沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

「珠玉」  開高健

2008年10月13日 | 日々のこと

 開高健氏の絶筆となった「珠玉」を買い求め、私は仕事帰り、どこか静かに読める場所をさがして、中野サンプラザの図書館へ。そこは夜まで開いているので。

 その頃の私は、彼の本に出会ってから、すっかり彼の魅力にはまっていた。でも、しばらくは、この作家のことを誰にも言えなかった。もったいなくて。自分だけの恋人のような存在にしておきたかったのかも知れない。

 二時間ぐらいたった頃、集中して読んでいると、ページが残り少なくなってきた。もうあと数枚で終わるというのがわかると、めくるのがおしくて・・・残りの文字を愛おしみながら時間を掛けて読んだ。その間中、ずーと胸が高鳴っていた。

 私は、子育て真っ最中なので、いつか落ち着いたら、彼の講演会とか行きたかったし、何よりも生きている彼に会ってみたかった・・悔やまれてしょうがなかった。

  この珠玉を読み見終えたとき、あまりにも早すぎる彼の死が、本当に残念で残念で残念でならなかった。

 本の内容は読んでみて下さいとしかいえません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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絶景の茅打ちバンタ

2008年10月12日 | 日々のこと

 久しぶりといっても、小学校のバス旅行以来40年ぶりに「茅打ちバンタ」へ行ってきました。こんなにきれいだったの?かしら。 

 国頭村宜名真(ぎなま)の集落から細い山道、坂道をおそるおそる登っていくと茅打ちバンタ(高さ80m)があります。バンタとは方言で断崖のことを言うそうで、束ねた茅を下に落とすと風でバラバラになって打ちつけられるということから、この名がついたそうです。

 今日のこの海は波ひとつなく、鏡の面ようなたたづまいで息を呑む美しさでした。 展望台の遊歩道にかわいいたますだれの花が咲いていましたよ。  

 観光客は、やんばるをドライブする時にスピードを出しすぎる人が多いので、危険ですから止めてくださいね。短い期間で、みんな見てやろうと思っているのかも知れませんが、やんばるは、よんな~よんな~(ゆっくりゆっくり)行くのがルールです

 なぜなら、国の天然記念物の「やんばるくいな」や「リュキュウヤマガメが道路を横断することがあって、よく被害にあっているからです。

 ゆっくりという気持ちでドライブすれば、よけることが出来ます。 

 偶然にも、私は、やんばるくいなの幼鳥を見ることができました。

 それは、突然でした。最初道路脇の藪から鶏のようなのが出てくるので、カラスかな?それにしては小さいな、と思っていたら、案内してくれた方が「やんばるくいなだよ」というので!

  ?びっくり!でも二三歩、歩いて出てきたと思ったら、車の音に気づいたのでしょう?とっとっとと、いう感じで藪の中へ消えて行ってしまいました。


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豊作

2008年10月10日 | 日々のこと

 沖縄は今年、一度も台風の直撃がないので果物がよく生っています。あちらこちらの庭先のバナナが例年より、大きな房をつけています。葉もいつになく青々して四方にのび広がっています。

 我が家にもおすそ分けがあって、二三日前に青い房をもらったのに暗いところに置いていたら、なんともうやわらかくなって食べ頃に。

 島バナナってどうしてこんなにかおりがよく、上品な味がするのでしょう。

 沖縄のバナナこんなにおいしいのにな~。輸入しなくてもいいんじゃない?と思うのですが。

 これからの世の中、地産地消がベスト。多少高くても、安全なものを食べたいよね。世界がエコをめざすなら、輸送費の削減にもなるし地産地消がいいと思います。

 


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雲を踏んでいるような

2008年10月09日 | 日々のこと

 いや~昨日はたいへん!超常現象?と冗談をいっている場合ではないんですが、歩いていると、雲を踏んでいるような感じで、ふらふら~と倒れそう。最近疲れた~とず~と思っていたら、この始末。おまけに、ストレスもたまっていたので、やはり、体は正直なんですね。

 以前にも軽いのは何回かあったのですが、今回はちょっと強い感じだった。目がくらくら回転する人もいるよう。

 更年期とか、メニエール病とか内耳の異常とかいろいろあるようだが、三時間ぐらい横になっていたらよくなったので、病院には行かなかった。行った方がよかったのかしら?

(写真は夕暮れの北谷の観覧車・・観覧車もメニエール?)

 


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三人目は育てやすい

2008年10月06日 | こども&孫

 部屋の整理をしていたらこんな写真が。

 生後5ヶ月ぐらいになった我が家の三男と次男、いとこの三人。。お兄ちゃんたちが「ピース」している手をみて、自分も~というように手を出している。

 二人目までは、出かける時も、手を引いて、おそろいの服、靴下を履かせたりして、ハイカラに育てるゆとりがあった。

 三人目が出来たら、共稼ぎなので、忙しくやることも多いしで、手抜きと言うのか、一歩退いてというのか子どもへのかまい方が3分の1に軽減。何事につけ「ま、いいか」という広い心持になった。なんだか3人いて初めて兄弟だなという気がした。

 幸い庭の広い社宅に住んでいたので、車道に出ることはなかったが、長男と次男に、見ててねといって家事をすることも度々だった。

 頃合いを見て、何回か様子を見に行っては、「もう、おうちに帰ろうか」といっても、「やだ!」の一点張り。三男は歩き始めた頃から、社宅の自分より年上の4,5,6歳の子どもたちに交じって、いっちょまえに遊んでいた。三番目は強い。育てやすい。 私の方が子育てに慣れてきたから?それとも、お兄ちゃんたちに鍛えられたの?この子もニキビがいっぱいの高校生になってしまった。

 


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インド映画

2008年10月05日 | 日々のこと

 今から10年以上前に観た映画「DDLJラブゲット大作戦」。

 友人と二人で入った映画館は、7つも上映されているのにどれも、これといって観たいものがなく、その中から「ま、これにしようか」ぐらいの気持ちで選んだのがこの作品だった。 

 しかし、予想に反して面白かった。ずいぶん長い映画のような気がしたが、インド映画を見るのは初めてなので新鮮で面白くて得をした気分だった。

  インドの上流階級の家庭や、サリーやインド女性の美しさなど、楽しめる映画だった。

 調べて見ると主演のシャー・ルク・カーンはインドを代表する人気男優のよう。インドでは娯楽のトップはなんと言っても「映画」だそうで、そのインドで大ヒット、ロングランを続けた怪物映画のよう。 

  話は変わるが、映画料金って高いよね。1000円ぐらいでもいいと思うが・・。60歳以上は1000円だと聞いたが、このひとつだけ取れば早く60歳になりたい・・な。

 


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どこに住むか?

2008年10月03日 | 日々のこと



 若い時北海道一周旅行をした。まず函館から入りそこで一泊。翌日8時間かけて札幌へ、夜、天北線・寝台車に乗って憧れの稚内へ。朝起きて、冷たい水で歯磨きしている間も、もうすぐ稚内の町、というのでわくわくしていた。  
 11月の初頭の北国の空気は冷たく感じた。  
  バスを乗り継いで、宗谷岬に。そこは思っていたのとは違って殺風景な感じがした。「日本最北端の地」と書かれた碑の周りでは-うみねこが飛び交って、売店がポツンとあるだけ。ここが最北端の地か~としみじみ思った。 


 札幌の友人が稚内にいると言う友人に電話をしてくれた。彼の案内で稚内をドライブ。印象に残っているのは、風が強いこと。高い木がないこと、ナナカマドの真っ赤な実。 
 その時思った。沖縄と似ているなと。風が年中吹いているので大きな木が育たないと言う。 沖縄も毎年台風が来るので木が大きくならない。そして沖縄を象徴する真っ赤なアカバナーと北海道で見たナナカマドの赤い実。     その夜、その友人のご両親が、私たちの民宿に毛蟹を差し入れてくれた。初めてお会いするにもかかわらず、この気遣いに人情の厚い人たちだなと感謝。  
 こんな辺境の地にも住んでいる人がいる。なんだか嬉しかった。沖縄の最南端の波照間にも住んでいる人がいる。住んでいる人がいるっていうことはそこを守っているのと同じ。ありがたいと思う。
 人間って住むところがいろいろあるのがいいなと思う。そこで育った人は、またいつかこの地に戻ってくる・・から。都会に憧れて、住んでみたりしても遠回りをしていつか、住み心地がよければ帰ってくる、何人かが。  

  新幹線や飛行機が何分短縮とかって競っているけど、もうこれ以上は良いのではないかと思う。 あまり近くなりすぎると、生活の仕方が画一になって面白くない。違いからわざわざ訪ねていく価値があるのに。 「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く?」   
  人と人の交流があれば、異国の人であっても愛しいと思うし、違う宗教の国であっても認めることができる。・・・よね。

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