のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

サポートする事。

2006-08-02 17:27:55 | 先生方に②参考になれば
本屋さんで「児童心理」という雑誌を立ち読みしていたら、
病院で病気の子ども達の心を支える仕事をしているという方のインタビュー記事に出会いました。

病院に行くことを怖がる子どもとまずは一緒に遊び。仲良くなり、色んな方法でそのこの中の怖さを取り除いていく。
手術の前には、手術室までのルートをスタンプラリーで「探検」し、当日は普段着のままで子どもに寄り添い、麻酔が効くまで傍にいる。

そういう事を仕事としている方が、サポートについてこんな事をお話していました。


一番しんどいところは代わってあげられない。でもできる限りのサポートをすることで、子どもが苦しい時「あっ、支えられている」と感じられる時がある。その実感が困難を乗り越える力となるのです。
甘える子どもになるなどと考えるのは、徹底したサポートをしたことがない人だと思います。
充分にサポートする事は甘やかす事とは違います。子供のためにならないのに言いなりになる。子どもと対峙する事から逃げる事が甘やかす事だと思います。
どうしてもやらなければならない注射を、子どもが嫌がったから止めるのは間違っています。サポートとは、子供の嫌だという思いを受け止めつつ、どうしてもやらなくてはならないという事を辛抱強く語りかけ、一緒にいてできる限りの事をするからと、あくまで支え続ける事です。そこには、そうすればきっとこの子は乗り越えられるという子供の力を信じる思いがあります。
(児童心理8月号「藤井あけみ氏インタビュー記事より抜粋)


病気の子どもを支えるのと、学校生活でのあらゆる問題を支えるのと、
もちろん違いはありますけれど、「サポート」に関する考え方には
共感するものがありました。

子ども達の生活の1部をサポートしたからといって、
世の中の全てが、その子にとって上手く回転するわけではなくっても、
何かで少しでも自信が持てれば、誰かが支えてくれているという実感が持てれば、
子どもはけっこうしぶとく頑張れるもの。
そんなことを、今の私は思っています。