バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

雪の北陸・温泉三昧バスの旅@石川

2010-03-13 23:57:48 | ☆バスde温泉(北陸)

正月が過ぎ去り、世間がようやく平常に戻りつつあるこの頃、大寒波が関西を襲ってきています。こんな寒いときには、いっそ、すこぶる寒いところで温泉に浸る幸せを味わいたいなぁ…

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そんな訳で、雪の北陸・加賀の温泉を巡ってみることにしました。朝の9時過ぎ、大阪発の特急雷鳥に乗り込みます。はい、特急サンダーバードではなく、敢えて旧型・485系で運行している雷鳥なのです。先ごろ新聞発表で、JR西日本は新型車量を導入して、この485系を雷鳥から引退させるようです。でもまあ、いまだに大阪環状線に103系を走らせているJR西日本のことだから、廃車せずにどこかのローカル線で朽ち果てるまで使い切るに違いないが…

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この485系の車内は、手入れされているとはいえ、灰皿の跡があるなど、ところどころに昭和臭が感じられる。また、コンプレッサーが作動すると床下からガタガタ振動が伝わってくるなど、さすがに古さは否めない。それでも走っているときは、実に重厚感ある乗り心地で、ひょっとしたらサンダーバードの683系より優れているような気がします。今の軽量ボルスタレス台車と違って、重々しい国鉄型台車を履いてるからでしょうか。

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列車が京都を過ぎて湖西線に入ると早くも銀世界。雪の比良山と陽光に輝く琵琶湖がきれいですね。敦賀を過ぎるとすぐに北陸トンネル。武生、福井、芦原温泉に停まったあと、加賀温泉駅に到着。ここで降ります。

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駅を降りると、旅館の旗を持った迎えのオヤジたちがウヨウヨ。久しくこんな光景は見なかったな。駅前のショッピングセンターの中にある観光案内所で情報収集。この駅から加賀温泉バスで山代温泉に向かうことにしました。バスは日野ブルーリボンの古いタイプ。フロントグリルに特殊なパネルが取り付けられていて異質な印象、この加賀温泉バス北陸鉄道の分割子会社だそうです。

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バスはこの後、山中温泉に向かっていきます。山中温泉には以前(2006年2月6日)このバスで訪れたことがあるので今回はパス。そのときは、さらに山中温泉のバスターミナルから加賀温泉バスの特急バスに乗り込み、金沢に向かいました。この特急の車両は日野のセレガでした。

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山代温泉からCANBUSに乗ります。車両はいすゞのエルガミオ。このCANBUSは加賀温泉郷に点在する温泉地と観光名所を巡回する観光周遊バスで、観光案内所で周遊券を購入する必要があり、一日券が1,000円。二日券は1,200となっています。観光案内のパンフ類が入った封筒を運転士に見せるだけで何度でも乗降できる方式で、コースは山代温泉方面の「山まわり」と片山津温泉方面の「海まわり」があり、加賀温泉駅を要にして8の字に運行。日本海観光バスと加賀温泉バスに委託されているようです。

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北陸の名刹、那谷寺を経由。雪が激しく降っていて、あまりの寒さにここはパス。どんなんだか判らないけど、温かそうだからという単純な理由で自動車博物館に降りてみました。

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館内に入ると…もう圧巻の一言。昔の高級車から大衆車、商用車、もちろんバスまで…時間を忘れて見惚れてしまいました。

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再びCANBUSに乗って加賀温泉駅に戻ります。今度は日野リエッセです。

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加賀温泉駅からは北陸本線で2駅先の粟津駅へ。車両は今や珍しくなった急行型電車の475系です。昔は長大編成で大阪と北陸を結ぶ急行電車で活躍していたのだが、今や短編成のローカル列車。典型的な国鉄スタイルがノスタルジックですね。

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粟津駅からバスに乗ろうとするが、温泉行きのバス停がない。どうやら温泉へは駅前ではなく旧国道にあるバス停から乗るようなのだが、場所もはっきりせず、雪で足元も悪いし、だんだん暗くなってくるし…で、やむなくタクシーで向かうことにしました。10分ほどで温泉街に着きました。ここも鄙びた雰囲気でいい感じですね。

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翌朝、総湯の前の粟津温泉北口BSから小松バスで小松駅に向かいます。車両は日野ブルーリボンⅡです。いすゞのエルガミオのOEMですね。見分け方はヘッドライトの違い。エルガミオが縦並びの4灯なのに対し、ブルーリボンⅡは2灯になっていること。

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この小松バスは小松駅を中心に路線を展開するバス会社だが、かつての社名は尾小屋鉄道。そうです。日本で最後まで残った(1977年)非電化の軽便鉄道として、あまりにも有名ですね。

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小松駅からは特急サンダーバードで短区間の乗車です。雪まみれで真っ白になった白山が車窓に見ながら再び加賀温泉駅へ。駅からはもったいないけどまたまたタクシーで片山津温泉に向かいます。例のCANBUS、「海まわり」で行けなくはないが、ぐるっと大回りするのでかなり時間のロスになるんですね。

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温泉から駅までは、今度はCANBUSが使えます。車両は日野リエッセ。

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加賀温泉駅で駅弁を仕込み、今度こそホンマモンのサンダーバードに乗って、帰途につきました。やっぱり新しい車両は居住性がいいなぁ…なんといってもシートが格段によくなっている。

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シートで駅弁を広げます。加賀名物の笹寿司です。上品な味付けでウマウマ!お腹が大きくなったら、すぐに睡魔に襲われました。シートがいいのでつい…気づけば京都、ぐっすり眠ってしまったようです。

  • 訪問日:2009年1月12日・12日

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