にほんばし・にっぽんばし・・・
にほんばしと読むのは東京で、大阪のはにっぽんばしと読みます。
以前なら日本橋といえば電器の町だったのだが、いまやヲタの巣窟。サブカルチャーの町になってしまっています。
そんな欲望うずまく町に、凛とした姿を際立たせているのがこの高島屋大阪店東別館です。
あまり知られていないが、この建物の3階に高島屋史料館があって、日本を代表する美術家の作品や能装束、皇室御用達の調度など、約5000点の作品が収蔵されています。
また、1831年(天保2年) 初代飯田新七が京都で古着・木綿商(屋号「たかしまや」)を開業してから現在に至るまで、高島屋の歴史を紹介したパネルや写真、昔のポスターなどが展示されていて、暫しのタイムトリップを味わえます。
ところで、この高島屋東別館、今でこそ高島屋であるが、実は元々は1923年(大正12年)に大阪に進出した松坂屋の2代目の店舗でした。
その後、松坂屋大阪店は1966年(昭和41年)に天満橋への移転に伴い、建物を高島屋に売却、ここを別館として難波の高島屋本店を補完しています。
いま、話題の心斎橋そごうの大丸への売却話…実は昔からあることなんですね。
- 入場料:無料
- 開館時間:10:00~17:00
- 休館日:日曜・水曜および年末・年始、展示替えの期間
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