のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

先生との心理戦

2006-08-03 21:23:07 | 学校や先生について
先日、「児童心理」という雑誌の事を書きましたが、同じ雑誌に
「親と教師のカウンセリングルーム」というコーナーがありまして、
そこにいい事が書いてありました。

これは、このコーナーに相談事例を書いているカウンセリングの先生が、
教師から子供の問題行動についてしょちゅう電話を受けまいっているという親御さんに対してお話した事だそうです。

(教師が、親がとてもショックを受けている」「親が参ってしまっていて、むしろそちらのほうが心配だ」と受け止めているケースでは、教師は親への働きかけを控え、「聞き」や「待ち」の姿勢を取っている事が多かったので、)
ややこじれそうな気配が見えた教師との関係に関しては、教師が親に連絡するのは、子供の異変に出会って教師自身が不安になっているからであり、親にその不安を共有してもらえると、教師が安心する場合が多いことをお話し、「子供のことがとても心配で不安だ」という事を、お母さんのほうから先生にどんどん伝えてください。」とお願いしました。
(児童心理8月号 親と教師のカウンセリングルーム「子供の異変にどう向き合うか」花屋道子(弘前大学助教授)より抜粋)

うーん、なるほど。
親がしっかりしちゃっていて、子供の事でガタガタ不安を口にしないものだから、
教師としては、「親がわかってないだろう」「親に気付いてもらわなくては」と、
ことさらに子供の問題点ばかりをあげるという事なのですね。
親のほうから、「うちの子はこれが出来なくて困る」「うちの子はいったいどうなってしまうのでしょう」とさめざめ泣いて訴えれば、教師のほうでは「この親を追い詰めてはいけない」と、良い点をあげ、親の話をよく聞いてくれると・・・。
確かに、人間の心理としてそういうところはありますねぇ。

でもねぇ、心にもない心配は、のんびり娘の頑張りに大して失礼な気もするのです。
ですから、作戦としては、いい事聞いたと思うんですけど、実行できるかどうかは?ですね。

この方、こんな事も書いていらっしゃいました。

「どうせ自分なんか・・・」
と、自分のありように自信がもてなくなっている時には、他社への信頼も揺らいでいて、
「自分のことなんか誰もわかってくれない」という表現が少なからず一緒に表れて来る事があります。
「そんなことないよ」とそのまま反論したのでは、
「誰もわかってくれない」という本人の主張通りに動いてしまう事になります。
そこで、子どもの事を大切に思っている気持ちを伝えるのには、
小さい頃からのアルバムを一緒に見ながら、どんなに本人が可愛かったか。どんなに楽しい時を過ごしたのか。具体的に話してあげてください。(前述の雑誌より)


「言葉」を裏打ちするものをしっかり見せてあげる、本人が納得できるような形で提示してあげる。
それがないと、いくら言葉で否定しても、自己肯定感が崩れてしまった子供には伝わりにくいですものね。

具体的に、具体的に。
私の思いはちゃんと娘達に伝わっているのか。
独りよがりになっていないか。
怒り爆発モードの時でも、ちゃんと考えていたいところです。