のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

緊急時

2009-07-13 03:21:29 | 娘の事・謎
今日、パパが火傷をしました。
私が仕事に行っている間に、皆の昼ご飯を作ろうと、冷やし中華の麺を茹でていた時に、捨てようとした茹で汁を足にかけてしまったようです。

帰宅した時、パパはお風呂場で足を水につけて冷やし、妹ちゃんは台所の床にこぼれた大量の茹で汁をタオルで拭き取っている最中でした。

そんな中、のんびり娘はというと、ダイニングテーブルに座って、どうやらお勉強中。
私の顔を見た妹ちゃんが、
「ママ、新しいタオルとって」
というので、
「のんびりちゃん、雑巾とってあげて」
というと(私も片付けに入るため、急いで着替えをしたかったので)、
「そういうのはね、新しいの出さないで、絞って使えばいいんだよ」
と、席を立もせずに妹ちゃんに教えています。
台所の床にはドロドロの茹で汁がまだ大量に広がっているというのに…。

妹ちゃんと二人片付けていると、お風呂場からパパの声がします。すっとんで行くのは妹ちゃん。のんびり娘は相変わらず机に座って我関せずです。

パパは水を冷やすための冷却剤を所望。妹ちゃんは手早くとりにきて、ぬるくなったものはまた冷凍庫に突っ込みました。

それが終わるとまたすぐに片付けに入ろうとする妹ちゃんに、
「パパが何か頼みたいときに困るから、妹ちゃんパパの近くにいてくれる」といえば、
「分かった
妹ちゃんは、とにかくすぐに動いてくれます。
普段は至ってマイペースな自分中心の動きをする子どもなのですが、緊急事態には、それなりの対応が出来るのです。

一方、のんびり娘はというと…

床の片付けをしている妹ちゃんに、私が
「ありがとう」
をいうと、
「私もタオルとってあげたんだよ」
と…。(とっただけかい。しかもそれ、わざわざアピールするかい。この状況で…)


床の片付けが終わった私は、作りかけの冷やし中華を救いにかかります。

お風呂場のパパの様子も気にかけながら、刻みかけのトッピングも用意して慌ただしく動いていると、のんびり娘がやってきて
「お腹減った。」

お腹は減るでしょう。遅い昼食が準備途中で投げ出されてるのだもの。
でも、この状況で、自分は動かずそれをいうかい。正直、心の中でため息がでました。

茹で汁がかかった時点で放り出されたらしい鍋の中で、冷やし中華はうどんのごとく伸びていました。その麺を一応助けだし、洗ってはみたものの、伸びすぎているので、新しい冷やし中華を買ってきてもらおうかと声をかけると、これには素直に反応して
「私が行こうか。走っていけば早いし」
と言ってくれましたが、パパから
「氷を買ってきて」
の声がかかり、のんびりちゃんには任せられない(時間もかかるし、探せないかも)ので、私が車でいくことにしました。

この時点で、なお冷やしたいということは、痛みがひかず、かなり悪いのだと思ったので、もう冷やし中華は無視して、氷と薬だけ買って急ぎ戻りました。
そして、伸びきった麺で冷やし中華を作り、テーブルに運ぶと、のんびり娘の勉強道具が放りっぱなしになっています。
お腹が空いて早くお昼にして欲しがるのに、そのために自分がどう動いたらいいのかは考えられないんだなぁ。いつもなら、怒鳴りポイントなんですけど、今日はその気力もおきませんでした。

このあと、開いている病院を探してパパを連れていくのですが、痛みがひかないので、足元にクーラーボックスをおき、水を張って足を冷やしながら向かうような状況でした。車中で、パパも
「全部妹ちゃんに頼んじゃったよ。のんびり娘は使えないもんな」と。中3なんだけどね。

緊急時。周囲の動きがみえない彼女の弱点があからさまになりました。
言葉の力があがって、自分の気持ちをすぐに言葉にすることが出来るようになった分、ズレがこちらに伝わりやすくなったという面もあるようにおもいますが、ズレの大きさに今日はさすがの鬼母もめげました。

これをチャンスと、のんびり娘を引っ張って、いろんなことをさせたら良かったのかも知れないとも思いましたが、
「なんで私が…」
「私もこれやったよ…」
「やろうとしたのに…」
などといちいち言ってくる彼女に
「何故そうしなければいけないのか」
を説明している気持ちの余裕もないし(説明してもすぐには理解しないで反論したりするのよ)、とにかくパパの怪我をなんとかするのが優先ですものね。

単身赴任のパパ。状況次第では車で送って行って明日1日はあちらにいようかと思ったのですが(そのため、子ども達に明日の準備を急がせ、朝食用のおにぎりも用意しました)、そういう状況を子ども達に説明している時にも、大筋に関係ない話をはじめ、止めると
「私の話は聞いてくれないんだ」(最近、これが多いんです。会話と指示の違いがわからないらしい…)
ときます。

さてと、この状態から、どうやって許容範囲まで持っていきましょうか。
鬼母が考えなければならない事はまだまだありますねぇ。