生方に②参考になれば
1年生を受け持つ、若い熱血先生(女性です)。
座り方から手のあげ方、椅子のしまい方まで
丁寧に丁寧に指導を続け、ビシッとしたクラスにまとめ上げました。

そして、「聞く力」「話す力」を育てようと、
「言葉で説明できて、本物の力」
を口癖に、計算の持つ意味も、毎回子ども達に答えさせます。

例えばこんな具合。
 
先生「13-7の計算を説明して!」
(クラスの半分くらいが元気よく手を挙げる)
指名された1年生
「13の1を手でかくして、3から7はひけないからサクランボにします。」
先生「そうだね、『引けなかったらサクランボ』だね」(と『』内、板書します)
先生「じゃぁ、何故サクランボにするの?」
(クラスの3分の1位が手を挙げます)
1年生「10のまとまりを作るためです」
先生「そうだね。『10のまとまりを作って考えるんだったよね。」(板書)
先生「10のまとまりを作ったらどうするんだった?」
1年生「10から7を引いたら3です。3と3を足すと6で、こたえは6です。」

これを、毎時間やるのですから、言葉が少々苦手なお子さんでも
パターン刷り込みで、ある程度は「言葉の説明」が出来るようにはなっていきます。

こういう勉強が苦手で、ボーっとしてしまう子どものことも先生は見逃しません。
先生「○くん、今、△ちゃんはなんていいましたか?」
○くん「・・・・」
先生「きいてないとわからないよぉ。もう一度言ってもらうから良く聞いてなさいね。」
     (△ちゃんにもう一度発言させる。)
   「○くん、わかった?じゃぁ、いってみて。」
と、必ず言わせます。


これはね、今教育現場で問題になっている
「計算は出来ても、意味がわからない。」
「言葉で表現する力が弱い。」
に対応してのことだと思うのです。
「言葉」だって、繰り返しで育っていく。
説明するにはそれなりの手順パターンが必要なわけで、
その雛型を1年生のうちに刷り込むのは、
子ども達にとって確かに役に立つ事だとも思います。

だから、そのやり方自体は、悪い事だとは思わないの。
でもね・・・

こうして、「言葉での説明」や「理屈」に時間を取られるために、
このクラスの子ども達は、習熟の時間が少ないのです。
「説明は出来ても、計算が出来ない」
なんていう、先生的にはおかしな事が、実際には起こっているの。

この先生の指導には、「言葉重視」のほかに、もうひとつ特徴があって、
それが「時間を守る」「規律を守る」ことなんですね。
1年生のときから、「時間」を意識させるために、常に
片手にストップウオッチもって、1分とか3分とかと言う短い時間で
作業を切っていくんです。

ドリルも、プリントも、
出来なくてもそこまで終わり。
そして、一斉に答え合わせ。
間違った答え、時間がなくて解けなかった答えは、
鉛筆ではなく赤鉛筆で書く事。
ズルは許さない。

これも、ある意味確かに「正しい指導」なのでしょうけれど・・・

計算の早い子は、20問全問を毎回解く。
遅い子は、毎回3,4問しか解けない。

どういう事が起こるか、皆さんにはわかりますよね。
そう。演習が少ないと、計算は速くならないのです。
そうすると、差は開いていく一方。
これを何とかするために、あの手この手で闘う毎日なのです。




容積体積の求め方

2006-12-11 08:16:51 | 6年算数
立体の「図を書く」のテストでは、悲惨な結果を見せたのんびり娘。
次の「体積や容積を求める」のところで挽回をと、現在勉強中です。
これは入試でもちょこちょこ出ていますので、一生懸命やらせています。

体積、容積の求め方はたいして難しくありません。
面積を求めて、更に高さをかける。
これだけです。
立方体、直方体では、
縦×横×高さ
シンプルですね。

でも、図形に数字が書き込んであるタイプの問題の場合は、
注意が必要です。
面積の時と同じ、
「縦、横、高さ」には、どの数字が当てはまるのか、
ここの見極めが出来ないと、どんなに簡単な問題でも出来ないのです。

この見極めには、先日書いた「3」が利用できます。
3本の線が延びている1つの頂点を見つけ、
そこから3方向に伸びる辺(線のことです)に数字を書き込みます。
この3つを掛け合わせれば、直方体、立方体の面積はでます。

まず、この3本の長さを見つけること。
これが、コツですね。

漢字の習得

2006-12-10 01:20:11 | 小学校国語
「給料」という熟語を「しょく・・・」と読み出す娘。
この手の不思議な間違えを彼女はしょっちゅうやっています。

「給料」の「給」の字を見たとき、
彼女の頭の中には、日頃見慣れた「給食」が浮かんでいるのです。たぶん。
ここまでは、まぁ普通のことでしょう。
でも、「給」と「食」をしっかり分けて記憶していない彼女は、
「給」を「しょく」と読み出してしまったりするのです。

これを何とかしないと、漢字はほぼ全滅。
漢字が読めないことで内容が取れなくなると、読解も点が伸びない。
と、危機感を持って取り組んでいる最中です。

隣についての勉強中、彼女が熟語の読みに詰まると、
指で下の字を隠して上の一文字だけを読ませて見ます。

訓読みは出来ても、音読みは出来ない様子の時は、
同じ字を使った、よりなじみの深い熟語を書いて、
そちらを読ませて見ます。

これがすんなり読めても、「わかった!」って気付かなかったりするところが
謎の多いのんびりちゃんなんですよ。
先ほどあげた「給食」のように、ちゃんと読めていても、
夫々の漢字の読みが、ちゃんとわかっていなかったりするのです。
ですから、やはりこちらも片方を指で隠して、
その1字が持つ読み方を確認します。
で、問題に戻るという事を、繰り返し繰り返しやってきました。

何しろ、本人非常に苦手意識の強い分野で、
間違いを指摘されたり、アドバイスされる事を初めのうちは非常に嫌がりました。
いちいち文句が飛んできて、親子のバトルの元にもなっていました。

でもね、「受験」ですから、親も子も逃げ出すわけには行かなくて、
騙し騙しだったり、大バトルになったりしながら続けてきました。

今日、ホンの少しですが、その成果を感じる事ができました。
塾の宿題で、読めない字が出てきたとき(かなりありますが)、
1字ずつの読み方を意識するようになっていたんです。

2字の熟語の片方だけが読めても丸はもらえませんから、
それがすぐに成果につながるものではないのですが、
彼女の頑固な脳みそが、ようやく熟語を二つの漢字の集まりだと認識してくれて
夫々の読みを意識してくれるようになったのは、
「初めの一歩」という感じがして、嬉しかったです。






サンタさん

2006-12-09 13:26:04 | 娘の事・謎
一体いつになったら、気付くのでしょう。
のんびり娘は、未だにサンタの存在を固く信じています。

先日、駅まで迎えに行くと、
荷物を持たずに(ランドセルもです!)うきうきスキップしている妹ちゃんと、
家来よろしく、全ての荷物を抱えたのんびりね―さんに遭遇。

「何やってるの!!」
って怒り口調で咎めたら、
「だって、おねーちゃんが持ってくれるっていうんだもん。」
と妹ちゃん。
この日は展覧会の作品の持ち帰り日にも当たっていたから
ものすごい荷物を抱えたおねーちゃんは、ニコニコしながらこう言うの。
「もうすぐクリスマスだから。サンタさん、見てるかなって思って。」

なるほど、クリスマスに向けて善行を積もうというわけね。

車の中ではこんな事も言ってました。

「妹ちゃんが6年生になったら、サンタさんと写真をとるんだ。」

これには説明が必要ですね。
のんびり娘は、サンタは子どものところにだけやってくると思っています(一般的ですね)。
そして、「子ども」というのは「小学生」という解釈です。
で、少し前までのんびり娘は、自分が6年生になったら、
それでサンタさんが来るのは最後だから、その時に一緒に写真をとりたいと思っていました。
でも、そうすると、顔を見られたサンタさんがうちには来られなくなってしまう。
それでは、6年生までまだまだある妹ちゃんが可哀想。
そこで、妹ちゃんが6年生になるまで、サンタさんとの記念撮影は延期したのです。

6年後、彼女は高校3年生。
その時になってもまだ、
「サンタさんと写真をとるんだ」って思ってたらどうしよう。
ちょっと不安に感じる母なのでした。

何故、頑張るのかな。

2006-12-07 17:19:23 | 中学受験
最近、寝不足が続いています。
夜中も2時3時まで、何となく眠れないのは、
やっぱりどこかで、のんびり娘の行く末(進学先)の事が気になっているのでしょう。

気持ちがそこに行かないように、PCに向かう時間を増やしたり、
急ぎでやらなくてもいい用事を済ませちゃったり、
「逃げ」といえば「逃げ」なのですが、
『今考えても仕方ない事は先に回す。』
それが、私の処世術なの。
もうちょっと生産的なことに時間を使えれば尚いいのですが、
夜中はどうも、グダグダモードだなぁ。

深夜以外は動いてますよ。
なかなか点数に繋がらないのんびり娘のために、手作りの入試問題対応
毎日の計算問題ノートと、漢字パズルをドンドン制作してますし、
熟語の頭やお尻につける漢字の組み合わせ
「大」と「自然」
「未」と「発表」
「個性」と「的」などね
を意識させるための
かるた作りなんぞも進めています(正月特訓用ね)。

出来る限りの事はする。
でも、何故?
昨夜、ウダウダと見ていた「オーラの泉」にその答えがありました。

「願掛け」したり、「おまじない」に頼ったり、
それは、努力をしないで果実を手に入れようとするようなもの。
自分が努力をしないで「願う」ということは、
相手が落ちる事を願うという事。
つまり「呪う」ことに繋がっている。
そうして手に入れた物は、失えば「恨み」の気持ちが残るだけ。

そんな話が出てました。

そうなのね。
だから、何もせずに「祈る」だけなのが気持ち悪いの。「願う」だけが落ち着かないの。
何もせずに「あいつが悪い」「世の中が悪い」と批評するのが気持ち悪いの。

そして、私の大事な娘達には、幸せを感じる人間に育ってほしいから、
やっぱり努力をして欲しいと思う。

自分が努力して手に入れた物は、本当に自分のもの。
「合格」という結果が、もしも手に入らなかったとしても、
積み上げた毎日は、確かに自分のもの。
「頑張れた自分」は「誇り」になって、次に繋がっていく。

勉強だけのことじゃないのよ。

「笑顔」だって、努力。
「笑顔」を向ける。「挨拶」をする。
それは何のためかといえば、
「相手にいい気持ちになってもらおうという努力。」
その努力は、まわり回って自分に必ずかえってくる。
優しくしてくれる人に、意地悪するのは難しいもの。

これは、私が子ども達に言い続けてる
「損するな!」といっしょかな。
イライラ、ブチブチ。
人を嫌な気分にさせる行動は、必ず相手の不機嫌を呼ぶ。
時には怒りを呼んでしまう。
(鬼母の元でこれをやり続けると、最後には平手が飛んできます)
だから、「笑顔」で過ごす練習をしよう。
「相手を気遣う」練習をしよう。

勉強だって、笑顔だって、
「練習」なしで出来るのなら、それが一番楽チンだ。
でも、そうじゃないのなら、選択肢は二つ。
出来るまで「練習」するか、
そのうちに出来るだろうと、放っておくか。

私は前者を取るのです。
子供のためじゃないな。自分のため。
自分が人生を終えるとき、
「ああしておけばよかった」っていうのが嫌なのよ。
そんな思いを墓場にもって行きたくはないの。

やれる事はやった。
なかなか面白い人生だった。
後は知らない。勝手にやってくれ。
って、すっきりさっぱりしてたいのよ。


17日には、もう一度志望校で模試があります。
「入試の練習」はこれが最後。
後は、2月頭の本番で、のんびり娘と私の受験は終わる。
娘には言ってないけど、受験終わっても
入学準備はやっとかなきゃいけないだろうな。
と、既に中学英語の教科書や参考書もそろえている
母なのであります。







立方体の見取り図

2006-12-04 22:57:51 | 6年算数
のんびり娘は図形が苦手だ。
遡れば2年生のときの、「この図形は、こちらの小さな三角形いくつで出来ていますか?」といった問題辺りからかなり苦戦していた。補助線がイメージできないのだ。

ものさしも、うまく押さえきれないでフラフラの線を引いていた。
縦線一本引くのでも、何だか斜めに傾いてしまう。
平行と垂直の書き方を教えるのも、ものすごく苦労した。
手順を細かく分けて、何度も何度も教えたけれど、
そう簡単には身につかないし、実にさっぱり忘れてくれる。

さて、そんなのんびり娘が今回チャレンジしていたのは、「立体」の書き方。
平面でさえシンドイのだもの、立体はねぇ・・・。

まずは立方体の見取り図。箱の形を立体っぽく書く「あれ」です。
のんびり娘、正面の正方形は書ける。でも、横の線を斜めにする事が浮かばない。
もちろん、見本を見ながら書いているのに、立方体でなくまるで「おうち」の様な絵になってしまうのだ。困った。

さて、そんな状態ののんびりむすめですが、何度か付き合って指導するうちに、
「これは3ずつがポイントかも」という事に気付きました。
立方体、直方体の見取り図は、どの頂点からも3本の線が出ているのがポイント。
正面の四角が書けたら、左上端の点から(この時点でその頂点からは横と縦2本の辺が出ています)、斜め右に線を延ばします。角度はだいたいでいいのです。長さは指示通り。
これで、そこの頂点からは3本の線がのびたことになります。だからこの点は終わり。次に移ります。
次に書くのは横線です。
横線の一番下(最初に書いた正方形の底辺)にものさしをあわせ、
ズルっと、その上の横線に一度合わせます。
その時、1本、2本と数えていきます。

「立方体直方体は、3本セットだよ」
と声かけして、あと一本足りない事に気付かせます。
さて、その一本をどうかくか。
そのままものさしを更にズルっと上に上げ、
さっき書いた、斜め線の終わりに合わせます。
長さは指示通り。または、これまでの2本の横線の長さにあわせます。

「横3本終了。次は縦だね。」
と左端の縦線に物差しを当てさせます。正方形の高さにあたるところです。
横線と同じ要領で、「1本、2本」と、ズルズル動かしていきます。
3本目のスタート地点は先ほど書いた、一番上の横線の終点。
簡単に見つかると思います。

「縦も3本終了。後は斜めだね。」
と、斜めの線にものさしをあわせ・・・
斜め線はズルズルで角度を保つのが難しいのですが、
ここまでくると、つなぐ点が決まっていますので、
のんびりちゃんでもそう苦労しません。
それでも、最初の斜め線に物差しを当てるのは必要でした。
そうして、おおよそのラインを掴まないと、
どことどこを結ぶのかのイメージが掴みにくいようなのです。
この斜め線も、1本、2本と数えて必ず3本まで書かせるようにすると
形はそれなりに決まってきます。

それから、裏側に当たる、見えない辺(点線で書くものです)を書き込むときには、
最初にあげた「ひとつの頂点から線は3本延びる」を使うと混乱が少なくなりました。
つまり、2本しか辺が出ていない頂点を見つけて、縦横斜めのうち、
足りないものを点線で書き足せばいいのです。
縦、横、斜め、3本の点線が引けたら作図は終わり。

こうして、具体的な数がわかると、何をしていいかがかなりわかりやすくなるようでした。

最後の首都圏模試

2006-12-03 23:51:46 | 中学受験
今日は、受験前最後の首都圏模試でした。
のんびり娘も3回目ですから、試験そのものには慣れてきたようです。
でも、たくさんの問題の中で、彼女が自信を持って解けるのはホンの少し。
終わったあとは『自信喪失』という表情で出てきます。
「私、国語嫌い。算数も出来ない。」
さて、果たしてどうなのか、答えあわせをさせていただきましょう。

算数は、頼みの計算問題に2箇所のミス。痛い。
でも、これまでは手をつけなかった文章問題にちらほらと
手をつけたあとがあります。
嬉しかったのは、三角柱の体積がキチンと答えられていたこと。
家では、立方体と直方体の体積の求め方は教えて、何問か解かせていましたが、
三角柱はまだやっていません。学校でもまだ教わってはいないのです。
なのに、のんびり娘、直方体の体積や、三角形の面積の求め方から、キチンと三角柱の体積を求める計算を考え出しています。
縦横高さの3つを掛けるだけで終わるか、最後に割る2をつけるかの違いなんですけれど、それが発想できないのがのんびりちゃんの大変なところなわけで、
今回自分で考えて2で割っていたのがなんだかすごく嬉しかったです。
ママ採点では、算数は30点いったかな。

国語は相変わらず苦戦していました。漢字は全滅。
が、それでも前の2回よりは少しは上がったような様子ですので、2科目で50点(300点満点ですよ)には乗ったかなぁ。
偏差値30点を越えるか越えないかの攻防なのですが、合否判定が戻ってくるのが、ホンの少し楽しみになりました。

それにしても、漢字は何か別の方法を考えないとまずいところに来ている気がします。
どんなに漢字を勉強しても(塾の宿題もありますので、毎日結構書いてます)、のんびりちゃんの「それはそれ、これはこれ」脳が働いて、テストではまるっきり生かせないの。
志望校の入試と同じようなスタイルで、いろいろ問題作ってやらせるのが一番確かな気がしますが、志望校の漢字テスト、語句テストは、ちょっと変ったパズル形式なので、
問題集からとるわけにも行かないです。となると、これも手作り。
今、算数のほうも1日10題の手作り問題作成中(色んなパターンの計算問題のやり方を忘れないように毎日の宿題で与えるつもりです)ですので、大変。
このところ、睡眠時間がどんどん削られています。

でも、どんなに大変でも2月の頭までですもんね。
泣いても笑ってもそこで終わり。
「努力」とか「根性」とかという事は、私のもっとも苦手とする事ですけれど、
締め切りのはっきりしている「努力」なら何とかなるでしょう。







漢字

2006-12-03 01:05:25 | 小学校国語
のんびり娘は、いったい漢字をどうやって読んでいるのか。
脳みそを覗いてわかるものなら知りたいと切実に思う。

明日(もう今日か)は首都圏模試があるので、
問題みてそれだけで自信をなくしてしまわないように
家庭内模擬テスト。
10月に受けた首都圏模試の問題を使って、
テストの予行演習をしたのです。

算数はまあまあの出来。
国語は一人ではきついので、ピッタリついて
音読しながら解いていきました。

この『音読』で、色んな謎がボロボロ出てくるんですね。

最初に読めた『復帰』という熟語が、3回目に出てきたときには、
何故か『ふっかつ』と変っている。

「優太(ゆうた)」と読めていた名前が、4回目ぐらいから
「ユウスケ」と読んでしまう。しかもそれから毎回間違える。

「復帰」だの「一心』だの、むつかしそうな漢字が読めているのに、
固有名詞の「美月(みづき)」という読み方がなかなか覚えられない。等等

ここから先は想像ですが、
彼女は字を「読んで」いるのではなく、やはり「覚えて」いるのではないか。
「優太」を「優(ゆう)」と「太(た)」に分解して読んでいるのではなく、
「優太」というマークに「ゆうた」という情報を乗っけて覚えてしまう。
その情報が頭の中で「ユウスケ」にすりかわると、優太の「太」に気付くことなく
そのままずっと間違えていく。そういう事なのではないのかな。

そこを乗り越えるのに、あとどれくらいかかるのか。
乗り越えるまで付き合うからね。