バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

神の湯@平湯温泉(奥飛騨温泉郷)

2012-09-18 21:52:49 | 温泉(岐阜県)

JR・高山駅から濃飛バスで1時間ほどのところ。奥飛騨温泉郷の中でも最も古く、歴史ある温泉とされている平湯温泉は、今や乗鞍や上高地観光の玄関口として大いに賑わっています。


この温泉街の中で、唯一秘湯の雰囲気を漂わせるのがこの神の湯です。ここは中世の頃、甲州の武田家臣が高山に攻め入ったときに、この辺りの有毒ガスにやられ動けなくなった兵卒たちを、ここの霊泉に浴して元気を取り戻した…とされる平湯のルーツと言っていい温泉です。


平湯のバスターミナルと大きな旅館が建ち並ぶ中心街から、アカンダナ駐車場へ向かう旧国道を遡って、安房トンネルの平湯側の坑口近くまで登り、そこから脇道の山道でかなり上の方にきたところに現れました。車ならあっという間の場所だが、歩きだとけっこうきついな。


受付で入浴料の500円を支払い、そこからさらに50メートルほど遡ったところに男湯があります。女湯はさらに50メートルほど登ったところですね。


簡素な脱衣所で服を脱いで温泉へ。そこは森林のなか、清らかな空気と木漏れ日に包まれた露天風呂です。苔むした岩に囲われたひとつだけだが大きな浴槽には、その一部に屋根が架けられ雨でも大丈夫ですね。で、雪深い真冬はどうするかというと…閉めてます。


早速浸かってみる。お湯は茶褐色で、舐めてみると僅かに硫化水素臭があるものの無臭です。湧出温度が高いので加水しているがそれによって熱からず冷たからずの適温を保っていますね。これは癒されるなぁ…


意外にもリンスインシャンプーとボディーソープが置かれています。これは親切ではあるが、環境的にはどうか…一応天然由来の成分みたいですが…


この温泉、冬季閉鎖の理由は、ここに登ってくるまでの道の所為なんでしょうね。ここだけのために除雪はできないのでしょう。

・場所:濃飛バス・平湯BT
・泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 75.2度
・訪問日:2012年9月12日



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